
作家にとっての編集者2「絵本で何をしたいのか?」
ぼくはじつは編集者でもある。といっても編集した本はまだ1冊だけ。現在進行中が2冊。駆け出しもいいところだから、編集者として編集を語る...
心しか泊まれないホテルへようこそ
ぼくはじつは編集者でもある。といっても編集した本はまだ1冊だけ。現在進行中が2冊。駆け出しもいいところだから、編集者として編集を語る...
ぼくは絵本の文章を書く作家である。こういうひとは案外少ない。 編集者から「絵本の文章を書ける人が足りない」と言われることがある。「...
絵本を学ぶ場はたくさんあるし多様である。大きく2つに分けるなら、一人の講師が継続的に教える講座と、たくさんの講師が入れ替わり立ち替わり教える講座だ。初めて絵本の勉強をするなら一人の講師が全て受け持つものがいいだろう。一度は系統だった絵本づくりを学んだ方がよい。
ぼくは持込みから絵本作家になった。 いくつかのダミー(絵本の試作品)を作り、それを持って出版社を回ったのだ。 15社くらい回って、福音館...
ぼくが絵本を作り始めてからデビュー作の『とんでいく』が刊行されるまでは約3年だった。採用になるまで1年、制作に2年。早い方だと思うがそれには...
公募の絵本コンペは多数ある。性質もさまざまでどれにチャレンジするか迷ってしまうだろうが、プロの作家を目指しているなら狙うべきは出版社主催のコンペだ。自治体や一般企業主催のコンペもあるし受賞作を出版してくれるところもあるが、はっきり言えばそこまででアフターフォローはない。
絵本作家になって16年、たくさんの編集者の方にお世話になってきたが、最初期に出会った編集者のひとりにSさんがいる。Sさんは当時福音館のこども...