Twitterでお話しました
みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。
今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「狂犬病〜海外で動物とふれあうには覚悟と準備が必要です」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。
先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。
母の怖れと怒り:本当に狂犬病の恐れはないか
今回は、ふわゆさんが貴重な経験談を寄せてくださいました。
小1の頃、校庭の隅で見つけたノラ子犬にふくらはぎを噛まれました。保健の先生は絆創膏を貼っただけ(*_*)
うちに帰ると母が「狂犬病になったらどうするの!」と学校へ乗り込んで行きました。
S50年グッチーさんの調べでは狂犬病は発症していない時期ですが、恐ろしい病気と認知されていたのでしょうね— ふわゆ (@100kero1) September 28, 2021
な、なんと!! ノラ子犬ではワクチンは接種していないでしょうし、確かにちょっと怖いです。
ええっ😲 その後ワクチン打ったりしたんでしょうか? それともお医者さんに行って大丈夫ってことになったとか??
今でも(特にノラさんだと)狂犬病に限らず何か起こらないかと、ちょっと心配になりますよね😦— SAITO Ukyo (@ukyo_an) September 28, 2021
もちろん病院には行きましたが、医者に大丈夫と言われ、またまた母が怒ってたのを覚えてますww
幼少の頃ですのでワクチンの存在は知りませんでした。まあ、それから40数年、元気ですので良かったですww— ふわゆ (@100kero1) September 28, 2021
「大丈夫」と言われても100%安心と言えるのか?とお母様が不安になる気持ちもわかりますよね。その犬が狂犬病じゃないか調べたわけではないのにって。でもご無事で何よりでした😀
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) September 28, 2021
「狂犬病はもうないから大丈夫」と言われても、全部の哺乳類調べたわけじゃあるまいし本当に? と思ってしまいますよね。狂犬病が猛威を振るっていた頃をよく覚えていればなおさらです。今でいうと「コロナはもうない」と急に言われるような感じでしょうか。うーん、でも何はともあれ本当に良かったです。
おそらくお母様は戦後の野良犬が多くいた時のことを思って真剣だったのでしょう
戦後は野犬狩りが行われていて、狂犬病撲滅に貢献したと思います— ぐっちー (@mousou_guccy) September 28, 2021
故郷は、ずいぶん田舎なので小学生の頃は野犬をよくみました。村ハズレに野犬処理場があって、前を通るのが怖かったです。
もちろん今は居ませんよ。
家のワンコも毎年ワクチン打ってます。病院で美味しいゴハンをもらってる隙にプスッと😁— ふわゆ (@100kero1) September 28, 2021
野犬狩りに野犬処理場……言葉を聞くだに恐ろしいですが、狂犬病の脅威がすさまじかったことが伝わってきます。
野犬処理場、響きが怖いですが😭 そういう歴史を経て狂犬病をなくせたのでしょうか。
美味しいゴハンをもらっている隙にワクチンを! 病院でもそんな技を使うのですね〜😄 食べてる間に、あれ、なんかチクっとした……かな?くらいで終わるなら最高ですね💡— SAITO Ukyo (@ukyo_an) September 28, 2021
美味しいゴハンをもらっている隙に注射とは、獣医さんもそんな技を使うのですね。注射嫌いな子(大抵は嫌いだと思いますが)や力の強い子のワクチンはけっこう大変と聞きます。飼い主さんも獣医さんもそれぞれ何か「技」を持っていそうでそれも聞いてみたい。
ふわゆさん、どうもありがとうございます!
なんで犬だけ注射しなきゃいけないんだワン?
続いて、シャルル大熊さんからコメントをいただきました。
狂犬病をうつされる可能性があるのはイヌだけではないんですね。しかし猫やその他の哺乳類からの感染への警戒はあまりなされていないような気がします。たとえば猫に予防接種義務はありません。これは「可能性はあるがイヌとは比較にならないほど小さい」ということなのでしょうか?
— シャルル大熊 (@charles_okuma) September 29, 2021
それ、不思議ですよね。ウイルスは一般に数少ない特定の種に感染するというイメージがあります。狂犬病は哺乳類全般に感染するものの、犬が感染源になりやすい特別な理由があるということ?
飼い猫のワクチンは義務づけられていませんし、どういうことなんでしょう?狂犬病がもう日本にはいないから? でも他の動物も危険だとしたら、狂犬病がまだ猛威を振るっていた時代には猫なども危険視されていそうですよね🤔 ぐっちーさん @mousou_guccy 教えてください〜!
