目白散歩4(徳川黎明会・貝の小鳥・ブックギャラリーポポタム・絵本の家)

目白には徳川黎明会がある

2007/3/22(木) 「目白に来て知ったこと9」

目白の一角ではまだ江戸時代が続いている。
高い塀の中から「人生楽ありゃ苦もあるさ~」と鼻歌が聞こえてくることがある。

徳川黎明会 2007年3月撮影

☆     ☆     ☆     ☆

2021/4/4(日)追記
徳川黎明会については当時も今もほとんど知らない。前を何度も通っただけの関係である。徳川ビレッジとともに尾張徳川家と関係があるらしいことだけ知っている。


「貝の小鳥」「ブックギャラリーポポタム」「絵本の家」

2007/3/23(金) 「目白に来て知ったこと10」

目白には絵本のお店が三つもある。といっても、ぼくが越してきたころにはまだ一つもなかった。

3年前、目白通りから一本入った、あまり通らない道でたまたま見つけたのが貝の小鳥

絵本と木のおもちゃ「貝の小鳥」2007

絵本を中心に「こども」や「アート」のキーワードでセレクトされた古書と、どこか懐かしい手触りの木のおもちゃが並んでいる小さなお店。こんな近所の絵本屋さんを見逃していたのだろうかと思い、訊いてみると、開店してまだひと月にならないとのお返事だった。

嬉しくて長居して、店を出ると夕方で、ぽっかり黄色い店内を振り返り、「目白のタヌキのいたずらで、今度来ようとしたら角を何度曲がっても見つからなかったりして」なんて考えたが、今も実在している。
店主のEさんはもちろんタヌキには全然似ていない。

2年前にできたのがブックギャラリーポポタム

ブックギャラリーポポタム 2007年3月撮影 西池袋

ここは開店前にネット上で情報をキャッチして、目白台方面かと予想していたら大外れ、池袋へ行く途中何度も横を通っている場所だった。完全に住宅地の中というのが盲点だったのだ。

絵本・サブカル系の古書店にギャラリーが併設されているのが面白いところで、絵本の原画展から現代アート、社会性の強いイベントまで、オーナーの趣味と個性が感じられる空間になっている。
昨年夏、『ナンセンスの夏☆かいじゅうの夏』展の際には構想段階から設営・宣伝に至るまで惜しみなき愛とご協力をいただき感謝に堪えない。

3店目は絵本の家。残念ながら写真なし。
洋書絵本輸入の老舗が一般向けに始めたお店だけに品揃えがすごい。カフェスペースもあって、絵本やキャラクターグッズに囲まれてまったりできる。
山手線の内側で、ぼくのお散歩領域でないのだが、絵本ツアーat目白ではいつも一番目の訪問先となっている。

歩いて回れる範囲に絵本専門店が三つもある町はそうそうあるまい?
ぼくが自慢することでもないが。

☆     ☆     ☆     ☆

2021/4/4(日)追記
絵本ツアーat目白というのはぼくが2005年から2012年にかけて十数回開催した遊びで、絵本好きの友人知人とともに3つの絵本店を回り、その日ゲットした素敵絵本を自慢し合いながら酒を飲むというものだった。絵本好きの友人同士をつなぐことと、地元の絵本店を知ってもらうことが目的だった。漫画家の内田かずひろさん、絵本作家のやぎたみこさん、仏像イラストレーターの田中ひろみさんなど絵本を愛するたくさんの方が参加してくれた。

ごく最近目白に新しい絵本屋さんができたという情報を耳にした。
目白のえほんや にこにこ書店
なんと4店目! どんなお店なんだろう。他の3店同様長く続きますように!


さようなら目白

2007/3/25(日) 「さようなら目白」

目白駅ステンドグラス 2007年3月撮影

ここでいくつかのことが始まりいくつかのことが終わった。

悪くない。ぼくは歩き続けている。


NEW KID IN TOWN

2007/4/3(火) 「NEW KID IN TOWN」

ようやく部屋が片付いてきた。

CDをダンボールに詰め込んだとき「ABBEY ROAD」と「THE VERY BEST OF EAGLES」だけ残しておいた。以後荷造り荷解きの間この二枚を聴き続けていたわけである。
イーグルスなんてめったに聴かないが延々オートリピートするには悪くない選択だった。ぼくの直感も捨てたものでない。

住む町が変わり住む部屋が変わるのは新鮮な感覚である。それは自分が変わることでもあるからだ。
自己は皮膚によって包まれている。その上を部屋に包まれている。その更に上を町に包まれている。
ぼくが町の一部なのではない、町がぼくの一部なのだ。

早く。早く新しいぼくの一部を探索に行かなければ。

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2021/4/4(日)追記
14年前の日記を読み返すのは14年前の自分と会う不思議な体験だった。
目白散歩と言いながら学習院も志むらも出てこない超個人的な目白散歩で、楽しんでくれた人がひとりでもいるのか心もとない。
しかしまあブログなんてそんなものではないのか。
おつきあいくださった皆様に感謝を捧げる。
志村のかき氷とエーグルドゥースのモンブランも(気持ちだけ)捧げる。

(by 風木一人)


 

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