Twitterでお話しました
みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。
今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「モグラ〜記憶か記録か、モグラ先輩語録」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。
先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。
ぐっちーさんはモグラー
シャルル大熊さんからコメントいただきました。
モグラはどう考えても「潜る」からきた呼称でしょう。「ラ」をつけて呼称とする方式は安室ちゃんから始まったのだと思っていましたが、1000年も昔からあったんですね。
— シャルル大熊 (@charles_okuma) November 23, 2022
潜るからモグラ。「モグリ」じゃなくて、安室ちゃん大好き「アムラー」の方へ行くあたりが可愛らしいイメージですね。モグラ先輩、1000年前の人たちから案外愛されていたのでしょうか。
オケラやゴジラもありましたね
複数形とは違う気がします
現代では異形の動物的イメージでしょうか— ぐっちー (@mousou_guccy) November 23, 2022
「ラ」には愛や畏敬が感じられる説が支持されました。
オケラの「オケ」には何か意味があるんでしょうか。ゴジラはゴリラとクジラを合わせたと聞いたことがあります。
— シャルル大熊 (@charles_okuma) November 25, 2022
ゴリラとクジラを合わせたと聞くと、畏敬というより大きければいいかという大雑把な感じもしてきますが……
「キメラ」(ギリシャ神話に出てくるので古そう)のイメージなんでしょうかね🤔
— 斎藤雨梟 SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 24, 2022
異形のイメージといえばこれか?
そして「ラ」にまつわる疑問がもうひとつあるのでぐっちーさんに聞いてみましたが、
アムラーとかマヨラーとかは英語のer(「〜する人」という意味の)なのかゴジラ的なやつなのか以前からよくわかりません。
あ、ぐっちーさんも潜る人(海に)なのでモグラーですか🤿— 斎藤雨梟 SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 24, 2022
潜るからモグラー。だったらダイバーもモグラーでは。「〜する人」の場合「モグラー」でもいいけれど「モグリスト」でもいいのでしょうか。どっちなのかわかりません。
しかしご回答が得られなかったため、勝手に認定します。ぐっちーさんはモグラーです。
モグラ先輩の指導のもと、立派なモグラーになってください。
今思ったのですが、潜るというのは上から下への移動を伴う行動でしょうか。ダイバーは陸上から海に潜るのでモグラーですが、モグラはずっと地中にいるので別に「潜って」ないのでは? すごいことを発見してしまった気がする……
まあいいか。シャルル大熊さん、どうもありがとうございます!
地底人は意外といる?
次は、ホテル暴風雨風オーナーからの質問です。
ぐっちーさんに質問です。
全生涯を地中ですごす生き物はモグラ以外にもいるのでしょうか?— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) November 25, 2022
ずっと地中にいるって、なかなか難しいことなのでは。植物も地中に根を張っていますが地上部があってこそ光合成をして栄養を作っていますし、地中にいる虫もライフステージによっては地上にいたりします。菌類はずっと地中生活のもいる? 意外と地中生活って地球標準? 知らないことの多さにまた気づいてしまいました。いずれにせよ、生涯地中の生き物は人間の想像の範囲を超えたものを持っていそうです。
ハダカデバネズミも地中生活で一生を終えると思います
地底人ですね— ぐっちー (@mousou_guccy) November 25, 2022
ハダカデバネズミ! たしかにずっと地底です。動物園にも住んでいますが、頻繁な換気が必要な場所での展示に向かないせいか、コロナの影響で長期間公開中止されていました。この秋に解禁になり、会ってきましたよ、上野動物園のハダカデバネズミ。マイペースな感じにぎゅうぎゅう折り重なっていましたが……
寒かったんじゃないかと気になります。
モグラもハダカデバネズミも、もとは地上と地中を行き来していたのにあるとき「地上、出なくてもいいんじゃね?」という精神的革命が起こって太陽にサヨナラしたのでしょうか。
— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) November 26, 2022
地上にずっといずに地中に行き始めたあたりでもう運命の分かれ道があったのでしょうね。
そうなんでしょうね
元々地上で生活していて、地中の餌を捕りに行っていたところ、毎回穴を掘るのが面倒くさくなったので、どうせなら地中に住んでしまえということでしょう
最近在宅勤務が増えたと聞きます
我々も職場と住居が近くなったら出不精が増えて、日光が苦手な人が増えるかもしれません— ぐっちー (@mousou_guccy) November 26, 2022
地中生活は在宅勤務!
なるほど。さすがモグラーのぐっちーさんです。
ハダカデバネズミは地中生活のおかげでモグラ以上に特異な外見的特徴を得たように思えます。変温動物だし体毛が少ないのも哺乳類らしからぬ感じ。そこがかわいいとこの頃では大人気ですね!(写真は Artspace&cafe Musa @ArtCafeMusa の限定メニュー ハダカデバネズミサンデーです) pic.twitter.com/J8PNVx8Gd0
— 斎藤雨梟 SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 27, 2022
かわいいですよね、ハダカデバネズミ。ここで宣伝タイム!
