ぐっちーさんと話そう<30> 世界のおすすめ動物園とガッカリ名所のつくられ方

Twitterでお話しました

こんにちは。今週もよろしくお願いします!

みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。

今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「クリスマス特別編〜真夏のクリスマス特別編はアツいプーケット、マラッカ、シンガポールの旅紀行。」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。

先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただき、そしてポッドキャスト「妄想旅ラジオ」第30回「クリスマス特別編」もお聴きになるとより楽しめる内容です。

ぐっちーさん、よろしくお願いします

大群がお好きでしょ

旅行、行きたいですよね。旅行の楽しみで外せない部分が「どこに行こうかな」と計画を立てたり妄想したりする時間です。我らが「妄想旅ラジオ」はそういう楽しみを倍増させてくれる番組。旅に行けない時にも旅(と旅の計画)気分が味わえて大好きなのですが、エッセイをきっかけに第30回「クリスマス特別編」を聴き直し、「旅のお土産話を聞く」楽しさも味わえる番組だなあと実感しました。今、旅になかなか出られないのはほぼ世界中の誰にとっても同じこと。旅のみならず、人から聞く旅の話も貴重なものです。というわけで、旅計画や旅妄想の楽しさをTwitterでも! というのが今回の目論見です。

さてぐっちーさんのおすすめ動物園は?

あー! 名古屋港水族館。私も一度行ってすごく楽しかったです。

アクアマリンふくしまも行った人の話を聞くとすごく楽しそうで心惹かれるのですが、「大群」というつながりがあるとは知りませんでした。

名古屋港水族館は1日では足りないくらい充実した水族館ですし、可愛い生き物の魅力を目一杯伝えるというエンターテイナーな面と、水生生物の生態を学び、親しんでもらおうという硬派な面とのバランスが絶妙だと思いました。私からもおすすめします。

名古屋といえば、ぐっちーさんだけでなく、いろいろなところに旅しているあの方にもおすすめを聞いてみたいものだ。返信を待っていないで無理やり話しかけてしまおうかなどうしようかな、と考えていたところ……

ポチ子さん! お待ちしておりました。熱烈に。

加茂水族館。山形県鶴岡市にある、別名「クラゲドリーム館」ですね。とにかくクラゲがすごいと噂は聞いて憧れています。行ってみたい。鶴岡といえば美味しい枝豆「だだちゃ豆」の産地ですね。枝豆食べてクラゲ鑑賞。夢は広がります。

ポチ子さんのオススメは加茂水族館。名古屋港水族館、アクアマリンふくしまに加え、行きたい水族館リストに太字で加えておきました。

ついでに、

沼津深海水族館も行ってみたいです。ポチ子さんのオススメは深海のアイドル、メンダコです。

マーライオンの謎

さてポチ子さんからの質問、「ガッカリ名所で有名なマーライオンはどうだったか?」ですが、いかがでしたでしょうか、ぐっちーさん。

ぐっちーさんはガッカリしなかった派。ブログの写真に写ったマーライオンもなかなか迫力がありますよね。可愛いですし。

私はずいぶん昔に友人に、「マーライオンは行ってみたら思いの外小さく、口から出ている噴水に勢いがなくてヨダレみたいでガッカリした」と聞いたことがあるのですが、その後写真や動画などを見てもマーライオンは大きく、噴水は勢いがよく、何より行った人が「別にガッカリしない。普通にかっこいい像だ」と言っているので、これはどうしたことか? 友人が大昔に見たのは別のマーライオンだったのかマボロシだったのか? とたいへん不思議に思っています。修復されたりリニューアルしたりしたのでしょうか。いつか自分で見てみたいです。

ブログのマーライオン写真については、風オーナーからも驚きのコメントがありました。

うん、あれすごいですよね。

写真に写っていても、すごいような、でもどこか、見なかったことにしたいような絶妙な存在感があります。ちょっと仮置きしただけ、ってな感じに微妙に曲がってるところがまた。

うん、すごい。「すごい」で済ませておきたいとなぜか気がはやるようなすごさ。風オーナー、ありがとうございます!

ガッカリ名所に話は戻り、

札幌時計台もガッカリ名所として知られているそうですが、私はどうしてそうなったのかよくわかりません。というのも……

物知らずのごく若い時になんの先入観もなく札幌時計台を見て、素直に「かわいい、素敵」と思ったので、どういう点でガッカリされるのかピンとこないのです。大自然の中の時計台? そんなイメージで売り出していましたっけ……

う〜ん、予備知識なく実物の姿をインプットしてしまうと、「イメージ戦略」にあまり乗らなくなるという貴重な事例ではないでしょうか。

私が「札幌時計台」の魅力を伝えようとするならば、むしろ「街の中なのに少し緑もあって、古い建物でありながらビル街になじみつつ存在感を放つ」みたいな切り取り方をするのかなあと思います。最初のアピール戦略で「大自然」を推しすぎて結果としてガッカリ要素を作ってしまったということでしょうか。しかしイメージは流動的で思い通りに他者の頭の中に住み着いてはくれないもの。難しいですね。

北海道某所にあるぐっちーさんcityも北海道屈指の素敵スポットかと思いますが、三度目の北海道でポチ子さんがどこへ行くのか、気になります。北海道旅行の王道ってどこなんでしょう? 札幌時計台? 網走刑務所? 宗谷岬? どこへ行くべきかわからないのでぐっちーさんに聞いてみます。

憧れの動物園のひとつ、旭山動物園をさりげなく入れつつ聞いてみたわけですが、

旭山動物園はオススメだそうです。

そして穴場だそうです。鍾乳洞だけに穴場、というオヤジギャグのためのエントリーだったのかもしれませんが、鍾乳洞大好きな私はまんまとエキサイトいたしました。いいよね鍾乳洞。

当麻鍾乳洞はジュラ紀から作られた石灰洞窟で鍾乳石が純度の高い方解石であるところが特徴だそうです。それと、奇妙なライトニング、鍾乳洞の中に仏像がある、変な妖怪(妖精と書いてあるけど……)がいる、など多様な見所がありそうです。旭川を拠点に旭山動物園、当麻鍾乳洞を見る旅行、良さそうですよ。みなさまも、いかがでしょうか?

