先日、あるイラストレーターが、インタビュー記事でこんなことを言ってました。
「僕の場合は“絵を観てもらうこと”が展示の1番の目的ではなくて。
個展をする時は、いつも会場のある町の最寄り駅からこの道を歩いてここに来た時に、
こんな絵があったらいいだろうな、
みたいなことを考えて絵を配置しています。」
もし私が同じ質問をされたら…
「私の場合は、個展をする時は…
っていうか個展はしたことないですけど、
グループ展などに参加する時は、
もし絵が売れ残っても自分の家に飾ればいいや、
みたいなことを考えて展示してます。」
実際、うちには自分の作品が所々に飾ってあります。
ギャラリーでは…
こんなことがよくある存在感の薄い作品ですが、
自分の家では…
良い度胸して大御所と肩を並べてます。
それはまるで…
こんな子みたいな?
私の作品は、内弁慶なんです。
いっそのこと…
なんて考える今日、この頃です。
ちなみに、かっこいいインタビュー記事のイラストレーターは、killdiscoさん。
代官山ルーフミュージアムで個展開催中(〜2023/2/6)です。
インタビュー記事はこちらで読めます。
https://lurfmuseum.art/pages/killdisco-mag
(津川聡子 作)
*編集後記* by ホテル暴風雨オーナー雨こと 斎藤雨梟
津川聡子作「やっとこ!サトコ なう」「第120話 妄想インタビュー」いかがでしたでしょうか。
個展の構想の立て方は人それぞれなんですね。漫画から「詩人みたい」とイメージしたkilldiscoさんのインタビュー、読んでみると、一期一会の一発勝負という感じもまたかっこよかったです。津川聡子さんの絵はこの漫画でもおなじみのゆるかわいい線画やデジテル作画の他に、水彩画に羊毛フェルト、何と近頃は漆喰アートという新技法も登場して、実に多様。それが津川さんのおうちに飾ってあると、サトコテイストのインテリアの中で、びっくりするほどのナチュラルな統一感が。「展示会場ごとプロデュース」できる、クロード・モネみたいな才能があるに違いありません。ギャラリー開業しちゃってしちゃって! それに、アートとDIYで空間ごとプロデュースのご用命はぜひ津川聡子@ホテル暴風雨へ。施工例は追い追い漫画に登場します。ご連絡はコンタクトフォームから(^o^)
「やっとこ! サトコ なう」へのご感想・作者へのメッセージは、こちらからどしどしお待ちしております。