「善悪と因果の関係について」 第3話(出典:善悪因果経)

ブッダの話は続きます。

「「悟った人」、「道を学ぼうとしている人」、そして「行うべき道」、これを私は「三つの宝」と呼ぶ。

アーナンダよ、そういうわけだから少なくとも私の弟子である限り、この「三宝」を粗末に扱うようなことがあってはならない。たまには面倒くさく思うこともあるかも知れないが、努力する気持ちを忘れないようにしてほしいのだ。

私の言うことをしっかりと学んで努力する者は、56億7千万年後に私の後任者であるマイトレーヤ(弥勒菩薩)が救世主として降臨する際、必ず居合わせることができるだろう。

「悪い心」を持つものは地獄行きだと先ほど話したが、折角の機会だから地獄の種類についてもう少し説明しておこう。

人の着物を剥ぎ取ることを喜ぶようなヤツは、寒氷地獄に堕ちて骨髄まで凍え果てる。
生き物を刃物で殺すことを喜ぶようなヤツは、刀山剣樹地獄に堕ちて切り刻まれる。
生き物を追いかけまわして殺すことを好むようなヤツは、鉄鋸地獄に堕ちて身体をノコギリで切り刻まれる。
酒に酔って他人に迷惑をかけるようなヤツは、飲銅地獄に堕ちて熱した銅を飲まされる。
再婚相手の子と自分の連れ子を平等に扱わないようなヤツは、火車地獄に堕ちて焼かれる。
友情を裏切るようなヤツは、鉄犂地獄に堕ちて果てしない重労働を課される。
口の悪いヤツは、抜舌地獄に堕ちて舌を抜き取られる。
嘘ばかりついているようなヤツは、鉄釘地獄に堕ちて全身にクギを打ち込まれる。
霊能力者をかたるようなヤツは、斬腰地獄に堕ちて身体を半分に切断される。
霊能力者をかたって人をダマしてその財産を奪うようなヤツは、鉄銅地獄に堕ちて無数の鳥に身体の肉をついばまれる。
霊能力者をかたって人をダマして殺人を犯させるようなヤツは、斧斫地獄に堕ちて鬼たちに切り刻まれ、眼を鳥についばまれる。
医者なのにちゃんとした治療をしないでお金だけ取るようなヤツは、針灸地獄に堕ちてデタラメに針を刺され、デタラメに灸をすえられる。
教育施設を破壊して師匠にタテつくような親不孝者は、阿鼻大地獄に落ちて43億年もの間、様々な地獄を次々と巡回させられる。もしその時点で素直な心を取り戻すことができておれば脱出できるが、そうでなければもう一度地獄巡りに出発だ。」

―――――つづく