Twitterでお話しました
みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。
今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「クリスマス特別編〜真夏のクリスマス特別編はアツいプーケット、マラッカ、シンガポールの旅紀行。」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。
先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただき、そしてポッドキャスト「妄想旅ラジオ」第30回「クリスマス特別編」もお聴きになるとより楽しめる内容です。
大群がお好きでしょ
旅行、行きたいですよね。旅行の楽しみで外せない部分が「どこに行こうかな」と計画を立てたり妄想したりする時間です。我らが「妄想旅ラジオ」はそういう楽しみを倍増させてくれる番組。旅に行けない時にも旅(と旅の計画)気分が味わえて大好きなのですが、エッセイをきっかけに第30回「クリスマス特別編」を聴き直し、「旅のお土産話を聞く」楽しさも味わえる番組だなあと実感しました。今、旅になかなか出られないのはほぼ世界中の誰にとっても同じこと。旅のみならず、人から聞く旅の話も貴重なものです。というわけで、旅計画や旅妄想の楽しさをTwitterでも! というのが今回の目論見です。
ぐっちーさん、@mousou_guccy 国内外を問わずオススメ動物園、まだ行ったことがないけれど行きたい動物園があったら教えてください!(ラジオでも出ていた話題ですが、2021夏最新バージョンということでお願いします😀)
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) August 18, 2021
さてぐっちーさんのおすすめ動物園は?
動物園ではないのですが、名古屋港水族館に行きたいですね
マイワシの大群が見てみたいです
またアクアマリンふくしまでサンマの大群も見てみたいです
大群好きなのかもしれません— ぐっちー (@mousou_guccy) August 19, 2021
名古屋港水族館良かったです! よく似ているキングペンギンとコウテイペンギンでは大きさが違うのがよくわかったり、アメフラシに触ったり、ベルーガが輪っかを作っていたりしたのが印象的😀マイワシの大群ショーも凄かったしまた行きたいです。大きな水槽の大群は迫力あっていいですね
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) August 19, 2021
あー! 名古屋港水族館。私も一度行ってすごく楽しかったです。
アクアマリンふくしまも行った人の話を聞くとすごく楽しそうで心惹かれるのですが、「大群」というつながりがあるとは知りませんでした。
名古屋港水族館は1日では足りないくらい充実した水族館ですし、可愛い生き物の魅力を目一杯伝えるというエンターテイナーな面と、水生生物の生態を学び、親しんでもらおうという硬派な面とのバランスが絶妙だと思いました。私からもおすすめします。
名古屋といえば、ぐっちーさんだけでなく、いろいろなところに旅しているあの方にもおすすめを聞いてみたいものだ。返信を待っていないで無理やり話しかけてしまおうかなどうしようかな、と考えていたところ……
私は加茂水族館のクラゲの大水槽が好きです。無秩序にゆらゆらするクラゲの大群は見飽きないです。
ところで、マーライオンはガッカリ名所だと聞きますが、どう思いました?また、マーライオンって何ですか?ライオンに関係ある伝説の動物かな?— ポチ子 (@mousou_pochiko) August 19, 2021
ポチ子さん! お待ちしておりました。熱烈に。
加茂水族館。山形県鶴岡市にある、別名「クラゲドリーム館」ですね。とにかくクラゲがすごいと噂は聞いて憧れています。行ってみたい。鶴岡といえば美味しい枝豆「だだちゃ豆」の産地ですね。枝豆食べてクラゲ鑑賞。夢は広がります。
ポチ子さんのオススメは加茂水族館。名古屋港水族館、アクアマリンふくしまに加え、行きたい水族館リストに太字で加えておきました。
ついでに、
加茂水族館のクラゲは憧れます。ラジオで紹介されていた沼津深海水族館もいいなあ😊 マーライオン、私の周りでは「がっかりと聞いていたけどそうでもない」という意見が多く、いつか自分で確かめてきたいです。何体かあるんでしたっけ?みんなが言うのはどれかひとつの同じマーライオンのこと!?
