
「よう、にいちゃん!子どもいるの?」
最近息子がよく「父さんのお仕事を見ながら寝る」と言ってベッドから抜け出して仕事部屋にくることがある。たまにギターを弾いて歌ったりしている自分の姿を見たり、モニターに向かって延々と作業をしている自分の様子がどう見えているのかはわからないが、
最近息子がよく「父さんのお仕事を見ながら寝る」と言ってベッドから抜け出して仕事部屋にくることがある。たまにギターを弾いて歌ったりしている自分の姿を見たり、モニターに向かって延々と作業をしている自分の様子がどう見えているのかはわからないが、
回復力の強い子どもが元気を取り戻してテンションが爆上がりするくらいのタイミングで、大人の方が症状のピークを迎えてしまいどうにも厳しい状態になることもあるが、この一言で説明するには難しい状況を何かわかりやすい言い方にできないものかと考えた結果、
父親が高いところが苦手であることをすでに知っている息子は、ジェットコースターなどを見て「父さんはあれ怖いんでしょう?」などと言い始めるようになった。子ども向けのコースターですらなるべく遠慮したい自分にとって、そんなところで見栄を張っても仕方がないので、
自分はあまり積極的に子どもに音楽を聴かせたり楽器に触らせたりしようと思ったことはないが、父親が音楽を仕事にしていることには当然気がついており、時折仕事部屋に入ってきてはギターを叩いたりデスクに座って打ち込み用のキーボードを触らせろと言ってくることがある。
「秘密基地遊び」というのは世界共通で、主に小学校低学年くらいから大人には見つかりにくい場所で、一定の年齢の集団で行われるものと定義されるらしいが、息子はまだ4歳で、しかも大人である養育者の自分と一緒にその秘密基地を作りたがるので、
そもそも妊娠、出産というのは命に関わる大怪我をしたのと同じくらいの負担が心身にかかることであり、運良く無事に出産できたとしても多くの母親はその状態からすぐに3時間おきに授乳をしたり、眠ることさえままならない過酷な状況の中に置かれる事になる。
自分も新型コロナウィルスに感染してしまったことで、また子どもとずっと家で過ごす日々がしばらく続くことになった。熱はすぐに下がったものの、倦怠感や食欲不振などの症状が長引いてなかなか厳しい状況ではあったが、なんとか療養期間を終えて回復することができた。
息子はなぜか蚊取り線香のことを「せんもんはっこう」と呼んでいるのだが、これがどこから由来しているのかさっぱり見当がつかない。もしかするとちょっと前に公園で線香花火をしたことで蚊取り線香と線香花火が混ざってしまったのか、自分の知らないうちに新しい商品名が生まれているのか、
このホテルのオーナー、絵本作家の風木一人さんとのコラボレーション作品「とんでいく」の企画として当初は3ヶ月くらいの予定でスタートしたこの育児ノートだが、継続することを決めてから約2年半、1歳半だった子どもは4歳になり、自分も父親として4歳になった。
息子はまたしても突発的な体調不良になり病院で検査を受けた結果、ヒトメタニューモウィルスというものに感染してしまったらしい。聞いたこともなかったこの感染症は比較的近年特定されたもので、現在ワクチンや治療法もなく、ひたすら何度も感染して抗体をつくりだすしか効果的な予防法