アスク・ホールディングス 山本明美社長第5回

アスク・ホールディングス山本明美社長インタビュー、第5回です。アメリカ西海岸トーランスでのリラクゼーション事業、さらにテキサスにも根拠を置き、リノベーションや不動産開発と快進撃は止まりません。そして、おてんばだった子どものころのお話も。最終回お楽しみください!


一度しかない人生、何でもどんとこい!
アスクホールディングス山本明美社長

山本明美社長

「2008年のことです。友人の紹介で、ある大手鉄道会社の幹部から『トーランスに日系ホテルを開発するのでスパを出店しないか』と打診をいただきました。

ホテル、レストラン、スパ共に日本の企業で一緒にという熱心なお誘いがあり、2年の準備期間を経て、2010年に都ハイブリッドホテルにspa Relakenをオープンしました。

日本式のスパということで、岩盤浴をメインに男女サウナやジャグジー、各種マッサージサービスをメニューとし、基本レイアウトプランから内装まで私自身がデザインしました。

リラックスいただけるように靴を脱ぐスタイルを取り入れ、店内は和紙、竹や炭、行灯など日本の伝統的なものをふんだんに使い、こころ落ち着く五感の癒し空間に仕上げています」

スパ利楽園 トーランス都ハイブリッドホテル

「おかげ様で、オープンから6年、地元アメリカのテレビや雑誌等多くのメディアに取り上げられ、たくさんのお客様にご利用いただいております。日本の岩盤浴(Hot Stone Spa)も地元の方々に認知されてきた実感があり、とても嬉しく思っています。

アメリカは日本とは言語も文化も習慣もことなります。そういう国で人を雇用し商売をしていくのは本当に大変だなあと感じることもあります。
しかしそのぶん日本では絶対に経験できないこともたくさんありますから、これも自分の運命、いい機会を与えてもらったのだと考え、感謝しています」

スパ利楽園 トーランス都ハイブリッドホテル

スパ利楽園 トーランス都ハイブリッドホテル

Torrance4

「現在、人気の岩盤浴を応用したヨガ(Hot Stone Yoga)のスタジオをカリフォルニア州のレイクウッドに建築中、オレンジカウンティのアナハイムヒルズには岩盤スタジオ健康カフェを開発中です。

また、2年前からデザイン開発の知識を活かし、リノベーションや不動産開発にも力を入れ始めました。パートナーである倉石がアセットマネージメントや商業不動産の専門家なので、協力して新たな事業をテキサスにも展開しています。

テキサスとロサンゼルスを往復し、日本の九州と大阪にも店舗を構えており、相変わらず忙しい日々ですが、一度しかない人生、何でもどんとこい!という心境で楽しくやっています」

最後に少し、子どものころのお話をうかがえるでしょうか?

「とにかく、おてんばでした。兄と弟と一緒に野山を駆け回って、男の子の遊びばかりしていました。
足が速かったから小学5年生から陸上をやっていました。中学高校時代は中長距離、30歳ごろまであちこちの大会で走っていました。
故郷宮崎の小林高校は駅伝では全国的に有名な高校だったんです。毎日死ぬほど厳しい練習をやっていました。このころの練習で鍛えられたものが粘りや根性につながっているのかもしれません。

痩せてたんですよ。がりがりで足なんかこんな細くって。いくら食べても太ったことなかったんです。それがアメリカに来てからだんだん丸くなっちゃった(笑)。

今でも体力には自信あります。二三日寝なくても大丈夫です。疲れなんかより仕事やりたい気持ちの方が勝っているんです」

当インタビュ―恒例の質問です。お好きなホテルを教えてください。

「やはりヒルトン。ずーっとそうですね。東京で泊まるときは最近はいつもここです(このインタビューはヒルトン東京お台場で行われました)。
以前は新宿の東京ヒルトンもよく使いました。世界中に拠点がありビジネスラウンジがあるのでとても便利ですね。特に日本のヒルトンはスタッフの笑顔の声かけがすばらしいです。教育が行き届いているなあと感心します。

この間、ウェデイングのリハーサル前に這うように一生懸命床を掃除している光景を見かけました。制服から清掃のスタッフではないと直ぐに判りました。その姿勢に、見た瞬間、熱いものがこみ上げてきました。

ここに来るといつも、素敵な出会いがあり幸せな気持ちになるんです。ありがたいことです」

山本明美社長、長時間ありがとうございました!


山本明美(やまもとあけみ)
宮崎県出身:ASC創業社長
1988年 富士通FIP退社後、同年「ASC:アスク」を創業。DTP〜IR支援企業の制作プロダクションとして事業を拡大。2002年、リラクゼーション事業を開始。「ボディケア利楽園」を開店、2004年、業界初の株式公開、日米22店舗展開し利楽園ブランドを構築した。また遊休不動産の付加価値事業として日米で40以上の開発プロジェクトを手掛けた。(リンク参照)http://relaken.com/akemi-yamamoto-desgin-produce-work
2009年から開発を手掛けた”米国初の本格岩盤浴”は 日本の温浴文化として地元で話題となった。現在 レイクウッド市、アナハイムヒルズに岩盤浴スタジオを開発中。また居住用不動産の販売管理とバリューアップデザイン開発プロジェクトはテキサス州にも展開している。


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