ハトハト詐欺疑惑の看板 illustration by Ukyo SAITO ©斎藤雨梟
Twitterでお話しました
こんにちは。今週もよろしくお願いします！
みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。
ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「妄想生き物紀行 第11回 ハト〜平和の象徴であるハトと人間の共存を模索する」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、今回もお伝えいたします。
先週のぐっちーさんのエッセイ、そしてポッドキャスト「妄想旅ラジオ」第11回「ハト」もお聴きになるとよりお楽しみいただける内容です。
ぐっちーさん、よろしくお願いします
鳩三郎さんの悩みと憤り、そして怖れ
ハトの立場になって相談に乗ってくれる弁護士・鳩山由起子先生って、人間なんでしょうか、ハトなんでしょうか、どっちでしょうね？
そんな鳩山由起子先生に、ハトの鳩三郎さんから相談が寄せられましたので、私が代わってツイートしました。
ぐっちーさん@mousou_guccy鳩山由起子先生こんにちは。鳩三郎といいます。ご相談なんですが、我々がよく行く駅前の広場に、ハトの絵入りで「NO! エサは要りません」と書かれた看板があるのです。どうも人間が勝手に作ったものと思われ腹立たしいです。あれはハトハト詐欺ではないでしょうか？
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 25, 2020
ああ、アレですね……そうです、ページトップに載せたようなこういう看板のことでしょう。
よくありますね、こういう破壊力満点な看板やポスター。独特の味わいが嫌いじゃないですが、鳩三郎さんは、あれはハトハト言ってるけど本当にハトの作った看板か怪しいものだというご見解です。怪しいというか何というか……どうなんでしょうぐっちーさん？
相談ありがとうございます?
鳩三郎さんはパン好きですか？
実はパンには塩分が多く含まれているので気をつけた方がいいですよ
また、人間は道端にゴミを捨て、それを食べにきた熊を殺す、美人局の名人です
餌をもらっても、別の人から迫害を受けるかも知れません
人間とは距離を置きましょう— ぐっちー (@mousou_guccy) November 25, 2020
看板がハトハト詐欺だとか言ってる場合じゃないということですね。おっしゃる通り、人間界はハトハトよりはギスギスしがちですので気をつけねばなりません。
ありがとうございます。鳩三郎です。パンは大好きですがそんなに体に悪いのでしょうか？ 美人局の名人が「エサは要りません」という看板をなぜ作るのでしょう？ 複雑な人間界が怖くなってきました。週末にくす玉から飛び出す仕事を引き受けてしまいましたが、断った方がいいでしょうか？
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 26, 2020
鳩三郎さん、人間不信に拍車がかかってしまいました。
鳩三郎さん
塩分は必要ですが、取り過ぎは良くありません
濃いめの味噌汁が好きなお爺ちゃんに、好みの濃い味噌汁を出すのか、薄味を出すのか、どちらが優しいでしょうか？
良い人間、悪い人間の両方います
不安であれば薬玉から出たら家には戻らない方がいいでしょう— ぐっちー (@mousou_guccy) November 26, 2020
あれから鳩三郎さん、くす玉から飛び出したきり、行きて帰らず。連絡が途絶えました。
鳩サブレー食べて思い出に浸ることにします。どうぞお元気で。時々手紙でも下さい。伝書鳩で。あ、それだと本人来ちゃうのか。それでもいい。それがいい。鳩三郎さん、ありがとうございました。
平和の象徴で、開運
続いて坂の餅さんが青春の思い出をこっそり教えてくださいました。
高校受験の朝に阪急電車のガード下を通った時、鳩に糞をかけられました。学校ですぐトイレに行き肩に着いた糞を拭き取り、受験しました。家に帰ってヤレヤレ、と頭に手をやるとカサカサ。髪の毛にも糞が着いてました。一日中後ろ頭に糞を着けたまんま知らずに過ごしていました。鳩は平和の象徴ですね♥️
— 坂の餅 (@korogaru40) November 29, 2020
運がついたでしょう
— ぐっちー (@mousou_guccy) November 29, 2020
ハトのフン（ハトに限らず鳥のフン。いや、鳥にも限らないのか？）
で運がつくというオヤジギャク的ポジティブシンキングはよく耳にしますが……
うん、ハトは平和の象徴ですね❤️
フン闘した結果、無事合格でした。
— 坂の餅 (@korogaru40) November 29, 2020
本当に運がついた❤️
むしろ坂の餅さんの後ろ頭を見ながら受験した後ろの席の人が合格したかどうかが気になってしまいます……果たして運をお裾分けしたのかどうか！？
一度はやられるよねと言われるこの「運がつく」災難、実は私は経験がないのです。鳥影には用心深いからか単に運が良い（いや、悪い？）からか。皆さんどうなんでしょう。というわけでアンケートをします！ぜひご回答ください?
