
ひとつの宝 3/3話(出典:碧巌録第六十二則「雲門中有一宝」)
雲門和尚は言いました。 「オマエたち、もしもワシの言っていることの意味がわからないなら、なんとしてでもまず悟りへの入口を探せ! たとえオマ...
東西の古典を、きわめて平易な現代語に訳出する試みです。 意によって大幅に構成を改編し、読みやすくするために潤色を施しています。
雲門和尚は言いました。 「オマエたち、もしもワシの言っていることの意味がわからないなら、なんとしてでもまず悟りへの入口を探せ! たとえオマ...
雲門和尚は「至宝は各人の中に宿る」と、究極のところをいきなり宣言しました。 それだけでもう充分なハズなのですが、彼は弟子たちのために良...
誰からも教わらない智慧によって仏そのもののハタラキを発揮し、相手を選ばない慈悲によって頼られる前から友となる。 言葉ひとつで活かしも殺...
さて、雪竇和尚のポエムは冒頭にあげた雲門和尚の言葉から「ドラゴンに変化」したという部分を省いた簡潔なものとなっていますが、「雪解け水が押し寄...
雲門和尚の得意技はたくさんありますが、杖を使った説法もそのひとつでした。 実際に彼が杖を掲げると禅の偉大なるハタラキが現れて、人々を悩...
仏さまと人間は本来同じものです。 山や川と私たちの間には何の違いもありません。 にも関わらず、それらがまるで違うもののように見なされ...
とある僧が趙州和尚に尋ねました。 僧:「和尚さま、貴方は「究極の真実に至る道を歩くことは全く難しくない。ただ、選り好みさえしなければよ...
とある僧が趙州和尚に尋ねました。 僧:「ところで和尚、貴方の「究極の真実に至る道を歩くことは全く難しくない。ただ、選り好みさえしなけれ...
極めて強固な鋼鉄の壁を必死に突き抜けようとしてきたが、ようやく突き抜けてみたならば、なんと自分こそが鋼鉄の壁だった・・・ さて、私はい...
今回のエピソードに対し、雪竇和尚は次のようなポエムを詠みました。 勇者の前に「関所の主」出現! 矢を放つなら当たるように放つべし。 眼...