アオリイカ・高級魚釣りにこの人あり「ぐっちー名人」誕生に期待 ぐっちーさんと話そう<61>

長靴の形の国でかっこいい長靴を釣る illustration by Ukyo SAITO ©斎藤雨梟

Twitterでお話しました

こんにちは。今週もよろしくお願いします!

みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。

今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「アオリイカ〜買えないのだったら釣ればいいじゃない」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。

先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。

ぐっちーさん、よろしくお願いします

エギでエギング!

先週のエッセイに添えられていたこの画像、

自分で撮った写真のようにも見えます。妄想旅ラジオ第61回「アオリイカ」 放送当時はアオリイカを釣ったことがないようだったぐっちーさんですが、あれから5年。もしかして……と気になったので早速聞いてみました。

残念ながら違ったようです。海外にまで出かけたくなるとは、アオリイカ釣りというのはなかなかハードルの高いアクティビティなのですね。

先週のエッセイに、「アオリイカ釣りには餌木と呼ばれるルアー釣りと、アジなどの生き餌を泳がせて食らいついたところを釣るヤエンまたは浮き釣りの大きく分けて2種類がある」とありましたが、こういう技法の違いって、写真を見て道具の違いなどからわかるものなんでしょうか。ついでに、「判別は難しい」と言っているというのに、このイカがシロイカ型、アカイカ型、クアイカ型のどれなのかも聞くという無茶振り。

はい、種類はやはり無茶振りが過ぎました。が、釣り方はわかっちゃうのか! すごいぞぐっちーさん。さすがです。でもあれだ、エッセイには「餌木と呼ばれるルアー釣り」と書いてあったけれど、別のルアー釣りもあるんでしょうか。

えっ!?

餌木(エギ)を使うからエギング! ですってよ、みなさん!!
知らない世界を垣間見たという充実感が凄まじいです。

いいですねエギング。

その後ぐっちーさんのこんなツイートにいろいろな方から返信があり、(北海)DOing、困りング、だべリング、うんちング(スタイル)、段取りング、すべりんぐ、さぼりんぐ、などのワードが集結していました。集合知のすばらしさ。

なかなかいい「まいっちんぐワード」たちですが、私はまだまだ重要な何かを思い出せずにいるようなモヤモヤ感があります。うーん、もっとあったような? 熟考ing。

結論:それにしても「エギング」は秀逸。

目指せ! 高級魚釣り名人(の友達)

話をアオリイカと釣りに戻しましょう。

ホテル暴風雨風オーナーからの質問です。

そもそも釣るのがすごく難しいなら2番の方が簡単そうに思えますが、それだけの問題ではないですからね。さてぐっちーさんの見解は。

名人を見つけてアオリイカ目当てに狙い撃ちというのもかなりの対人スキルが必要というものですからね。

ぐっみー名人て誰だ。間違えました。ぐっちー名人と書きたかったのです。アオリイカ釣り名人を狙い撃ちするより、友達に名人になってもらう方が難易度低いですよね。でもその際、あまりに釣りに無知なのもアレなので、自分も勉強しておくという作戦です。

ね! グッドアイディアでしょう。ていうかぐっちーさん、なんか他人事感醸し出してますけれど……

ぐっちーさんのことですからね。あてにしてますからね。がんばってくださいね。

アオリイカ以外のオススメ

続けてまた風オーナーからの質問です。

だんだん「川で砂金を取ろう」とか「石油を掘ろう」とか「徳川埋蔵金」を(以下略)みたいな話になってきてませんか。大丈夫でしょうか。

ちょっとなってきましたね、やはり。

いやでもそんなに美味しいという魚も、あまり高級ではなかなか食べられませんから、釣れたらいいなあと思いますよね。私も庭を掘ってる時なんかよく「温泉出ないかな」と思います。鮭児かあ。美味しいんでしょうね。一匹7万円て!

釣る趣味というのは楽しむためにわざわざ時間とお金をかけるものですが、「趣味と実益」という考えもあります。釣りはどちらかというとこの「趣味と実益」タイプの生活密着趣味かと思いきや、実は道具を揃えたり遠征したりお金がかかるらしい。そこで「実益」を相対的にどんどん上げていけば、「趣味と実益」に戻ってきてめでたしめでたしという理屈です。

いやでも、そんな魚が釣れたなら、釣るのに7万円かかったとしても喜びが勝りますね!

風オーナー、どうもありがとうございます。

長靴釣りは趣味になるか、さらに「趣味と実益」になるのだろうか?

さて、なんだか恒例となりつつある妄想検索コーナーです。

釣りでかかる「つまらないもの」の代表といえば長靴です。

そうなのか……? 書いていて自信がなくなってきましたが、そんな気がします。

でもそれがカッコいいブーツとかだったら嬉しくないだろうか、というのが今日の妄想です。どんなにカッコいいブーツでも、釣れるということは片方だし、水没してるし、「実益」を兼ねるのはちょっと無理そう。どんな高級ブランドのブーツがかかったとしても、水没片靴(今考えた四字熟語)が売れるってこともないだろうし。

しかしカッコいいブーツが釣れるというのにはロマンがあります。そしてブーツといえばイタリアです。もちろん国土がブーツ型をしているからです。イタリアに釣りに行ってカッコいいブーツが釣れたら、実益ゼロでも面白いんじゃないでしょうか。せっかくイタリアだしフェラガモのブーツでも釣りたいところです。

そんなイメージを描いてみたのが今回のページトップの絵です。

絵で釣り針にかかった長靴は「フェラガモ」のサイドゴアブーツをイメージ。結局今回はブーツの検索に終始しました。そろそろ寒いしブーツいいよねという、めずらしく超実益の検索。

欲しいのはこんな感じのブーツなのでありました。

では今回はこれにて。

次回のテーマは「ヘビ」です。妄想旅ラジオ第62回「ヘビ」は、ヘビが好きか嫌いか? というアンケートで、動物好きの多い「妄想旅ラジオ」リスナーがおおむね対象とはいえ、「好き」派が意外と多かったのがとにかく印象的。ちなみに私も好き派。とはいえ、目の前に出てきたら怖いですけれど。他にも「ヘビ」を切り口にした意外なお話が満載です。こちらもぜひ、エッセイの予習も兼ねて聴いてみてください。

さてエッセイの方は真面目なヘビの話になるか、ヘビ愛を語るのかヘビの怖い話になるのか? 次回もどうぞお楽しみに。

ご意見・ご感想・ぐっちーさんへのメッセージは、こちらのコンタクトフォームからお待ちしております。

ホテル暴風雨にはたくさんの連載があります。小説・エッセイ・詩・映画評など。ぜひ一度ご覧ください。<連載のご案内>