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) September 29, 2021
日本も狂犬病の脅威にさらされていた時代ならば、猫やネズミ、家畜の馬、牛、豚、山にいる鹿や猪や狼なども相当警戒されていておかしくなかったはずですが……?
推測なんですが、狂犬病ウイルスが神経を伝って脳に至り、移動速度が同じならば小型の動物ほど潜伏期間が短いはずです
一般的にネコの方が小型で発現しやすく見つけやすいですし、臆病なので人間にうつしにくくなっているのではないでしょうか
ちなみに日本最後の狂犬病罹患動物はネコだったようですね— ぐっちー (@mousou_guccy) September 29, 2021
日本で最後に狂犬病になった猫は、いったいどこから感染してしまったんでしょう。もう少し遅く生まれていれば。
では犬だけを特別に警戒する理由は、昔は野犬が「最も噛まれやすい動物だった」からなんでしょうか。確かに猫にそうむやみに噛まれないですね。(自分のうちの猫の爪を切る、シャンプーする、など以外では)
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) September 29, 2021
今、野犬は滅多に目にすることがありません。ノラ猫はいますが、確かに臆病でそうそう寄って来ないし、寄ってくるのは人懐こい、噛んだりしない猫です。噛むくらいなら逃げますし、逃げないように捕まえようとしない限り噛まないですよね。
昔はそれだけ「その辺にいる野犬に噛まれる」ということが頻繁にあったのでしょう。
シャルル大熊さん、ありがとうございます!
猫もワクチンを打っておくと出入国が簡単になりますニャ
日本には狂犬病に感染した哺乳類は本当に一個体たりともいないのだろうか? 存在を証明するのは簡単だが無の証明は困難であるなあ〜などと考えているうちに、こんなエピソードを思い出しました。
祖母から聞いた話なんですが、昔は赤ちゃんから目を離すとネズミに噛まれるということがあったそうで、噛まれるだけで怖いですがネズミも狂犬病になり得るのでそれも怖いよなと思いました
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) September 29, 2021
台所で一仕事するときにおぶっていた赤ちゃんをちょっと下ろして寝かせた隙にネズミに全身を噛まれて赤ちゃんが死んでしまうということが「よくあった」から「怖くて目が離せなかった」と祖母が言っていて「ひえ〜!!!」と恐ろしかったのを覚えています。後で思うに何でも大げさに言いがちな人ではありましたが、ただならぬインパクトでした。
ですがよく考えると、狂犬病ウイルスの有無にかかわらず「赤子をかじって殺しかねない」時点でネズミ、相当に嫌われていたでしょう。ネズミ捕りとか猫いらずでやっつけたり、猫を飼ったりして戦ったけれど、それでもネズミはいまだに人間の居住域を脅かしているわけで、じゃあネズミの狂犬病は? ネズミ取ろうとした猫がいわゆる「窮鼠猫を噛む」の反撃に会ったら猫が感染するではないか!? う〜む。
そこへトリフィドさんからコメントをいただきました。
海外で、犬を含む動物への狂犬病ワクチン接種がどれくらい義務化されているのか分かりませんが、獣医さんで依頼すれば、猫にも普通に接種して貰えるようでした。
清浄国以外から、日本に猫を持ち込む際、狂犬病ワクチンを接種していなければ、検疫所に6ヶ月留め置きだったと思います。
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) September 29, 2021
猫も普通に狂犬病ワクチンしてもらえるの? 全然知りませんでした。愛犬家の皆さんには季節の風物詩並みに身近であろう狂犬病ワクチンですが、案外こういうの、(私だけでなく)知られていない気がします。
そうなんですね!😮外国帰りは検疫所に長く留め置きと聞いて、そんなんじゃ猫を連れて行くのも帰るのもハードル高いと思ってたんですが、ワクチン接種していればもう少し短くなりそうですね(狂犬病だけじゃないかもしれませんが)
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 2, 2021
そうなんです。
8月に逝去したうちの宇宙一の美女(注:猫)など、晩年は腎臓病でしたが、まったくの健康体であった時でも、検疫所に6ヶ月も留め置かれたら寂しくて死んじゃいかねない子でした。海外へ猫を連れて行きたい人や、海外で出会った猫を連れて帰りたい人は、かなりの犠牲を強いられるもんだよなあ、と前から感じていたのです。
マイクロチップ(日本のリーダーで読み取れるもの)装着、狂犬病ワクチン2回接種、採血して抗体値確認、採血から180日以上経過
をクリアしてたら、入国時の係留12時間以内の最短コースになります
人間の新型コロナの隔離より、ずっと厳しいですね 🐱
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) October 2, 2021
おお! 全世界の猫好きへのすばらしい情報をありがとうございます。
かなり厳しのですね🐱🐱🐱
それでも、備えをしておけば12時間で済むと思えば安心かもしれない(猫がいた時は、海外に逃亡したくなっても猫のことを思うと無理そうだし、もし行ったとしても帰って来られないな……などと妄想してました😅)— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 4, 2021
それなりに事前準備をすれば、猫とともに海を渡るハードルは格段に低くなるのですね。