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) August 19, 2021
沼津もいいですね〜メンダコは一押しです。オウムガイやタカアシガニもいますよ〜
マーライオンが複数いるのは知りませんでした。まだシンガポールは未踏なので、いつか自分の目で見てきます!— ポチ子 (@mousou_pochiko) August 19, 2021
沼津深海水族館も行ってみたいです。ポチ子さんのオススメは深海のアイドル、メンダコです。
マーライオンの謎
さてポチ子さんからの質問、「ガッカリ名所で有名なマーライオンはどうだったか?」ですが、いかがでしたでしょうか、ぐっちーさん。
マーライオンは思っていた通りの風貌でした
ライオンはシンガポールの守り神だそうで、シンガポールを象徴するちょうどいい像でした— ぐっちー (@mousou_guccy) August 19, 2021
ぐっちーさんはガッカリしなかった派。ブログの写真に写ったマーライオンもなかなか迫力がありますよね。可愛いですし。
私はずいぶん昔に友人に、「マーライオンは行ってみたら思いの外小さく、口から出ている噴水に勢いがなくてヨダレみたいでガッカリした」と聞いたことがあるのですが、その後写真や動画などを見てもマーライオンは大きく、噴水は勢いがよく、何より行った人が「別にガッカリしない。普通にかっこいい像だ」と言っているので、これはどうしたことか? 友人が大昔に見たのは別のマーライオンだったのかマボロシだったのか? とたいへん不思議に思っています。修復されたりリニューアルしたりしたのでしょうか。いつか自分で見てみたいです。
ブログのマーライオン写真については、風オーナーからも驚きのコメントがありました。
ぐっちーさん、#妄想旅ラジオ ブログを拝見しました。世界3大がっかり名物と聞いたことのあるマーライオンですが、同じ写真に写った3本のビルに持ち上げられた船のようなものは何ですか! #マーライオン の100倍はすごい名物のように思えます。
— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) August 20, 2021
うん、あれすごいですよね。
写真に写っていても、すごいような、でもどこか、見なかったことにしたいような絶妙な存在感があります。ちょっと仮置きしただけ、ってな感じに微妙に曲がってるところがまた。
マリーナベイサンズですね
屋上にプールがあるそうです
行ってみたいです— ぐっちー (@mousou_guccy) August 20, 2021
検索してみました。屋上プールすごいですね。落ちそうで怖いけれど行ってみたいです。
— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) August 20, 2021
うん、すごい。「すごい」で済ませておきたいとなぜか気がはやるようなすごさ。風オーナー、ありがとうございます!
ガッカリ名所に話は戻り、
期待しすぎなのかもしれないですね
札幌時計台も草原の中にあるイメージで行くと都会の中にあるのでがっかりするのでしょう
期待しすぎないことが肝要です— ぐっちー (@mousou_guccy) August 19, 2021
札幌時計台もガッカリ名所として知られているそうですが、私はどうしてそうなったのかよくわかりません。というのも……
札幌時計台はあまり先入観なくバスの中から見てかわいいな〜と思ったのでガッカリはしなかったのですが(当時高校生)、雄大な大自然にたたずむ時計台と思っていたらギャップがすごいでしょうね。そういうイメージなんでしょうか?
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) August 20, 2021
物知らずのごく若い時になんの先入観もなく札幌時計台を見て、素直に「かわいい、素敵」と思ったので、どういう点でガッカリされるのかピンとこないのです。大自然の中の時計台? そんなイメージで売り出していましたっけ……
写真では上手に裏のビルが入らない角度で撮影されていたり、昔は合成された写真もあった気がします
あるいは、周りにビルが立つ前のイメージそのままだったのかもしれません— ぐっちー (@mousou_guccy) August 20, 2021
なるほどそういう理由で、自然の中の時計台というイメージがついているのですね。先入観なく実物を知ってしまうと、合成した写真があっても違和感なく脳内補正してしまう(ガッカリシステムと逆の作用か)のでしょうか、あまり気づいていなかったです。
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) August 22, 2021
う〜ん、予備知識なく実物の姿をインプットしてしまうと、「イメージ戦略」にあまり乗らなくなるという貴重な事例ではないでしょうか。
