この頃AIに流行るもの、嘘つき・暴走・知ったかぶり ぐっちーさんと話そう<68>

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こんにちは。今週もよろしくお願いします!

みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。

今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「ヒバリ〜AIとダジャレ勝負」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。

先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。

ぐっちーさん、よろしくお願いします

「あなただけのAI」への道のり

先週のエッセイは、ぐっちーさんの楽をしようという革新的な試みとして「ヒバリについて話題のAI Chat GPTに聞いてみる」という箇所がありましたが、すごかったですね、Chat GPT。暴走してましたね。ダジャレの概念もまだよくわかっていないようです。しかし「弁舌滑らかにデタラメを言う」感じに、私は「AIなんてまだまだ」という余裕よりは「人間ぽい」と、不気味の谷に迫ってきたという恐怖に近い感覚を覚えました。みなさまはどうお感じになったでしょうか。さて、ホテル暴風雨風オーナーからの質問です。

こういう学習、してほしいですよね。人間との会話かのように楽しむには、対人間の時のような信頼感や親しみがあってこそという面がありますから。

うーむ、なるほど。私も使ってみたのですが、新しい話題について話したり聞いたりするには、「新しいチャット(ツリー)」を始めることが推奨されるようなのです。そうか、新しいチャットだと話題のみならず関係性もリセットされてしまうのか。

「育てゲー」的楽しみはないのか。そのうち実装される機能かもしれませんが。
しかしこれ、かなり究極の個人情報となりそうです。

なるほど。長い長いツリーにすればいいのか。

そこで、同じチャット(ツリー)を延々と続けてもいいのか、文字制限などはないのか、Chat GPTのサイトを見てみましたがよくわかりません。全部英語だしちょっとしたハードルですよね……自動翻訳すると大筋はわかっても肝要なところが不明確になるしね……

とか言ってないで、直接聞いてみればいいじゃないか! と、思いついたので聞いてみました。

私:同じチャットをずっと続けてもいいのですか?文字数制限などはありますか

Chat GPT:はい、同じチャットをずっと続けても構いません。文字数制限はありませんが、一度に大量のテキストを送信すると、私が正確に理解するのが難しくなる可能性があります。そのため、質問を簡潔に、明確にすることが大切です。

だそうです。なーんだできるのか!

結論:育てゲー的に楽しめる

風オーナー、ありがとうございます。

話術詐術の名人に生真面目な優等生。人間いろいろAIもいろいろ

シャルル大熊さんからもコメントです。

ねー、本当です!

「雲雀が飛ぶのは高く、座るのは低く、でも、どっちも美しい」って。禅問答か。AIダジャレが味わい深すぎました。

「ダジャレ? 何それわかりません。お手本見せてください!」とか言ってくれればダジャレ好きはウホウホひねり出してしまうでしょうに。

AI専用嘘発見器作ったよ とか言ったらビックリして警戒するでしょうかね。Chat GPTを育てに育てた後に今度やってみよう。

人間の子孫なわけですからね。しかしネットニュースに「学生の宿題やレポート、ビジネスレターに使われまくっている」と出ていたChat GPTですが、ダジャレの宿題でさっきの出したら良くて3点くらいです。宿題、ましてやビジネスレターに使って大丈夫なのか!?

おお! 素直で真面目なAIもいた。その名もPerplexity.

日本語でも使えますが、回答は英語です。ところどころ日本語交じりになることも。

たとえば、「ダジャレ」と入力したところ、新しいダジャレを考えてはくれませんでしたが、こんなふうに例は挙げてくれました。

ダジャレ (dajare) is a type of Japanese wordplay or pun. It typically consists of short phrases with 4-8 characters and can be used to lighten the mood in tense situations. Popular examples include “オカリナを借りな” (borrow an ocarina) and “猿が去る亀を噛め” (a monkey bites a departing turtle). おやじギャグ (oyaji gag) is another type of Japanese wordplay, usually involving older people

ダジャレ代表筆頭は「オカリナを借りな」。これもなかなか味わい深い。

そうですね。「AI的な回答の典型」みたいなものは存在しないようです。様々なタイプのAIがある以上は。

わかった上で、私もAI的ダジャレを考えてみました。

「立てば立ちヒバリ座れば座ヒバリ歩く姿は歩きヒバリ 美しい美しい美しい」

どうでしょう?

シャルル大熊さん、ありがとうございます!

ヒバリは色鮮やかなのか?

さて、先週のエッセイでのChat GPTの回答を見て、私も気になっていたことがありました。

「色鮮やか」という記述です。だってヒバリって、

これです。姿は美しいですよ。でも色鮮やかって、違和感がないでしょうか。それとも私の目が変だったのか。

色は地味。そうですよね。またしてもAIに翻弄されたようです。

AIは人間の真似が思った以上に巧みだともいえます。人間が抱き、社会に流布する「ヒバリ」のイメージに引きずられてしまうのかもしれないですね。

だってほら、

演歌史上最も華やかなお方ですからね。そういうこともあるかもね。

と、考えていたら、トリフィドさんからもコメントが!

