何でも食べる・基礎体力・超小顔 地球生物、進化中! ぐっちーさんと話そう<67>

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こんにちは。今週もよろしくお願いします!

みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。

今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「サーバル〜進化はルールが突然変わるゲームである」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。

先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。

ぐっちーさん、よろしくお願いします

ヒヨドリのおそるべき戦略

まずはホテル暴風雨風オーナーからの質問です。

うーん、確かに、サーバルとライオンみたいなわかりやすい棲み分けのない、似たような小鳥っていっぱいいます。ニッチの奪い合いにはならないのか。

衝撃!!

果樹を育てている人の悩みの種といえばこの鳥、というヒヨドリ。テカテカしたシートを張ったり防鳥ネットを張ったりみんな大変ですが、これを見ると納得するとともに少々見方が変わります。むしろメジロが「パンの耳だけ残して食べる子供」みたいに見えてくるというもの。何でもかんでも「この後ヒヨドリが美味しくいただきました」という仕組みになっていたのか!?

ヒヨドリの戦略すごいです。

パンの耳美味しいよね。

風オーナー、ありがとうございます!

シーラカンスのおそるべき基礎力

さてお次はシャルル大熊さんからのコメントです。

深海の神秘ときたら、ねえ。

どのへんがポイントで生き残ってきたのか考察の糸口が見えない生物がいっぱいいます。

シーラカンスもまた、どのへんが他種生物より強かったのかよくわかりませんが、心肺機能がすごいのですね。えっ、そういう意味じゃない? ていうか魚類だから肺はないですね。心鰓機能にすぐれたマラソンランナー体質なんでしょうか。

ルールの変わり方が予測できなければ何が「汎用性」かもわかりませんが、過酷な温度湿度放射線などに強いクマムシ的強靭さは進化という競技における汎用性といえそうですね。そういうやつなの、シーラカンス?

シャルル大熊さん、どうもありがとうございます!

サーバルちゃん VS アーニャちゃん

「けものフレンズ」面白いですよねー。

結局誰も「けもフレ」トークをしにきてくれなかったなあ〜。
「妄想旅ラジオ」の盛り上がらないけもフレトークときたら、ぐっちーさんのひとり動物園くらい最高だったのに……

おお、SPY×FAMILYとな!

はい、私も毎度おなじみアマゾンプライムでアニメ版を見ています。超能力犬の登場くらいまできました。可愛い絵柄にお約束のドタバタ感、レトロな中にちょっと現代的エッセンスのある世界観と、誰もが楽しめる国民的作品の風格があるな〜と思いながら楽しんでいます。

ぐっちーさんがはまっているのはコミック版でした! コミック原作のアニメ化というのも、コンテンツ界の定番戦略ですね。

サーバル、さらにおそるべき進化中

おわりに今回のページトップの絵について。ふつうにサーバルを描いたのですが、

サーバルの小顔ぶりがほんとうにすごい。小顔だと手足の長さも引き立ちバランスよくかっこよく見えるのは確かですが、写真を見ていると、「だからって、小さければ小さいほど良いってものか?」という、誰もが思いつつ口に出さない問題を心の中で再燃させずにはおかない……なにせ美しさという点ではイエネコが頂点だという美的感覚の持ち主ですのでね……。

なんて最初は思っていたのですが、参考資料として画像や映像を見ているうちにサーバルのかわいさに目覚めてきたのでした。

それと、サーバルの写真を漁っていると、「顔つきといい骨格といい、これはサーバルではなくややサーバル似のイエネコでは?」というものがかなり出てきます。不審に思って調べると、イエネコとサーバルを交配させた「サバンナ」という新しい猫種(2012年に正式に認められたという情報発見)があるとのこと。

人間の業の深さを思わずにいられませんが、しかしイエネコとの婚姻・混血とは、サーバルの戦略おそるべしです。サーバルではなく人間の仕業ではあるのでしょうが、「人間の美的感覚に強く訴える容姿」かつ「イエネコと交配可能」という条件が新しい生残戦略につながった、とは言えるのかも!?

いや〜猫って本当に美しいですよね。

というわけで今回はこれにて。次回のテーマは「ヒバリ」です。妄想旅ラジオ第68回「ヒバリ」 もぜひお聴きください! 私は、ぐっちーさんのヒバリの生息域の変化のお話を聞いて、自分がヒバリを見たことがないと気づいたり、たまさんのお話を聞いてご当地ファミレスに興味を持ったり、みんな大好きあのファミレス発祥の地が意外と近所だと知ったり、ポチ子さんのお話を聞いて、ヒバリ同様春の象徴・あの野菜をたくさん食べたくなったりしました。次回のエッセイも、どうぞお楽しみに。

ホテル暴風雨にはたくさんの連載があります。小説・エッセイ・詩・映画評など。ぜひ一度ご覧ください。<連載のご案内>