光の速さで ねむフクロウ7

こんにちは。ねむフクロウです。ニューヨークから帰ってから眠り続けていました。時差ボケは関係ありません。

近頃「光の速さで」という表現をよく耳にします。「考える余地もないというように」「即座に」なされた人間の言動を、面白おかしく表す時に多用されるもようです。例えば、「〇〇さんに例の件を頼みたいと思っていたがちょっと匂わせただけで光の速さで断られた!」など。

光の速さか。

いえ、光といえば秒速3億メートルだぞ光速ナメんなよ、とかそんな大人げないことが言いたいわけではありません。何事も大げさに誇張されがちなのは世のならいです。

しかしながら、「光速」を使ってしまったら次がないではないか、と心配になります。もっと刺激が欲しくなっても後がないぞどうするんだ。そこで思い出すのが新幹線の名前。かつて新幹線といえば「こだま」号と、それより速い「ひかり」号だけ。「こだま」つまり音速、それを超える「ひかり」つまり光速というわけで、うまくできた名称ですが、もっと速いのができると聞いた時、名前は一体どうするんだろう? と思いをめぐらせたものです。

そしてやってきたのが「のぞみ」号でした。あの時は「そうきたか」と唸りました。特急名、驚きの抽象化・概念化!

人間に「光の速さで」即断・即決・即答させるのは、それ以外ありえないという強い思い込みや信念。つまり光速に先んじるのが信念というわけで、「のぞみ」号より速い特急ができたら名前は「しんねん」号ではないかと思った次第。東京・名古屋間を40分で結ぶリニア中央新幹線が2027年開業予定です。「しんねん」来るか。

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