出国は分かりませんが、日本への入国は、狂犬病の発生してない地域(すごく少ないですが、オーストリアとか)からなら、マイクロチップだけで大丈夫だったはずです。
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) October 4, 2021
※ 入力間違いがあり、正しくはオーストラリア(×オーストリア ○オーストラリア)だとのことです。
それにしてもすごいマイクロチップ重視。
ワクチン接種証明書があっても、それが本当に今連れているこの個体に間違いないと証明するには、必要なのでしょう。そう考えたら、人間の場合、見た目が本当にそっくりな人(双子とか)が入れ替わって出入国を試みたとしても「目視」以上の厳しさで証明を求められることはないということですね。
狂犬病ウイルス:太く短い武闘派っぽいのに意外と長生きの不思議
それにしても、狂犬病ってかなり特別なタイプのウイルスではないでしょうか。派手なのに隠れるの上手というか何と言うか。
100%致命的な感染症なのに、ウイルスが絶滅せずに宿主を乗り継いでいけているのが、巧妙だなと思います。
発病までの潜伏期間が長くて、一応異物なのに、その間は宿主の免疫を誤魔化すことができていて、なのに、ワクチンで学習させておけば、ほぼ完全に予防できて、不思議すぎです。
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) September 29, 2021
そうそう、そういうことが言いたかったんです! さすがです。
ウイルスは単独で遺伝子を残せず宿主あってこそ。宿主を殺しちゃおしまい。だからこそ変異して弱毒化しない限りなかなか生き残るのが難しいというのが定説かと思うのですが。
免疫の力をかいくぐるところも、ワクチンの有効性の高さもすごいですよね。そこにいるのに目に入らない、でも一度気づいてしまえば一目瞭然というような、よほど哺乳類の免疫の「うまい盲点」をついているんでしょうか。
発症すると凶暴になるのが関係しているのでしょうか
海外でよだれを垂らした犬を見たら即避難ですね
ネズミは潜伏期間が短そうです— ぐっちー (@mousou_guccy) September 29, 2021
ああ、なるほど。いずれ宿主を殺してしまうとしても、その前に他生物に噛み付くなどして新しい宿主に移れればいいですからね。
野生で群れを作る種かどうかも、感染リスクに関係していそうですね。動物同士で、(狂犬病に限らず)感染した個体を避ける適応も起きていってるのかなと思います。
日本には野犬はもうあまりいませんが、いまやアライグマが増えているので、そこに持ち込まれると脅威ですね。
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) September 29, 2021
海外との行き来も物の流れも加速的に増えています。昨年は、国連の専門家たちが、世界に広がる感染症が頻繁に発生する原因は「他の動物との関係が変化したから」であり、中でも大きなものは「動物性たんぱく質への依存が深まっている」「持続不可能な畜産業に頼っている(野生生物を脅かし、搾取し生態系を破壊している)」などだと警告したというニュースも印象的でした。
参考リンク:動物由来の感染症、今後も増え続ける恐れ=国連報告書(BBCニュース)
ウイルスには多くの場合感染するけれど症状を起こさない種(自然宿主というのでしょうか?)がいると聞きます。そういうのがなくて何でも殺してしまうとしたら、どうやって存続しているのか不思議です。アライグマとか、ウイルスに好かれる体質らしいコウモリとか、確かに広がっちゃうと大変ですね。
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 2, 2021
少なくとも通り一遍の検索頼みの調べ方では、狂犬病の自然宿主がいるのかどうかがまったくわからなかったのです。しかしわかっていればもう少し注意を喚起されていそうだし、やっぱりわからないのでしょうか。
自然宿主が見つかっていないウイルス(エボラとか)も多いみたいですね。
狂犬病も最初はエボラのように、宿主をすぐ殺してしまって、小流行しかしてなかったウイルスだったのが、潜伏期間が長く、不定期になることで、宿主を乗り継いでいけるようになったのかもしれないですね。
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) October 2, 2021
確かにエボラも「コウモリらしい」「やっぱり違うらしい」などと二転三転してまだ不明な点が多いらしいですし、ウイルスの振る舞いというのは、そう簡単にはわからないようです。エボラ出血熱も感染は一部地域に抑えられてはいるものの恐ろしい病気です。早く治療方法が確立することを願ってやみませんが、必死で日夜研究している人がいるに違いないのにいまだにはっきりと有用な方法がないのですから、ウイルス相手の戦いは本当に厳しいものです。
潜伏期間が長い上に哺乳類ならほぼ何でもという幅広さはいかにも強そうですね
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 4, 2021
野生生物とむやみに触れ合うべきでないとは認識していましたが、こと狂犬病に関しては犬だけに注意すればいいのかと思っていましたからね。宿主は何でもいいのか、狂犬病ウイルス! あとコウモリ、なんでそんなにウイルスに好かれるの? 哺乳類なのに飛べることと何か関係あるの? あれこれ疑問は尽きません。
トリフィドさん、どうもありがとうございます!
