半分休みの予想編

みなさま、ベルボーイのメアカです。

たいへんたいへん、たいへんなのです!!

アルブル:「どうしたんです、そんなに慌てて」

バベル

バベル:「そうですよ、妙に張り切って、ちょっといつもと違いますよ」

メアカ:「あ、おわかりになりました?実は今日、斎藤雨梟オーナーが体調が悪いらしく、かと言ってみなさまにまったくご挨拶しないのもなんだなあということらしく」

雨梟:「メアカくんたち、なんかてきとうにおもしろいことお話ししといてよ」

メアカ:「……というわけなんですよ」

バベル:「うーん、なかなか倒錯した設定ですね」

メアカ:「せってい!?」

バベル:「あ、いや何でもないですよ」

アルブル:「それにしても、てきとうにって……何というてきとうな」

バベル:「それだ!いつもと違うと思ったら、何だか今日は全体に、いつもに増しててきとうな感じじゃないですか」

アルブル:「確かに」

メアカ:「それより大変なんですよアルブルさん、庭の一角にすごく怪しいものを見つけたんです。ほらあの箱なんですけど」

アルブル:「うわ、本当だ、いつの間にあんなものが!あやしいなあ」

バベル:「う〜ん、あからさまに怪しすぎますね」

メアカ:「あの大きさから言って私、ちょっと嫌な予感がするんですよ。それなのにメグロくんはつっついたりたたいたりするし、メアオくんは開けてみようというし、メギくんなんか穴掘って隠れようとして穴に落ちちゃうし、大変ですよ。キャプテンに見つかったら、きみたち何遊んでるのって大目玉ですよ」

バベル:「いつもの大騒ぎのパターンですね、そりゃあ大変だ」

メアカ:「私は庭にあった不審物を報告するという職務を落ち着いて果たしたまでですけれどね。でも、思ったんですが、一体全体あの箱の正体は!?ってところで終わると、これが次回の予告編ということになりませんか」

アルブル:「どうでしょうねえ、次回のお話を決めるのは作者なので、予告編ではなくあくまでも予想編にしかならないのでは」

バベル:「倒錯の達観ですねえ、アルブルさん」

アルブル:「神ならぬ身に未来はわかりません、当たり前のことです」

バベル:「しかも、この世界を決定するのは神と言うにはアレな感じですからねえ。以上のような事情でして、みなさま、誠にてきとうで申し訳ありませんが、今回はここまでということで。次回もよろしくお願いいたします」

よくわからなくなってきましたが、そういうことでお願いいたします。ああ気になるなあ、あの箱。メアカでした。


今回は申し訳ありません。次回もぜひご覧ください。

斎藤雨梟

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