私が「札幌時計台」の魅力を伝えようとするならば、むしろ「街の中なのに少し緑もあって、古い建物でありながらビル街になじみつつ存在感を放つ」みたいな切り取り方をするのかなあと思います。最初のアピール戦略で「大自然」を推しすぎて結果としてガッカリ要素を作ってしまったということでしょうか。しかしイメージは流動的で思い通りに他者の頭の中に住み着いてはくれないもの。難しいですね。
札幌時計台も見たことないんですよ〜私、北海道に2回行ったのに、2回ともぐっちーさんcity 周辺をうろついただけで、偏ってるんですよ。次は王道を狙います。期待し過ぎずに。
— ポチ子 (@mousou_pochiko) August 19, 2021
北海道某所にあるぐっちーさんcityも北海道屈指の素敵スポットかと思いますが、三度目の北海道でポチ子さんがどこへ行くのか、気になります。北海道旅行の王道ってどこなんでしょう? 札幌時計台? 網走刑務所? 宗谷岬? どこへ行くべきかわからないのでぐっちーさんに聞いてみます。
ぐっちーさんcityとても楽しそうですけれど✨(すでに妄想が広がりすぎてます) 北海道旅行の王道というとどこに行くべきなんでしょうか。旭山動物園?ぐっちーさんのオススメはどこでしょうか。
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) August 20, 2021
憧れの動物園のひとつ、旭山動物園をさりげなく入れつつ聞いてみたわけですが、
旭山動物園はオススメです
その近くに当麻鍾乳洞があるので穴場です(鍾乳洞だけに)https://t.co/cYl0IT0Brm— ぐっちー (@mousou_guccy) August 20, 2021
旭山動物園はオススメだそうです。
そして穴場だそうです。鍾乳洞だけに穴場、というオヤジギャグのためのエントリーだったのかもしれませんが、鍾乳洞大好きな私はまんまとエキサイトいたしました。いいよね鍾乳洞。
当麻鍾乳洞はジュラ紀から作られた石灰洞窟で鍾乳石が純度の高い方解石であるところが特徴だそうです。それと、奇妙なライトニング、鍾乳洞の中に仏像がある、変な妖怪(妖精と書いてあるけど……)がいる、など多様な見所がありそうです。旭川を拠点に旭山動物園、当麻鍾乳洞を見る旅行、良さそうですよ。みなさまも、いかがでしょうか?
世界のおすすめ動物園
ぐっちーさんから「水族館」「動物園」の両方の情報を無事教えていただいたところで、ポチ子さんにも聞きたい、オススメ動物園。
メンダコかわいいですよね。シンガポール未踏はちょっと意外でした❗️マーライオン複数いるので、コンプリートする遊び方もあるみたいですよ👍
海外でお薦めの動物園はありますか?以前、インドの動物園でお昼にカレーを鍋ごと持ってくる家族の話が面白かったです。そういう意味のお薦めでも✨— SAITO Ukyo (@ukyo_an) August 19, 2021
「妄想旅ラジオ」の放送で、動物園の楽しみ方にも土地それぞれあって面白いというお話をポチ子さんがされていて、「鍋ごとカレーを持ってくる家族」が妙に印象に残っているのです。他にどんな面白い動物園と、それにまつわるエピソードがあるのか、お聞きしてみました。
カレーを食べてたのはスリランカの動物園ですね。象の曲芸が見れますよ!
動物園ではありませんが、サンクトペテルブルクの動物学博物館がオススメです。剥製や標本がぎっしり詰まってます。マンモスの標本やミイラ!も沢山展示されてました。— ポチ子 (@mousou_pochiko) August 19, 2021
あ、間違っていたようです。鍋ごとカレーのお弁当家族に会える(かもしれない)のは、インドではなくスリランカの動物園だそうです。象の曲芸、動物園で見られるのはレアな気がしますし楽しそうですね。
そして動物学博物館ですと!? その名前からして魅惑的です。
剥製や標本がいっぱい見られるというのも、生きている動物とはまた違った面白さがあります。千葉県我孫子市にある「鳥の博物館」は鳥の剥製がいっぱいあったなあ……生きた鳥と違い動きがなく、近づいてじっくり見られるだけあって、サイズ感に意外性があるのも楽しみどころです。(生きた)実物を見たことがある鳥でも、剥製を見ると意外と大きい、と感じたり、逆のパターンもあったり。サンクトペテルブルの動物学博物館、マンモスの標本まであるとは、規模も大きく展示も充実しているのでしょうね。う〜ん、行ってみたい!
そして、ミイラといえば
ロシアはレーニンさんの遺体を保存して今でも公開していますよね
おそロシア— ぐっちー (@mousou_guccy) August 20, 2021
レーニン廟ですね。レーニンの遺体保存にかかるコストが非常に高額であること、本人が普通に埋葬されるのを望んでいたことなどから、「そっくりのコピー人形に取り替えて遺体は埋葬すべき」と主張する議員もいるとかいないとか。そっくり人形という発想がたまらんです。
日本も即身仏が祀られたりしてますからね〜スターリンさんも崇めたくなるような存在なのでしょうね。ちなみに、おそロシアを象徴するスターリンも一時期一緒に保存されてたらしいですが、いつのまにか撤去されたらしいです。
— ポチ子 (@mousou_pochiko) August 20, 2021
ええっ😲 いつの間にか撤去、そっちのエピソードがもっとおそロシアです!
