ぐっちーさんと話そう<9> ピンクの馬に乗った騎士、現る!

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こんにちは。今週もよろしくお願いします!

みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。

先週のぐっちーさんのエッセイ「妄想生き物紀行 第9回 ウマ〜白馬に乗った王子様は現れるだろうか」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、今回もお伝えいたします。

先週のぐっちーさんのエッセイ、そしてポッドキャスト「妄想旅ラジオ」第9回「ウマ」もお聴きになるとよりお楽しみいただける内容です。

ぐっちーさん、よろしくお願いします

ウマいウマは何色?

野生動物も近親交配を繰り返して血が濃くなるということがあるそうですが、先週のエッセイで衝撃だったのは、サラブレッドの血のあまりの濃さ。絶妙な血統バランス4×3というのはつまり本人(馬)から見ると、おじいさんとその母親、またはおばあさんとその父親との間に生まれた子が親であるということで、人間界の推理小説でいえば惨劇の温床になりそうな血の秘密。犬神家もビックリのドロドロした関係性ですし血もドロドロです。

そんなわけで遺伝の話が飛び出すか? と予想しつつ待ち構えておりますと、坂の餅さんからこんな質問が。

『黒王号』を調べてしまいましたが『北斗の拳』に登場したラオウの愛馬だそうです。それくらい知ってましたかそうですか、うっかり知りませんで検索してみたら、巨大な黒い馬が出てきました。たてがみも真っ黒でかっこいいです。

白馬がそれほどレアなものと思わなかったのも、本の挿絵や漫画に出てくる馬はだいたい白か黒に見えるから。黒い馬もレアなんでしょうか、ぐっちーさん?

青毛って言い方も何だかかっこいいです。でも写真で見ても……

そうなんです、モノクロの絵だから白か黒にしか見えないというだけの問題ではなかったようで、素人には今ひとつ馬の毛の色の違いがわかりにくいのです。だからってなぜ黒豚の話になったんでしょう。ああ、ぐっちーさんが「黒毛和牛」とか言うからですよ……

黒い毛の遺伝子と肉が旨くなる遺伝子が!? 適当なこと言っちゃいけませ……とはいえ妙に説得力を感じるのも確か。熟れた果物の色が濃くなることからの連想でしょうか、色の濃い方が妙に「充実感」を感じる傾向のあることを否定できません。

烏骨鶏、後で調べると、羽毛は白かったり黒かったりですが、顔が黒い鶏でした。不思議な風格を感じます。やっぱり黒い動物には何かがある?

ああ、確かに、白い卵よりちょっと茶色っぽい卵が美味しそうに見えます。羊肉は割と好きですが、頻繁に食べるわけでもないですし羊の種類を気にしたことはありませんでした。サフォークは美味しいのか……しかしサフォークの赤ちゃん、鬼のようにかわいいですね。黒い動物はまず、かわいいのは確かです。私は猫好きですが、以前は猫も黒猫が一番かわいいと思っていました(うちの猫が白いのでアッサリと宗旨替え)。

これは空腹時に見ない方がいいリンクです。もはや動物の話ではなく食べ物の話になってきました。

「黒い動物は美味しい」と感じさせる文化的な刷り込みでもあるんだろうか? と一応考えてはみたのですが、やはり敢えて言うなら「よく熟れた果物」からの連想くらいで、何かで強烈に思い込まされているというようなものではないような。

アレやコレを食べてみての学習なんでしょうか。
でもやはり、こと卵に関しては謎が残ります。同じパックに入った卵でも大きさ、殻の厚さ、黄身の充実ぶりに個体差はありますし味も多少違うと感じることもあります。が、同一のパックに有色と白が混在している時、そうした個体差と「色」はほとんど関係がないというのが経験則。それなのにやはり、色のついた方に魅力を感じてしまいます。皆さんはどうでしょうか?

謎と空腹感の残る楽しい対話となりました。坂の餅さん、どうもありがとうございます!

ウマはどれほど化けるのか?

続いて話題は馬に戻り、シャルル大熊さんからの質問です。

4億7千万円とはすごいですね。重さだけでも随分増えてます。1万円札の重さは1gで1円玉とほぼ同じらしいというのは面白い話ですが、百円玉は何gなんでしょう。それが4億円に。1億円玉でいうと4枚ですから……と、だんだん何言ってるかわからなくなってきます。

ぐっちーさんは競馬には詳しくないと書かれていましたが、果たして馬券を買ったことはあるのか?

あったのですね! 一瞬というのは抽象的表現なので、仮に5千円使うのに1秒かかるとします。すると、1億円使うのに2万秒、4億7千万円使うとなると94000秒かかる計算になります。これは約26時間。

想像の難しい大きなお金を時間に換算するというのはけっこう面白いアイディアではないでしょうか。四億七千万円とは、一秒あたり五千円使っても、使い切るのに丸一日以上かかるお金です!

これ、確かに一瞬でいけそうな使途ですがいくらかかるんでしょうね?

シャルル大熊さん、ありがとうございます!

伝説の騎士ぐっちーさん、ピンクの馬に乗る

さてようやくページトップの謎の絵に言及するときがやってきました。

これ聞いてみたかったんです。「王子どもよ、白馬を探すより自分の足で実直にアプローチせよ!」と高らかに言い放ったぐっちーさんが馬に乗るならば、さてどんな馬?

妄想号はピンクの馬! 素晴らしい!!

そんなわけで生まれた絵を最後にもう一度。ポッドキャスト城の灯りを目指しインター=ネット峠を愛馬・妄想号で越える伝説の騎士ぐっちーさんです。

ピンクの馬に乗ったピンクの熊騎士にもうタジタジだという魑魅魍魎の皆さん、魑魅魍魎ではないけれど心臓を撃ち抜かれてしまったという方、次回もぜひ読んでくださいね。よろしければ「ぐっちーさんと話そう」にもご参加を。

さて次回は「ダイオウイカ」がテーマです。妄想旅ラジオ第10回「ダイオウイカ」に対応しています。ラジオは深海の神秘、ダイオウイカの長時間の撮影に成功したというニュースに沸いていた頃の放送ですが、その後「深海」は一時のブームにとどまらず多くの人を引きつけてやまないようです。そんな深海の謎を一味違う観点から読み解くエッセイ、どうぞお楽しみに。

ご意見・ご感想・ぐっちーさんへのメッセージは、こちらのコンタクトフォームからお待ちしております。

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