どこから来たの? Ver.2 1/4話(出典:碧巌録第三十四則「仰山問甚処来」)
新参の僧侶と仰山和尚との会話です。 仰:「オマエさん、どこから来たんじゃな?」 僧:「名山の誉れも高き廬山から来ました!」 ...
東西の古典を、きわめて平易な現代語に訳出する試みです。 意によって大幅に構成を改編し、読みやすくするために潤色を施しています。
新参の僧侶と仰山和尚との会話です。 仰:「オマエさん、どこから来たんじゃな?」 僧:「名山の誉れも高き廬山から来ました!」 ...
雪竇和尚は先に引用したポエムの「仮病など使って何やってんの!」と言っていますが、これは維摩のオッサンが主役を務める「維摩経」の冒頭部分で「世...
本当に悟った人というものは、もはや自分が「悟った」とか「悟っていない」とかを話題にすることはないものです。 だから「仏が、さらに仏にな...
この手の問答は例えば切り立った崖の上に追い詰められたようなもので、進退極まりないと言わざるを得ませんが、ここで命を顧みずに崖からジャンプでき...
維摩のオッサンは菩薩集団に前述の質問を投げかけて、32の回答を得たのですが、どれも皆「有と無」、「聖と俗」といった対立をとりあげた上で、それ...
さて皆さん、あるものごとを「よし」とするにあたって、その「よし」という判断を「よし」とするのは何によるのでしょうか? はた...
さて、ここで読者の皆さんに質問です。 もしも「実はこの山には鼻の平たい毒ヘビがいるのだ。諸君、よくよく注意するように!」などとわけのわ...
その後住職となった雪峰和尚は弟子たちの前でこんなことを言ったそうです。 「実はこの山には鼻の平たい毒ヘビがいるのだ。諸君、よくよく注意...
巌頭:「ハイハイ。頼むからそういうことに気をとられるのはやめてくださいな。 少なくともあと30年は。」 雪峰:「・・・じゃあ、これは...
雪峰(せっぽう)和尚がまだ若かったある日のことです。 雪峰くんは先輩の巌頭(がんとう)さんと一緒にでかけた旅先の山中で吹雪に阻まれ、粗...