今週末の2022年12月3日・4日は
「どうぶつクリスマス」@Artspace&Cafe MUSA
カフェギャラリーでのどうぶつの絵やグッズの展示・販売イベントです。「亀の屋亀千代」の3名のみならず店長さんもハダカデバネズミ大好き。特別限定コラボメニューとしてハダカデバネズミサンデーも登場します。(他にカメサンデーとウォンバットカレーもあります。見た目が可愛いだけでなく、みんな美味しい!)
かわいい地底生物グッズ(と地上生物グッズ)がお待ちしております。
風オーナー、どうもありがとうございます!
衝撃のモグラカエル!!
な〜んて宣伝も交えつつまったりとおしゃべりしていたところ、トリフィドさんから衝撃的な情報が寄せられました。じゃーん!
モグラになる途中のカエルがいました🐸
奇妙な新種カエルを発見、ブタ鼻で地中暮らし https://t.co/dwA1Q6eU5W
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) November 27, 2022
な、何これ……!?
みなさまも是非この記事、読んでみてください。↓こちら↓にもリンクをつけます。
奇妙な新種カエルを発見、ブタ鼻で地中暮らし(ナショナルジオグラフィックジャパンのサイト)
すごくないですか。生涯地中生活でこそないですが、生活様式も姿も衝撃的です。
ええっ!?
記事を読みましたがかなり衝撃的ですね……
新種が毎年100種って、カエルの世界も奥深いです。ハダカデバネズミ的な哺乳類異色の新種も、いるはずがないと一見思える場所に隠れているのかもと妄想してしまいます。— 斎藤雨梟 SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 27, 2022
補足しますと、記事中に「毎年100種のカエルが発見されており、我々はまだカエルのことを何も知らない」というようなことが書いてあるのです。毎年100種って!
カエル→カエラに…
オタマジャクシを経ずに直接カエルを産むカエルとかもビックリです鳥のような哺乳類🦇
魚のような哺乳類🐳🐬
がいるので、爬虫類や両生類のような
異端の哺乳類もいそうですね— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) November 27, 2022
上述の記事にはたくさん「カエル」関連の別記事も紹介されており、オタマジャクシではなくカエルを産むカエルのこともそこに書いてありました。もはや知らないだけで何でもいそうです。
ですよね!!
リンク記事で、他に何種もの不思議なカエル記事をオススメされて読みふけってしまいました。「トゲ肌からツル肌に早変わりするカエル」というのも面白いし、体表の質感は案外早く変化する要素なのかと思うとフサフサのカエルなんか普通に出てきそうで😲❗️https://t.co/peK15Cf1bq— 斎藤雨梟 SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 27, 2022
オタマジャクシを経ないカエルもびっくりですが、表皮の状態を変化させられるカエルにもビックリです。トリフィドさん、どうもありがとうございます!
「ガラパゴス化」という言葉がありますが、隔離された土地やエクストリームな環境というのは、過酷である一方、豊かな土壌にもなり得るのだなと、今回もまた妄想をたくましくしたのでした。モグラの生態も、知ってみると驚くことばかり。モグラ先輩に会いに多摩動物公園に行ってみるのもおすすめですし、もうひとつ、超おすすめもぐらの絵本をご紹介します。
カエルといいモグラといい、地中はすごい生物を育てるようです。絵がもう、これ見てるだけでいいやってくらい素敵なのですが、たっぷりの絵に加えてわかりやすい文章もあって、もぐらのすごさを学べます。
地底というのは実際に挑むと過酷な場所なのでしょうが、「地底人」はSFファンタジーの人気テーマですし、「洞窟の家」は楽しそうで憧れます。子供の頃など、家の床に穴を掘って地中に秘密の部屋を作ることを妄想していました。
というわけで今回のページトップの絵です。
ハダカデバネズミの巣のような憧れの地中の家、描いてみました。温泉を引いてある特別ルームです。みなさまも妄想地底特別室でひとやすみ、ひとやすみ。
では今回はこれにて。
次回のテーマは「ウロコフネタマガイ」です。ほとんどの方が思われることが私には予想できます。なぜなら自分もそうだったから。「何それ?」……ですよね。
妄想旅ラジオ第64回「ウロコフネタマガイ」では、そんな謎生物「ウロコフネタマガイ」の実態に迫ります。ヒント・深海生物です。深海といえば人間からすれば地中以上に謎めいた場所。さてエッセイの方はどんなお話になるのか、次回もどうぞお楽しみに。
ご意見・ご感想・ぐっちーさんへのメッセージは、こちらのコンタクトフォームからお待ちしております。