Twitterでお話しました
みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。
今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「アデリーペンギン〜アデリーペンギンは「人でなし」か?」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。
先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただき、そしてポッドキャスト「妄想旅ラジオ」第28回「アデリーペンギン」もお聴きになるとより楽しめる内容です。
スイーッと行きます
今回のテーマ、「アデリーペンギン」ってどんなペンギンだっけ? という方にまずはご紹介します。この方です!
こちらもどうぞ pic.twitter.com/Fw2T1Lx3L1
— ぐっちー (@mousou_guccy) July 20, 2021
そうです、JR東日本をよくお使いの方ならご存知、Suica のペンギンのモデルがアデリーペンギン。
デフォルメしているようでそうでもないところがすごいです。やっぱり印刷映え、イラスト映えするペンギンNo.1! かわいいですよね(孤独な瞳が?)
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) July 20, 2021
こちらの写真と比べてみると、デフォルメしてないは言い過ぎかもしれませんが、動物キャラクターには珍しくない「原形をとどめないほどの簡略化」はしておらず、色に関してはほぼそのままですからね。かわいいですよねアデリーペンギン。
と、アデリーさんの魅力をお伝えしたところで、
モテるペンギンになるためには?
「妄想旅ラジオ」パーソナリティのおひとり、ポチ子さんからの質問です。
ペンギンは人でないので「人でなし」は当然だと思いました。
ところで、私たち世代の女性の理想の結婚(繁殖)相手は「3高」でしたが、ペンギンは何を基準に相手を選ぶのですか?遅刻しないこと?— ポチ子 (@mousou_pochiko) July 21, 2021
そうですよね。そしてアデリーペンギンは「鳥でなし」か? というと、あんなに熱心に命がけで育児をするのですから鳥でなしってことはない。というか、あそこまでの育児熱心は鳥の中でも珍しいとすると「鳥でなし」なのか? それはさておき。
どういうペンギンがモテているのか(他の生き物に比べても)わかりにくい感じがしますよね。似てるし……(^^; 遅刻しないのはだいぶ有利そうだと思います。足が速いとか食べるのが速いとかがいいんでしょうか?
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) July 21, 2021
ペンギンって、個体間識別のかなり難しい部類ではないでしょうか。オスとメスの違いもわかりにくいですし、羽の模様がなくてシンプルな分、目印がつけにくいというか。特別モテるペンギンっているんでしょうか、ぐっちーさん?
遅刻魔は嫌われますね
あと、私くらい恰幅がいいとモテると思います— ぐっちー (@mousou_guccy) July 21, 2021
恰幅! 答はそれか。
そっかーペンギンに生まれたらよかったのにね〜
— ポチ子 (@mousou_pochiko) July 21, 2021
ピンクのクマみたいなペンギンを想像してしまいました。とりあえずすごく目立ちそうですね。
すでにペンギンにモテているかもしれない!
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) July 21, 2021
ダイエット要らず。
— ポチ子 (@mousou_pochiko) July 21, 2021
ぐっちーさん、そろそろペンギンの話が嫌になってきたかと思いきや……
私がもしペンギンに生まれていたら、モテ過ぎて他のオスが子供を残すことが出来なくなってしまっていたかもしれないので、ペンギンに生まれないで良かったと思います
— ぐっちー (@mousou_guccy) July 21, 2021
ペンギンという生き物が存続しているのはぐっちーさんのおかげですね
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) July 21, 2021
あやうくペンギンが個体数を減らした上にすべてピンク色になり、目立ちすぎてアザラシとかに食べ尽くされるところでした。危なかった。
で、ぐっちーさんペンギンがいないとなると結局どんなペンギンがモテているんでしょう?