世界のおすすめ動物園

ぐっちーさんから「水族館」「動物園」の両方の情報を無事教えていただいたところで、ポチ子さんにも聞きたい、オススメ動物園。

「妄想旅ラジオ」の放送で、動物園の楽しみ方にも土地それぞれあって面白いというお話をポチ子さんがされていて、「鍋ごとカレーを持ってくる家族」が妙に印象に残っているのです。他にどんな面白い動物園と、それにまつわるエピソードがあるのか、お聞きしてみました。

あ、間違っていたようです。鍋ごとカレーのお弁当家族に会える(かもしれない)のは、インドではなくスリランカの動物園だそうです。象の曲芸、動物園で見られるのはレアな気がしますし楽しそうですね。

そして動物学博物館ですと!? その名前からして魅惑的です。

剥製や標本がいっぱい見られるというのも、生きている動物とはまた違った面白さがあります。千葉県我孫子市にある「鳥の博物館」は鳥の剥製がいっぱいあったなあ……生きた鳥と違い動きがなく、近づいてじっくり見られるだけあって、サイズ感に意外性があるのも楽しみどころです。(生きた)実物を見たことがある鳥でも、剥製を見ると意外と大きい、と感じたり、逆のパターンもあったり。サンクトペテルブルの動物学博物館、マンモスの標本まであるとは、規模も大きく展示も充実しているのでしょうね。う〜ん、行ってみたい!

そして、ミイラといえば

レーニン廟ですね。レーニンの遺体保存にかかるコストが非常に高額であること、本人が普通に埋葬されるのを望んでいたことなどから、「そっくりのコピー人形に取り替えて遺体は埋葬すべき」と主張する議員もいるとかいないとか。そっくり人形という発想がたまらんです。

ミイラが展示されているところならば世界各地にあると聞きますよね。……ってそれより、スターリンも一時期保存されてたけどいつの間にか撤去? 何それ知りませんでした(思わず検索魔に変身)。ソ連時代の1961年、「第二次スターリン批判」に伴い遺体が撤去されて埋葬された、ということのようです。おそロ(以下略)

恐ろしいとかえって軽口が叩きたくなるものですが、あれですね、夜のうちにコピー人形に取り替えちゃえば誰も気づかないんじゃないでしょうか(嘘ですごめんなさい)

異国情緒あふれ、聞くだけで妄想もあふれて止まらないお話をいろいろ聞けてしまいました。

ポチ子さん、どうもありがとうございます!

トラの柵がないとはこれいかに

シャルル大熊さんからも質問です。

ブログにシンガポール動物園のホワイトタイガーの写真、ありましたね。 柵を取り払う工夫はあれこれありましょうが、トラですよ、トラ! 大丈夫なの? というご質問ですね。

あの写真、実はかなりの望遠で撮っているとか、結界や見えない魔法のボーダーが存在するとか、可能性が浮かばなくはないけれど浮かばないに等しいというか何というか。やっぱり深い溝とか川とかで隔てられているというのが現実的ではないかしらん?

言い聞かせ。現実界の話をされていたのではなかったのですね、これは失礼。いやそれとも……

昔、鷹を飼って特定の匂いの人を襲うように言い聞かせ(というか条件反射づけの訓練ですが)、犯罪に利用するという話を読んだことがあります。トラも「〇〇はおいしいぞ」と言い聞かせたりなんかしたら。ダメですよそんなことしちゃ。おそロ、いやロシアは関係ないです。

案外そういうことかもしれませんね(そんなわけはない)。

真相は謎です。今度教えてくださいぐっちーさん。

シャルル大熊さん、ありがとうございます!

ではでは今回はこれにて。

最後に、ページトップの画像について:今回の隠れお題はアツいクリスマス。季節が北とは反転している南半球や、熱帯地方にも、クリスマスを祝う人はたくさんいるはず、と思いました。北半球中〜高緯度帯におけるクリスマスに「長い冬の夜、キラキラした雪、星、ツリー、サンタクロースのソリ、ろうそく」などの定番イメージがあるように、暑い時期のクリスマスにはまた別のクリスマスの定番イメージがあるのでは? と、それをご紹介したくて画像検索してみたのですが、意外と「これ」というほど一定したイメージが見つかりませんでした。あえていうならば「ビーチで浮かれるサンタクロース」が多めでした。こちらの画像はその中でも非常にシンプルなバージョンのフリー画像です。本当にサンタクロースを表しているのか不安になる程シンプル。シンプルイズザベスト。

どうも〜 今日も暑いですね

次回はまた動物園の人気者「サル」がテーマ。予習がてら、妄想旅ラジオ第31回「サル」 もどうぞ! お話の内容が何だろう、というのも楽しみどころなのでネタバレは避けますが、サルは人間から見て興味の尽きない、戯画化されやすい動物だけあって話題の広がりがすごい、楽しい回です。エッセイの方もどんなお話になるのか、来週をどうぞお楽しみに。

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