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) August 20, 2021
ミイラが展示されているところならば世界各地にあると聞きますよね。……ってそれより、スターリンも一時期保存されてたけどいつの間にか撤去? 何それ知りませんでした(思わず検索魔に変身)。ソ連時代の1961年、「第二次スターリン批判」に伴い遺体が撤去されて埋葬された、ということのようです。おそロ(以下略)
恐ろしいとかえって軽口が叩きたくなるものですが、あれですね、夜のうちにコピー人形に取り替えちゃえば誰も気づかないんじゃないでしょうか(嘘ですごめんなさい)
異国情緒あふれ、聞くだけで妄想もあふれて止まらないお話をいろいろ聞けてしまいました。
ポチ子さん、どうもありがとうございます!
トラの柵がないとはこれいかに
シャルル大熊さんからも質問です。
ぐっちーさんに質問です。シンガポール動物園には柵がない。シンガポール動物園にはホワイトタイガーがいる。この二つを両立させるマジックはいかなるものですか?
— シャルル大熊 (@charles_okuma) August 21, 2021
ブログにシンガポール動物園のホワイトタイガーの写真、ありましたね。 柵を取り払う工夫はあれこれありましょうが、トラですよ、トラ! 大丈夫なの? というご質問ですね。
@mousou_guccy マジックといえども柵なしで間近に迫る!というわけにはいかないですよね。確か多摩動物公園のアムールトラは柵はないけれど堀で隔てられていました。シンガポール動物園の写真を見るに、緑がたくさんある自然な感じの場所にトラがいるようですが、秘密の仕掛けがあるんでしょうか?
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) August 23, 2021
あの写真、実はかなりの望遠で撮っているとか、結界や見えない魔法のボーダーが存在するとか、可能性が浮かばなくはないけれど浮かばないに等しいというか何というか。やっぱり深い溝とか川とかで隔てられているというのが現実的ではないかしらん?
よく言い聞かせてあるのではないでしょうか。「○○はおいしくないよ」
— シャルル大熊 (@charles_okuma) August 23, 2021
言い聞かせ。現実界の話をされていたのではなかったのですね、これは失礼。いやそれとも……
昔、鷹を飼って特定の匂いの人を襲うように言い聞かせ(というか条件反射づけの訓練ですが)、犯罪に利用するという話を読んだことがあります。トラも「〇〇はおいしいぞ」と言い聞かせたりなんかしたら。ダメですよそんなことしちゃ。おそロ、いやロシアは関係ないです。
案外そういうことかもしれませんね(そんなわけはない)。
真相は謎です。今度教えてくださいぐっちーさん。
シャルル大熊さん、ありがとうございます!
ではでは今回はこれにて。
最後に、ページトップの画像について:今回の隠れお題はアツいクリスマス。季節が北とは反転している南半球や、熱帯地方にも、クリスマスを祝う人はたくさんいるはず、と思いました。北半球中〜高緯度帯におけるクリスマスに「長い冬の夜、キラキラした雪、星、ツリー、サンタクロースのソリ、ろうそく」などの定番イメージがあるように、暑い時期のクリスマスにはまた別のクリスマスの定番イメージがあるのでは? と、それをご紹介したくて画像検索してみたのですが、意外と「これ」というほど一定したイメージが見つかりませんでした。あえていうならば「ビーチで浮かれるサンタクロース」が多めでした。こちらの画像はその中でも非常にシンプルなバージョンのフリー画像です。本当にサンタクロースを表しているのか不安になる程シンプル。シンプルイズザベスト。
次回はまた動物園の人気者「サル」がテーマ。予習がてら、妄想旅ラジオ第31回「サル」 もどうぞ! お話の内容が何だろう、というのも楽しみどころなのでネタバレは避けますが、サルは人間から見て興味の尽きない、戯画化されやすい動物だけあって話題の広がりがすごい、楽しい回です。エッセイの方もどんなお話になるのか、来週をどうぞお楽しみに。
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