動物の顔はみんな同じに見えますよね。私、パグ集団にタマオ君が入ったら見分けられないと思いますもん。
— ポチ子 (@mousou_pochiko) July 21, 2021
うん、ペンギンの識別は難しいと言いましたが、識別難しい生き物は他にも結構いますね。パグ犬も難しそうです。
私、猫の顔の解像度はけっこう高いですよ(^^; でもそれ以外はダメ…… ペンギンは特に難易度高いと思います。そんな中、やはり体が大きいというのはモテそうだし他種生物からも見分けやすいグローバルな魅力ですね。
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) July 21, 2021
あ、そうだ、家の中にもよく出没する「ハエトリグモ」というクモがいますね。あのクモは一匹ずつ少しずつ体の模様やプロポーションが違って、わりと個体識別しやすい気がします。ってどうでもいい話ですね。どんなペンギン、どんなクモがモテるのか、一応「恰幅がいいとモテる」という仮説を立てましたが真相は謎ということで。
ポチ子さん、ありがとうございます! タマオくんが迷子になってパグ集団に紛れないことをお祈りしつつ……
そしてすれ違い
お次は風オーナーからの質問です。
石器時代の定番ネタで恐縮ですが、ぐっちーさんは最長何時間(何分)人を待ったことがありますか? デートでも仕事でもなんでもかまいません。
— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) July 21, 2021
石器時代かあ。あの頃は平気で何日も待ったり待たせたりしたものです。懐かしいなあ………………。
色々思い出そうとしているのですが、あまり待った記憶がありません
30分くらいならあると思いますが、それ以上は経験がないのか、記憶がないのか、忘れているのか、、、— ぐっちー (@mousou_guccy) July 21, 2021
もしくは3日くらい待たせた結果起こったことがトラウマになってるかですね。
携帯がなかったころ、待ち人が現れないとき、じつに様々なことが頭をよぎったものです。それだけで短編小説が書けそうな気がします。
— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) July 22, 2021
確かめて安心する材料がない、気休めがない、という落ち着かなさは想像力と創作の母と言えましょう。
様々な可能性を思い浮かべてしまいますね
事故に遭ったのか、場所が違うのか、忘れているのか、そもそも約束してなかったのか
今思うと、今以上にコミニュケーションの質が問われていたのかもしれないですね— ぐっちー (@mousou_guccy) July 22, 2021
コミュニケーションが適当すぎて携帯あるのにすれ違う、なんてのも日常茶飯事ですからね。待つのが嫌い派の私も、どっか行っててもそのうち連絡来るだろうと、ものの1分くらいで待ち合わせ場所を離れてしまったり、気の短いことこの上ないです。携帯がなければもう少し待ったものを。しかし携帯がなくなればまともになるかと言われると……?
てきとうに約束すると、場所も日時もすぐに勘違いしそうです。待ち合わせに限らず広義のすれ違いは今でも人間ドラマの基本という気がしますし、コミュニケーションは昔からの大テーマですね。短編どころか長編が書けそうな😆
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) July 23, 2021
「葛西臨海公園」駅と「葛西」駅を間違えたことがあるのでコミュニケーション力の粗悪さには自信があります。携帯とか関係ない。面白いかはともかく、長い小説が書けそうです。
風オーナー、ありがとうございます!
なぜ雪原は白いのか
続いて、シャルル大熊さんからの質問です。
ぐっちーさん、いつも思いつきで質問してすみません。ペンギンもそうですが極地には色鮮やかな生物がいませんよね。熱帯には派手なのがたくさんいます。これはいったいなぜなんでしょう?
— シャルル大熊 (@charles_okuma) July 23, 2021
極地の地上生物は地味ですが、南極の海には意外とカラフルな生き物がいると聞きます。とするとやっぱり、「雪」や「氷」があるところでの生きやすさと関係があるんでしょうか?
学術的に答えが出ているわけではなさそうです
個人的には雪原に赤や緑や黄色などの原色の生き物が点在していると綺麗だろうなと思いますFujiyama Shizuoさんによる「南国の魚や鳥に昆虫はなぜ、色鮮やかなのですか、敵に見つかりやすく、食べられませんか…」への回答https://t.co/vimLCTntqW
— ぐっちー (@mousou_guccy) July 23, 2021
よく考えてみれば地味で目立たない方が有利なのは南国でも同じこと。あんなカラフルな生物がいるというのがミステリーという気がしてきます。それでもやはり、雪原の極彩色とジャングルの極彩色ではリスクが違いそうです。生き物の外見というのは不思議です。
思った以上に「まだわかっていない」のですね。見つかりにくくするためには環境に馴染む外見が大事なので、「雪原にカラフル生物」がいったん増え出したら、カラフルな方が目立たないという流れができたりするんでしょうか? 妄想すると楽しいです。
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) July 23, 2021
ジャングルの極彩色の方がリスクが低そうに思えるのは、ジャングルをかたちづくる他の動植物が雪原よりはカラフルだから。と考えると……ピンクのペンギンがもしいたならば、カラフルな雪原世界の先駆者になるのか、モノクロの雪原世界に消されてしまうのか、どちらの可能性もあったといえますね。
考えてみたらどう見えるかは「どんな目で見るか」に依存するので、各地域の生物の視覚システムから研究しないと解けない問題ですね。
— シャルル大熊 (@charles_okuma) July 25, 2021
確かに、ペンギンがピンクだったとしても、天敵がピンクと白を識別できない目を持っていれば何の問題もないですからね。人間の目から見るとモノクロの生物が極域の地上に多いですが、他の生物からは違う見え方をしているかもしれません。雪の中でパッと目を引く色をしていて、「目立ちにくい」を凌駕する優位性がその色にあるのかもしれませんよね。
シャルル大熊さん、ありがとうございます!
ペンギンの目には個体差が色で見えていて、色のきれいなペンギンがモテるのかも……とするとやはりピンクのペンギンが? 妄想が止まらなくなったところで、今回はこれにて。
しかしペンギンってどんな色にしてもけっこうかわいいのでは? と妄想しながら落書きしたのが今回のページトップの画像です。
さて次回のテーマは「コアラ」です。ペンギンに続き、動物園の超人気者の登場、どんなお話か、どうぞお楽しみに! また来週、こちらのサイトで、そしてTwitterでお会いしましょう!
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