
【 追悼魔談 】魔の表情(3)
葬儀場から迎えに来た黒のセダンが父の遺体を引き取って行った後、ふと思いついて彼のアトリエに行った。しばし無言で部屋の中央に立った。額装絵画の...
葬儀場から迎えに来た黒のセダンが父の遺体を引き取って行った後、ふと思いついて彼のアトリエに行った。しばし無言で部屋の中央に立った。額装絵画の...
父を描き始めてすぐに奇妙な違和感に気がついた。私は本人をじかに見て描いているのだが、その「本人」は今まで描いてきたあらゆるモデルと決定的に違...
2019年2月1日(金)早朝。私はいつものように6時に起床した。標高650mの山村ではいまの時期、朝は戦慄的に寒い。ベッドを出て足早に隣の仕...
この2月6日水曜日、夜のNHK報道。夢見る少年のように目をキラキラと輝かせた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関係者が、「はやぶさ2」の着陸...
「魔の石」第3回。今回は隕石の話から始めたい。石は石でも「隕石」と言えば、これはもう通常の「石」とはかなりイメージが異なる。なにしろ過酷な道...
「魔の石」第2弾。今回から数回にわたり「ヒュパティアストーン」と呼ばれる隕石の話をしたい。じつは「魔の石」を語るにあたり、前回の「ホープダイ...
筆者はこう見えても(どう見えてんだか)石が好きである。マニアではないが、かなり好きである。どの程度好きかと言うと…… (1)高校生時代に弘...
前回は「もののけ姫」冒頭で村を襲撃する怪物のシーンを語った。見張りの老人が恐怖と共に発した言葉「タタリ神だっ!」から「タタリ」について話を進...
新年明けましておめでとうございます。 今年も「魔談」は快調に魔を飛ばすつもりでおります。どうぞよろしくお願いします。 …………………...
「さて、古城内を散策しようか」という気分になった。世界一の奇書を机上に残してここを去るのは誠に心残りではあったが、いつまでも本を眺めているわ...