食べすぎると巨大クマムシが来る!? ぐっちーさんと話そう<75>

クマムシ対クマ illustration by Ukyo SAITO ©斎藤雨梟

Twitterでお話しました

こんにちは。今週もよろしくお願いします!

みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。

今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「クマムシ〜乾燥、温度、圧力、放射線に耐性を持つスーパー生命体クマムシの飼育秘話」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。

先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。

ぐっちーさん、どうぞよろしく!

アイツは巨大なクマムシ説

シャルル大熊さんから質問です!

いきなり斬新なご質問が。
OSO18について、私は妄想生き物紀行「ウシ〜ウシの家畜化とヒグマの進化」で初めて知って驚いたものですが。

なかなか姿を見せずしることも以上、クマムシである可能性もゼロではない!?

斬新〜 などと余裕の構えでしたが私も恐ろしくなってきました。だってただのクマじゃないのは確実なんですから、ただのクマじゃない何かなんですよね?

何てこと言ってくれるんだ……じゃなくて、シャルル大熊さん、どうもありがとうございます!

クマムシはどれくらい巨大か

ホテル暴風雨風オーナーからも質問です。

クマムシって意外と小さいんですよね。えーと、最大のは1センチくらいだったっけ? それとも、顕微鏡じゃないと見えないくらいで、もっと小さかったっけ?

微妙な小ささ!

顕微鏡なのか老眼鏡かのボーダーラインにいる生物といえましょう。

時間が前後してしまいましたが、シャルルさんのツイート見た直後にぐっちーさんのこのお返事を見たもので、

恐ろしい勘違いをして一人ブルブル。コケ大好きなのに危うく恐怖を植え付けられるところでした。クマムシね。小さいやつね。コケもっとよく見てみないと(実感としてはコケの中にはナメクジばかりが見つかりがちですが)。

風オーナー、どうもありがとうございます!

次に身につけたい強さは何か?

さて、最強の名を欲しいままにするクマムシですが、乾燥に温度に圧力に放射線ときたら、あとは何に耐性があればもっと強いでしょうか。やっぱり天敵に食べられにくいとか、食べられても死なないとか?

と、考えてしばし検索にはまった私でしたが

グーグル先生に聞いてみてもよくわからなかったんです。Chat GPTは不適任ですし、こういう時こそぐっちーさんに質問だ!

なんと! クマムシにはまだ無限の可能性があるようです。

胃酸が登場する前のクマムシも天敵なんていないに等しかったから生き延びたのか、否か!?

消化酵素は特定のものにしか作用しないですから、クマムシには効かなかったのかもしれないですね。何もかも妄想ですが楽しい妄想が広がります。
それに、胃酸って、消化吸収の効率を上げる新しい発明というか、案外歴史の浅いものだったのが目からウロコです。あれ? ということは……

生きるために食べているはずが食べ過ぎて健康を害したりするのは本末転倒。これは人間の異常な進化か退化というイメージで捉えていました。しかし「胃酸」にいまだ適応していないだけではなかろうかと。

人類もまだ変われる。

ということか?

どうでしょう。

ページトップの絵はこちらでした。

たまたま最近知ったのですが、ヨーロッパの紋章によくある、ライオンが取りがちなこのポーズ、「rampant」というらしいです。rampant には凶暴、攻撃的である、蔓延する、はびこる、などの意味があるとのこと。そんなことから連想が繋がり、クマムシ対クマの夢の対決を描いてみました。

では今回はこれにて。

次回のエッセイのテーマはイヌ。妄想旅ラジオ第76回放送「イヌ」と関連した内容となります。身近すぎて話題が絞りきれなさそうな「イヌ」ですが、ラジオの放送はいつもながら意外な切り口で、犬ゾリを引くあのイヌとか、神社にいるアレとか、なぜかイヌという名前がついたあの食べ物とかが登場。こちらもぜひ聴いてみてください。次回もどうぞお楽しみに!

ホテル暴風雨にはたくさんの連載があります。小説・エッセイ・詩・映画評など。ぜひ一度ご覧ください。<連載のご案内>