皆さまこんにちは。
ホテル暴風雨オーナー 斎藤雨梟です。
ただいまBFUギャラリーで、個展「昔、あるところに」を開催中の、
まつやまさとこさんのリアル個展@「コーヒー&ギャラリー ゑいじう」、まつやまさとこ布画展「春のたし算」にお邪魔してきました。
階段を上って2階に行くと、DM画像にも使われたあの絵が迎えてくれます。白い壁の明るい部屋で、落ち着いて絵を観ることができます。
ちなみに1階は美味しいコーヒーが飲めるカフェフペースで、こちらの壁面にも作品が展示されています。
花や鳥をモチーフにした作品が春を告げるようです。クマ、バクなども。ひとつひとつに物語が隠されています。見ながら想像したり、まつやまさんがいらっしゃる時ならば制作秘話を聞きながら鑑賞するという贅沢も味わえます。私は、クマがスイカ畑から取ったスイカを抱えて二足歩行で逃げることがあるらしいという実に面白いお話などいろいろ伺いました。このエピソードもある形で絵になっていますが、もちろん、クマのスイカ泥棒、などという直裁なものではありません。作品だけを観ても楽しいのですが、ちょっとしたエピソードや体験がたし算されてこんなふうに作品になるのか、というプロセスを垣間見られるのは、間違いなく直接お話を伺う喜びのひとつです。
まつやまさんが不在でも、この可愛いポストがお手紙を預かってくれるようですよ!私も何かこっそり書いて入れればよかった……
壁面の一部は、購入した場合、即日持ち帰り可能なミニ額コーナー。大人気でした。
はじめてこのサイトに来てくださって「見てみたいな〜」と思われた方、BFUギャラリーならば今すぐじっくりとまつやまさんの個展をご覧いただけます。
そして、お近くの方はぜひ、リアル個展もはしごしてみてください!
BFUギャラリーでは平面額に入れての展示ですが、リアル展示会では、まつやまさんの作品は写真のような特注品の半立体額に入っていて、これがまた作品とぴったりで素敵なのも見所。
まつやまさとこさんの在廊日は、こちらのまつやまさんのブログでご確認を。
さて、1枚目の写真に話は戻ります。
ギャラリースペースに入るとすぐに、小さめのピアノが目に入ります。ピアノの上の壁にはあの絵が。透かしの入った可愛い譜面台に置かれているのは、「春の数えかた」という本。動物行動学者・日高敏隆さんによるエッセイ集で、私は読んだことがなかったのですが、パラパラ見るととても面白そう。まつやまさんによる個展挨拶文には、その本の中の「生きものの種がちがえば、春のくる日もちがうのである」という一節に関するコメントが。いろいろなものが足されてできた「春のたし算」、春を呼んでくれるような個展でした。
2017年3月11日(土)まで開催中です。
曙橋 COFFEE & GALLERYゑいじう
11:00~19:00(最終日は16:00まで)
そして4月にももうひとつの個展があります。
南麻布little fieldにて4月7日〜13日
こちらは何とまさに4月7日にオープンするギャラリー&雑貨のお店のオープン記念展示だそうです。オーナーが海外で買い付けてきた手づくりの雑貨とともに、まつやまさんの作品が小品中心で並ぶという、ゑいじうの個展とはまた違った雰囲気が楽しめそうな展示です。