小指は噛まないように各自十分ご注意ください
ウイルスの脅威にさらされまくっている時節柄もあり、目に見えないウイルスの暗躍を想像すると怖くなってきます。
アフリカに行くときは受けるように推奨されていますが、私自身はこれまで狂犬病の予防接種を受けずに海外旅行に行っていましたが、今度からは事前に受けようと思いました
— ぐっちー (@mousou_guccy) October 1, 2021
受けておけば安心ですからね!
時々、いろいろな国で「多数のコウモリが感染しているらしい」といった情報が出るみたいですね。人間や家畜以外の哺乳類界で何が起こっているか把握するのは難しいので、受けておけば安心ですね。
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 2, 2021
そうなんです、記事の公開期間を設定せずに狂犬病について検索すると、ここ20年ほどの過去のニュースがぽつ、ぽつ、と出てきました。日本でも全世界でも人間界では「大脅威」ではなくなりつつある狂犬病ですが、哺乳類界全体ではやはり周期的に広がったり、弱まったりを繰り返しているのでしょうか。
計画的に受けないとすぐには接種してもらえないようです
— ぐっちー (@mousou_guccy) October 2, 2021
調べてみると、暴露前接種(受傷前に念のため接種しておくワクチン)でも間をあけて3回の接種が必要なようですね。この場合保険適用外で費用もわりと高額なので、推奨されていない地域だから別にいいか、となりがちなのかもしれません。
ところで。
「狂犬病はヒトからヒトへは感染しない」と、厚生労働省のページ他いろいろなところに書いてあるのですが、それは発症者がヒトとしてごく常識的な行動しかしなかった場合に限るのか? エクストリームな行動に出た場合(例:他の人間に噛みつきまくる)でも感染しないのか? という点にモヤッとしていたところ、出典や根拠は不明ですがWikipedia に気になる記述を発見、それは……
ところで、人から人には感染しないとされているものの、「発症した人が他の人に噛みついたりすれば感染の可能性がある」とWiki に書いてありました。やっぱりそうか〜😵
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 2, 2021
そうですよね
気をつけます— ぐっちー (@mousou_guccy) October 2, 2021
噛んだり噛まれたりしがちな人は気をつけたほうがいいですね
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 4, 2021
あなたが噛んだ小指が痛い
という歌がありましたが、日本での出来事であれば心配ないですね— ぐっちー (@mousou_guccy) October 4, 2021
海を渡られる際は十分お気をつけください。
最後に、今回のページトップの絵ですが、もしも言葉が話せたら……という妄想の診察室です。そりゃ嫌だよね注射。
では今回はこれにて!
次回のエッセイのテーマは「リストロサウルス」です。リストロサウルス? なにそれ!? と思いましたか。私も初めて聞いた時はそうでしたが、妄想旅ラジオ第34回「リストロサウルス」を聴くと、どんな生き物か知ることができます。青森で行われる魅惑のイベントや昔懐かしい食べ物についても知ることができます。予習がてらぜひ聴いてみてください。エッセイはどんなお話になるのか、どうぞお楽しみに。
そしてエッセイを読んだ後はまた、 Twitter でもお会いしましょう!
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