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 29, 2020
運がついた思い出コレクション
はい、そんなわけで、アンケートをすることにしました。結果は最後に発表しますが、皆さん「運」の思い出を寄せてくださいました！坂の餅さんの思い出もけっこうエクストリームですが、皆さんいろいろあるんだなあ……。
まずはKanaeCpさん
一度だけあります。
父のお見舞いに向かう乗り換えの駅のホームで、アタマと背中に大命中?? 病室で父の着替えのＴシャツを借りました。どこかの国のヤシの木と海の水彩画が描かれたお土産Ｔシャツにはじめて袖を通した違和感が、今も胸にこびりついています。（＾∇＾;）— KanaeCp (@CalmoPasar) November 30, 2020
なんと！
その状況が凄いです?
ホームの電車やアナウンスの音、大命中のアレと病院の匂い、お土産Tシャツの肌触り、南国のヤシの木の絵……強烈に残った感覚が再現されるようです！ それは強運がつきましたね??✨— SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 30, 2020
状況が目に浮かぶというべきか鼻に匂うというべきか、こういう思い出って忘れられませんね。開運〜（合掌、のイントネーションで再生してください）。
天野アリスさんもこんなコメントつきでリツイートしてくださいました。
運がついたんだね〜(^-^)⁉︎
登校時、セーラー服の衿に? https://t.co/FZimsDjIoU— 天野アリス?2.2は節分 (@amanoalice) November 30, 2020
コメントRTありがとうございます！
紺色のセーラー服でしょうか。あれ、白い線増えてない？と思ってよく見ると……！？???
だいぶ運がつきましたね〜?— SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 30, 2020
セーラー服とのコントラストといい、これから学校へというタイミングといい、呆気にとられてぽつーんと佇むセーラー服の少女が目に浮かぶような。開運〜（度々すみませんが、合掌、のイントネーションで再生してください）。
続いて、ue☆（ウイ）さんからも衝撃告白が。
今年三度運がつきました。
足2と背中1。
たぶんハトかと…?
カラスの経験もあります。— ue☆（ウイ） (@ue_kyochan) November 30, 2020
今年三度って！ 何それすごすぎる！！
今年三度！ それはかなりの強運の持ち主? カラスはまた手強そうというか運が凄そうというか……どっちにしても、これからめちゃくちゃいいことありますね❣️
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 30, 2020
ありがとうございます❣️?
そう願いたいです✨?✨— ue☆（ウイ） (@ue_kyochan) November 30, 2020
ありますって！ しつこいですが、三度はすごいです。開運〜（再三失礼します、合掌、のイントネーションで脳内再生してください）。
さてその頃、同士たちのエピソードを坂の餅さんは……！？
「ふん、ふん」と読む皆さんのエピソード♪
— 坂の餅 (@korogaru40) November 30, 2020
「うん、うん」と頷いたりね♪ 運のつく話が盛り上がって来ましたが、ぐっちーさん @mousou_guccy は運のついたご経験は？
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 30, 2020
私は運良く自分自身にウンが付いたことはありません
— ぐっちー (@mousou_guccy) November 30, 2020
ぐっちーさんも私も運か不運か、運がついたことがないのでした。
坂の餅さん、KanaeCpさん、天野アリスさん、ue☆さん、ありがとうございました！
最後に、アンケート結果発表です。Twitterで見てくださった方、結果が少し違いますが、私自身が手が滑って誤回答したぶんを修正してあります。
質問：ハトにフンを落とされたことはありますか？ 道で不意に会いがちな災難、一方、俗に「運がつく」と言われるアレ。「一度はやられるよね」と言う人もいますが、本当に一度はやられるものか！？ ぜひご回答お願いします
回答数：５３票
ハトにフンを落とされたことがある…………… 37.7%
ハトではなく他の鳥にやられたことがある…… 43.4%
鳥にフンを落とされたことはない………………..18.9%
驚いたことに、運をつけがちなのはハトよりも他の鳥。カラスでしょうか、それとも一緒に暮らしている文鳥やインコなどの小鳥なのか。
「誰もが一度はやられる」ってほどではないんじゃないかと想像していましたが、やはり運がついたことがない派は少ないものの、超レアというほどではありません。とはいえ今年だけで三度という強運者もいることですし、平均すれば一度はやられる！？
みなさまの「開運」をお祈りしつつ、今回はこれにて。次回のエッセイは「クリオネ」の予定です。どうぞお楽しみに。妄想旅ラジオ第１２回「クリオネ」は、一度聴いてしまうとあのフェルメールの名作が＊＊に見えるという衝撃回！ エッセイの「予習」としてお聴きになるとより楽しめること請け合いです。
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