ひとひらの雪 3/3話(出典:碧巌録第四十二則「龐居士好雪片片」)
雪竇(せっちょう)和尚は、「雪玉を握ってぶっつける」などとコメントしましたが、もうとっくに手遅れだというのは誰の目にも明らかです。 雪...
東西の古典を、きわめて平易な現代語に訳出する試みです。 意によって大幅に構成を改編し、読みやすくするために潤色を施しています。
雪竇(せっちょう)和尚は、「雪玉を握ってぶっつける」などとコメントしましたが、もうとっくに手遅れだというのは誰の目にも明らかです。 雪...
この龐居士という人は、かつて馬祖・石頭の両和尚のところで修行していたのですが、まず石頭和尚に対して「あらゆる存在からかけ離れた人とは、いった...
龐居士(ほうこじ)という人は、在家(出家していない)の仏教信者でしたが、その到達した境地はプロフェッショナルの禅僧をもはるかに凌ぐものであり...
さあ、納得がいかないのは残された武帝です。その場の怒りが収まってみると、疑問ばかりがどんどん募ってきます。 思い余った武帝は、当時数々...
<まえがき> 碧巌録とは、北宋初期、禅宗のお坊さんであった雪竇重顕さんが、『景徳伝燈録』という先師たちの生き様の記録千七百話の中から百...