「出版社ごっこ」から「ごっこ」を取る
「ホテルの本棚」は我がホテル暴風雨の出版レーベルです。
2017年に最初の電子書籍『超訳文庫アングリマーラ』を刊行しました。2021年12月からは紙書籍も刊行するようになりました。
ぼくの本だけを扱う個人レーベルではありません。ホテル暴風雨連載陣の作品を中心に、ぼくが価値あると信じるものを刊行していきます。
出版社の定義はいろいろあるでしょうが、会社組織であるかとか、取次口座を持っているかなどはごく些末なことだと考えています。
本質は刊行物の質と量のみでしょう。
現在のところ「ホテルの本棚」はおもに量の問題により「出版社ごっこ」ですが、今年から来年にかけ「ごっこ」をとれるようがんばります。
最新刊は保護犬の里親さんのインタビュー集
先月、最新刊『わたし、捨て犬と出会う』(北野玲・著 ナカライカオル・イラスト)を刊行しました。
1666号室の北野玲さんが、捨て犬を引き取ってともに暮らした15名の人にインタビューして作った本です。
捨て犬の殺処分問題、保護犬の里親探し、人と犬の幸せな共存に関心のある方にぜひ読んでいただきたい内容です。
ナカライカオルさんの挿絵も温かく素晴らしいのです。
2004年に愛育社から刊行された同名書籍の新装復刊版となります。長く絶版状態でしたが、これを絶版のままにしていてはいけないと強く感じ、北野さんに復刊を呼びかけました。
詳しいご紹介はこちらです。→<ペットかコンパニオンアニマルか。犬や猫の飼い主か家族か>
これからもジャンルを問わず、価値ある本、面白い本を作っていきたいです。応援どうぞよろしくお願いいたします。
(by 風木一人)