ヒバリの可食部分はなるほど少なそうです。が、それはさておき。

美空ひばりさんだけでなく、「ヒバリ」に派手なイメージを与えているものは他にも数多いですね。やはり声が美しいことで派手なイメージがあってのことなんでしょうね。

あれ、そうだっけ? (思わず検索)

ヒバリのイメージ変化がすごい。

考えてみると、イメージ化・キャラクター化されても原型をとどめがちなものと、何だかわからなくなっちゃうものと、あるものです。

ネズミとヒバリはわからなくなっちゃう派代表。

ウサギなんかは、わりと原型とどめ派じゃないでしょうか。

鳥山にはペンギン村があります。知らんけど。

新たに、鳥地名情報がトリフィドさんから!

鳥って人間に影響を与えてきた生き物なのですねえ……。

都道府県にも「鳥取」があるし、有名な鳥地名として「真鶴」「鵠沼」などがあります。

「雲雀ヶ丘」は全国にあるそうですが、東京都西東京市にあるのは「ひばりヶ丘」。ちなみにそこが「すかいらーく」発祥の地とのこと(ちなみにこれは妄想旅ラジオ「ヒバリ」の回のたまさんのお話で得た知識)。ヒバリがひらがな表記です。「雲雀ヶ丘」が近所にあると「雲雀」の漢字を覚えるのが早そうですが、私は遅かったのできっと「ひばりヶ丘」のせいです。

ペンギン村ありましたね〜って、「鳥」山明先生!

ピングー町は寒そうだけれど行ってみたい。

キョロちゃんヶ淵も怖そうだけど行ってみたい!

頭の中はすっかり鳥の運動会です。

さて、鳥の地名といえば最近思ったことがあるのです。

鳥がいっぱいいると面白くてつい見続けてしまいます。双眼鏡で見る人や、大砲みたいな望遠レンズで撮影する人も見受けられるので、鳥好きが集まるスポットなのだと思います。

漁師さんが目指す鳥山……明先生? (明らかに違う。明だけに?) そう思ったのは私だけではありますまい。

魚群に鳥が群がるので、そこを目指せばたくさん魚が獲れるということらしいです。鳥島を鳥山と勘違いすると、うん、座礁しますね。区別が大事。

知らんけどって。そんな投げやりな保険までAIが使い始めると世も末感が半端ないですな。

雲雀ヶ丘はいいところ。知らんけど。

さて、ますます頭の中が鳥の運動会になったところ、ぐっちーさんのおかげで、奇跡的に話題がヒバリに戻りました。

花やしき? (日本最古の木製ローラーコースターを有するあの浅草のレトロ遊園地を思い浮かべてしまうのは関東人、いや東京人だけなのか……)

やっぱり楽しそうですよね。遊園地みたいで。

いやでも雲雀丘花屋敷は遊園地ではなく本当に素敵なお屋敷が並んでいるのでしょうか。

そうだ、Chat GPTに聞いてみよう。

架空の花屋敷とな。

(阪急電車の駅で素敵なお屋敷が並ぶ高級住宅地だという情報も別所で確認)

お後がよろしいようで。

トリフィドさん、どうもありがとうございます!

イメージです(ヒバリの)

最後に、ページトップの絵について。

「写真(イラスト)はイメージです」という、誰が言い出したのか知らない魔法の文言は近頃すっかりおなじみです。商品名やタイトル、説明文などに写真やイラストが添えられ、脚注的な位置付けに小さく「※写真はイメージです」なんて書いてある。イメージがイメージすぎてにやにやしてしまう案件にもしばしばお目にかかります。もう、タイトルと脚注入れ替えちゃえばいいのでは? って感じの。それを素直にやってみた次第です。素直なタイプのAIを見習って。

ところで英語だと「イメージ(image)」って「画像」という意味なので、「画像は画像です」になっちゃいます。英語圏にはこの種の魔法の文言ってあるんでしょうか? あるとしたら何というのか。Chat GPTに聞こうとしたら、”ChatGPT is at capacity right now” (ただいま満席、というニュアンスと思われます)とお断りされて入れず。人気者です。

というわけで今回はこれにて。次回のテーマは「サトウキビ」です。妄想旅ラジオ第69回「サトウキビ」 もぜひお聴きください! サトウキビの光合成のしくみや砂糖の種類、コーラのお話など毎度おなじみ意外な切り口が楽しいです。次回のエッセイも、どうぞお楽しみに。

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