Twitterでお話しました
みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。
今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「サーバル〜進化はルールが突然変わるゲームである」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。
先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。
ヒヨドリのおそるべき戦略
まずはホテル暴風雨風オーナーからの質問です。
近所で見るメジロからヒヨドリくらいのサイズの鳥はじつに多種類です。わりと同じ時間帯に行動し、似たようなものを食べている気がします。何かで棲み分けているんでしょうかね?
— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) January 19, 2023
うーん、確かに、サーバルとライオンみたいなわかりやすい棲み分けのない、似たような小鳥っていっぱいいます。ニッチの奪い合いにはならないのか。
@ukyo_an @Kazeki_Kazuhito
ヒヨドリとメジロでは食べ方が違うようです
もそかしたらその辺で食い分けができるのかもしれません https://t.co/qopwx9bIcO— ぐっちー (@mousou_guccy) January 19, 2023
衝撃!!
ヒヨドリが通ったあとには何も残らないと言われるヒヨドリではありますが、この食い分けはさすがに気の毒な気がいたします。
— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) January 20, 2023
果樹を育てている人の悩みの種といえばこの鳥、というヒヨドリ。テカテカしたシートを張ったり防鳥ネットを張ったりみんな大変ですが、これを見ると納得するとともに少々見方が変わります。むしろメジロが「パンの耳だけ残して食べる子供」みたいに見えてくるというもの。何でもかんでも「この後ヒヨドリが美味しくいただきました」という仕組みになっていたのか!?
たくさん餌がある時はいいのですが、餌が少なくなった時には皮まで餌として利用できるヒヨドリと見ることが出来るかもしれません
— ぐっちー (@mousou_guccy) January 20, 2023
ヒヨドリの戦略すごいです。
パンの耳美味しいよね。
風オーナー、ありがとうございます!
シーラカンスのおそるべき基礎力
さてお次はシャルル大熊さんからのコメントです。
ルールが変わりにくい場所もありますね。海。地上では栄枯盛衰激しいですが、深海では100万年くらいじゃ何も変わらないんじゃないでしょうか。進化なんていらない。
— シャルル大熊 (@charles_okuma) January 20, 2023
深海の神秘ときたら、ねえ。
どのへんがポイントで生き残ってきたのか考察の糸口が見えない生物がいっぱいいます。
陸上競技などで基礎体力がついている人はルールが変わっても対応できそうですし、そもそも陸上競技はシンプルな競技なだけにルールが変わりにくいですね
シーラカンスはマラソン選手かもしれません— ぐっちー (@mousou_guccy) January 20, 2023
シーラカンスもまた、どのへんが他種生物より強かったのかよくわかりませんが、心肺機能がすごいのですね。えっ、そういう意味じゃない? ていうか魚類だから肺はないですね。心鰓機能にすぐれたマラソンランナー体質なんでしょうか。
なるほど!汎用性のある力とある環境に特化した力があるわけですね。
— シャルル大熊 (@charles_okuma) January 21, 2023
ルールの変わり方が予測できなければ何が「汎用性」かもわかりませんが、過酷な温度湿度放射線などに強いクマムシ的強靭さは進化という競技における汎用性といえそうですね。そういうやつなの、シーラカンス?
シャルル大熊さん、どうもありがとうございます!
サーバルちゃん VS アーニャちゃん
@mousou_guccy ぐっちーさん、その後「けものフレンズ」見てみたりしましたか? 実は私、妄想旅ラジオでの「盛り上がらないけもフレトーク」が妙にツボにはまって興味を持ち、アマゾンプライムで見られた(当時)ので見たら面白くて好きになりました。他にもそういう人いるのでは。
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) January 17, 2023
「けものフレンズ」面白いですよねー。
結局誰も「けもフレ」トークをしにきてくれなかったなあ〜。
「妄想旅ラジオ」の盛り上がらないけもフレトークときたら、ぐっちーさんのひとり動物園くらい最高だったのに……
結局けものフレンズはあらすじをなぞっただけで見ずじまいです
最近新しいコンテンツに興味が向かなくなりつつある実感がありますが、唯一SPY×FAMILYにはハマりました— ぐっちー (@mousou_guccy) January 17, 2023
おお、SPY×FAMILYとな!
そうですね、きっかけがないとなかなか新しいの見ないので、ぐっちーさんには大感謝です。けものフレンズ1の監督の別作品『ケムリクサ』も見たら面白く、すっかりファンになりました。SPY×FAMILY のシーズン1私も実は今見ています。絵も可愛くて楽しいです
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) January 18, 2023
はい、私も毎度おなじみアマゾンプライムでアニメ版を見ています。超能力犬の登場くらいまできました。可愛い絵柄にお約束のドタバタ感、レトロな中にちょっと現代的エッセンスのある世界観と、誰もが楽しめる国民的作品の風格があるな〜と思いながら楽しんでいます。
SPY×FAMILYは出張先のホテル共有スペースで読み始めたのがきっかけでハマりました
何でも新しい物を摂取しないと凝り固まってダメですね
きっかけを提供すると同時に自分も今年は積極的に新しいことにチャレンジしたいです— ぐっちー (@mousou_guccy) January 18, 2023
ぐっちーさんがはまっているのはコミック版でした! コミック原作のアニメ化というのも、コンテンツ界の定番戦略ですね。
サーバル、さらにおそるべき進化中
おわりに今回のページトップの絵について。ふつうにサーバルを描いたのですが、
サーバルの小顔ぶりがほんとうにすごい。小顔だと手足の長さも引き立ちバランスよくかっこよく見えるのは確かですが、写真を見ていると、「だからって、小さければ小さいほど良いってものか?」という、誰もが思いつつ口に出さない問題を心の中で再燃させずにはおかない……なにせ美しさという点ではイエネコが頂点だという美的感覚の持ち主ですのでね……。
なんて最初は思っていたのですが、参考資料として画像や映像を見ているうちにサーバルのかわいさに目覚めてきたのでした。
それと、サーバルの写真を漁っていると、「顔つきといい骨格といい、これはサーバルではなくややサーバル似のイエネコでは?」というものがかなり出てきます。不審に思って調べると、イエネコとサーバルを交配させた「サバンナ」という新しい猫種(2012年に正式に認められたという情報発見)があるとのこと。
人間の業の深さを思わずにいられませんが、しかしイエネコとの婚姻・混血とは、サーバルの戦略おそるべしです。サーバルではなく人間の仕業ではあるのでしょうが、「人間の美的感覚に強く訴える容姿」かつ「イエネコと交配可能」という条件が新しい生残戦略につながった、とは言えるのかも!?
いや〜猫って本当に美しいですよね。
というわけで今回はこれにて。次回のテーマは「ヒバリ」です。妄想旅ラジオ第68回「ヒバリ」 もぜひお聴きください! 私は、ぐっちーさんのヒバリの生息域の変化のお話を聞いて、自分がヒバリを見たことがないと気づいたり、たまさんのお話を聞いてご当地ファミレスに興味を持ったり、みんな大好きあのファミレス発祥の地が意外と近所だと知ったり、ポチ子さんのお話を聞いて、ヒバリ同様春の象徴・あの野菜をたくさん食べたくなったりしました。次回のエッセイも、どうぞお楽しみに。