夏秋冬暁を覚えるか問題 ねむフクロウ2

みなさまこんにちは。

眠いか眠くないかそれが問題です。

Sleepy or not sleepy, that is the question.

特に意味なく英語で書いてみましたが私はもちろん眠いです。

起きてるフリになってるようななってないようなこういうおもしろメガネですが、昔から存在は知っていましたし、今やネット通販で何でも手に入ることも認識しています。

が、改めてこれがamazonで売られていると知ると何やら感慨深いものがあります。

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それはさておき、「春眠暁を覚えず」 ってどうなんでしょう。

「春は眠い」ということをただ回りくどく言うために使われるでおなじみ、孟浩然の詩の一節ですが、よく意味を噛みしめると疑問が湧いてきます。

「春眠」とはもちろん春の眠りのこと、「暁」とは夜明けのこと。春眠暁を覚えずとはつまり、「春の眠りは夜明けになっても気づかない」ということです。

ちょっと待て、と思いませんか。

夜明けといえば日の出前。今の季節の日本であれば朝5時半くらい。春以外、つまり夏と秋と冬の眠りであれば、夜明けになれば即、目が覚めるというのでしょうか?

ちょっと待て。そんなわけあるか。

その程度の早起きを毎日している人もいるでしょうが、苦労せず自然と起きられるのはニワトリの遺伝子が入ってるような限られた早起きエリートだけでは。

元の詩は「春暁」というタイトルで、五文字×四行 の「五言絶句」というスタイルです。春の眠りは心地よくて朝になっても気づかず眠ってしまったが、昨夜の風雨でどれだけの花が散ったことだろうか? という内容。

私は密かに、実は「春暁」「夏暁」「秋暁」「冬暁」の四部作であったものが、「春」以外は失われてしまったのではないかとふんでいます。

「夏の眠りは心地よすぎて朝になっても気づかず眠ってしまったが昨夜の暑さでどれだけ汗をかいただろう」などなど、もちろんどの季節も朝になっても起きるわけはない。まあでもどれだけ汗をかいただろうって知るかよこりゃひどい駄作だ、と孟浩然本人が思ったのか後世の人が思ったのかは知りませんが、現在まで残ることはなかったのでしょう。諸行無常。そして眠い。


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