ペンギンと朝食を
こんにちは。ホテル暴風雨・オーナー雨こと斎藤雨梟です。毎日寒いですね。
寒くて元気が出ない時には、極寒の地でも元気なペンギンたちの出てくるお話『白黒スイマーズ』を読んでいますが、ここで問題です。この絵のペンギンは何ペンギンでしょう?
うーん、見たことあるペンギンだけど種類は知らないという方も、「エンペラーペンギンかキングペンギンだと思うけど、どっち?」まで絞れた方も、答はこちらをぜひ!
さて、この度ホテル暴風雨オンラインストアでは、こちらの絵をはじめ、浅羽容子さんによるペンギン絵の原画3点の取り扱いを始めました。
もっと暮らしにペンギンを!
問題の答は「エンペラーペンギン」でした。
上の絵は左から、ロイヤルペンギン、エンペラーペンギン、ヒゲペンギンです。優しいパステルカラー一色の背景にリアル&高密度なのに妙に可愛いペンギンの姿が映えて、元気が出る絵です。
絵というのは窓から見る風景に似ています。
絵を飾るのは見つめ続けていたい景色をいつも映してくれる窓を設置するのと同じ。
全面ガラス張りの壁から絶景を望むような絵から、小さなのぞき穴からささやかな景色を楽しむような絵まで。思い出や憧れの窓もあれば未来や幻想の窓もあります。
人間の脳のかなりの部分が視覚情報で占められているそうですから、日常的に目に入る家の壁に何があるかは脳の中身を大きく変えるのではないでしょうか。せっかくならば好きな景色を脳内世界の背景に浮かべたいものです。私は机や棚の上のちょっとしたコーナーに自分のためのミニ床の間のようなスペースを作り、小さな「窓」を飾るのが好きです。何度も見たいお気に入りの景色ならば「絵」でなくても何でもいいわけですが、手描きの原画には独特の存在感があり、絵の向こうと会話ができる気分になります。
ペンギン絵のある風景、デジタル魔法で作りました
そんなお気に入り窓コーナーの素晴らしさをお伝えしたく、「絵を部屋に飾ったイメージ画像」を頑張って作ってみたのが上記2点の画像です。
室内の壁、テーブルやソファなどの画像は私が自分で撮った写真でもなく、自分で描いた絵ではなく、画像素材にペンギンの絵をはめ込み、色調整やトリミングなどでアレンジを加えたものです(元画像はこちらの画像素材サイト:graphicsfuel.comより)。こんな風にペンギンアートを飾ったら素敵だな〜、と自分で作っていて楽しくなりました。手描き原画の良さを伝えたくてデジタル合成写真を作成するというのは妙な感じですがそれが元来の使い方なのでしょう。古来、新しい技術は驚きをもたらし、魔法やら法力やらに見えた(あるいは意図的に見せた)とよく言われますが、現代はまた「何か説明のつく仕掛けはあるのだろうとわかっていても魔法に見える」という、科学技術と魔法とがシームレスな時代に突入している気がします。魔女や妖精や妖怪が身を潜めやすくて安心な時代なのではないかと日々妄想しています。
最後にもう一点、素敵なペンギンアートイメージ画像を。
ではみなさま、浅羽容子作ペンギン作品と、ホテル暴風雨オンラインストアを今後ともよろしくお願いいたします。
浅羽容子作純ペンギン文学『白黒スイマーズ』も読んでね!
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