第142話 ミシンリーダー八ちゃん

このナップザックは、近々行われる学校の展覧会で、全員の作品が展示されます。

そんなある日、担任の先生から電話がありました。

家も探してみましたが、見つかりませんでした。

そんな心配していると……

意外と大丈夫で、ホッとしました。

その翌日、ナップザックは家庭科室に落ちていたと先生から報告があり、展覧会には無事に出展できました。

(津川聡子 作)


*編集後記*   by ホテル暴風雨オーナー雨こと 斎藤雨梟

津川聡子作「やっとこ!サトコ なう」「第142話 ミシンリーダー八ちゃん」いかがでしたでしょうか。

ミシンの上手下手はそれこそ、家庭科で初めて習った時からあるように思います。みんな初めてだけれど、なぜかミシンに愛される人と愛されない人がいるような。八ちゃんは、おばあちゃんに習ったことがあったとはいえ、才能がある選ばれし者だった!
有名な画家の絵と思われていたものが実は弟子の作品だったと後でわかることはよくあるみたいですが、逆に、サインは別人だけれど……という、八ちゃんのような「無欲な巨匠の真作」ケースもあるのでは? と思った今回。展覧会には八ちゃんのサイン付きと隠れた真作と、二作展示できて、よかったよかった。

「やっとこ! サトコ なう」へのご感想・作者へのメッセージは、こちらからどしどしお待ちしております。次回もどうぞお楽しみに♪

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