竹串の安全な捨て方。危険がないように処理して可燃ごみに出そう。

焼き鳥。ねぎま。レバー。ハツ。むね。たれ。塩。

焼き鳥が好きな人は多いだろう。居酒屋に行きにくい今は買ってきてうちで食べることも多いだろう。
美味い焼き鳥は持ち帰って食べても美味いが、一つだけ問題がある。そう、

残った竹串をどう捨てるかだ!

食後残った竹串。10本。皿はリビングストン。

焼くときは大事な役を果たしてくれる竹串も、捨てるときは危険物である。
ビニールのゴミ袋などはあの先端を止める力はまったくないので、きちんと処理せずに可燃ごみに出すとゴミ収集の人がとても危ない。何らかの配慮が絶対必要だ。

従来から知られる捨て方として、半分に折った上で厚紙等に包むというのがある。いい方法だが、竹串を折るのは不器用な人にはちょっと危険な作業だし、厚紙に包みさらに飛び出さないようガムテープ等で止めるのはやや手間が多い。

牛乳パックに入れるのも安全度の高い方法だが、焼き鳥を食べるときちょうど飲みきった牛乳パックがあることは期待できず、するといつか焼き鳥を食べる日のために空いた牛乳パックをきれいに洗って保存しておくことになる。1リットルの牛乳パックはけっこう大きい。うちのように狭いキッチンではいつかのために1リットル分のスペースを取られるのは正直あまりうれしくない。

人類を長年悩ませてきたこの難問、名づけて「焼き鳥の串どう捨てるか問題(まんまやないか)」が、先日ひょんなことからぽろっと解決した。

偶然のひらめきに感謝し、この発明を人類の共有財産とするため、ブログに書き残しておこうと思う。

必要なのはこれだ! 袋入りのクラッカーかビスケット

ナビスコのプレミアムクラッカー。ウクライナのグローナクリームクラッカー。

中身はどうでもいい。いやどうでもよくはない。美味しく食べればいいが、今重要なのはこっちである。

クラッカーの緩衝紙。波型と普通の紙が貼り合わせてある。

この紙。名前は知らないが、誰でも目にしたことがあるだろう。上写真のような商品によく入っている。クラッカーやビスケットが割れないように波型加工でクッション性を持たせた特殊な紙だ。
もうおわかりだろうか。

この波型の穴に竹串を刺すのである!このとおり!

波型紙に串を刺すとしっかりホールドされる。焼き鳥。

この手の紙は、箱ではなく袋に入ったクッキー、クラッカー、ビスケットによく使用されている。
商品によって穴の大きさは違うが、ちょっと小さいかなと思う穴でもうまく紙が広がって竹串を問題なく受け止めてくれる。数種類を試してみたが大きすぎたり小さすぎたりすることはなかった。
このように刺した上でくるりと丸めてゴミ袋に入れれば袋の上からどんな力が加わっても先端部が飛び出す心配はほとんどない。なんなら紙の串が届いていない部分は折り返して2重にしてもいい。
折る必要がない。タレや肉汁が少しくらい残っていてもそのまま突っ込める。テープなど他のものを使う必要もなくこの種の紙さえあればいい。
牛乳パックと違って洗わなくていいし、場所もとらない。焼き鳥デイのために取っておくのは簡単そのもの!

いつでも安心して焼き鳥をテイクアウトできる!

この捨て方は絶対おすすめです。

クラッカーやビスケットは絶対食べたくない、焼き鳥しか食べたくないという人は別ですけどね(笑)

(by 風木一人)

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