みなさまこんにちは。最近発明した遊びをご紹介します。
登場人物はまずこのかた、盆栽フクロウです。モデルは「アナホリフクロウ」という、木の上ではなく草原で暮らしている小さくて足の長いフクロウです。とても可愛いです。
これが盆栽フクロウです。盆栽大好き。
盆栽の手入れにも余念がありません。
あっ、おともだちの盆栽カメさんが遊びに来ました。
「フクロウさんこんにちは。今日も素敵な盆栽ですねえ」
ハッ!
「カ、カメさんこそ」
「素晴らしい盆栽です!」
「フフフフフフフ……」
最近お気に入りの盆栽フクロウ遊びでした。
フクロウやカメ、盆栽、盆、草などのパーツはバラバラになっているので、頭の上の盆栽を着せかえできるのがポイントです。
子供の頃に「シルバニアファミリー」という可愛い動物のお人形と、小さいお家のおもちゃに憧れていました。今もゲームなど(「どうぶつの森」とか)で、自分の部屋にお気に入りのアイテムを置いてカスタマイズする遊びが大好きです。
しかし大人になってみるとなかなかあるもので満足できず、もっと自由にカスタマイズしたいのです。かといって工作は超苦手なので人形の家を作るとかは苦行としか思えません。また、ゲームの中の家みたいな絵を画像ソフトで作れば自分の好きなものを作り放題!と思いきや、案外自由過ぎてどうしていいやらわからなくなります。
そこで取り出したのは画用紙と手近な道具に画材。
背景を描いてキャラクターを描いてアイテムを描いて色を抜いて切り抜いて。これがほどよく自由で楽しいです。
「自由度が高すぎるとつまらない」「ある程度のルール、制限の中で遊ぶ方が面白い」という言説をよく聞きます。それも真実だと経験でわかります。
が、その原因は人間の感覚の小ささ、いわば能力の欠損のなせる技ではないかとも思います。
ミニマムな楽しみを追求するのも、スケールが小さくてつまらないとは感じません。むしろ小さなところにも無限の広がりを感じたりします。一方、数学の問題などを立てる時、ターゲットが三次元であれば単純化するために試しに一次元や二次元で考えてみたりするように、制限をつけて試みてから自由度を上げてゆくというのも、楽しい遊びではないでしょうか。
などと、紙を切り抜きながら途中までは考えていたのですが、面白くてだんだんどうでもよくなりました。というわけで、
盆栽フクロウでした。六次元盆栽を研究中です。
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