アジア系アメリカ人監督の映画「ミナリ」「ノマドランド」

アジア系アメリカ人監督の映画「ミナリ」「ノマドランド」

まずは「ミナリ」。ミナリとは韓国語で植物のセリのことである。1980年代、田舎の州アーカンソーで農業を行おうと苦闘する韓国系アメリカ人家族の物語。30代の若い夫婦と、二人の小さな子供の家族は古いトレーラーハウスに住み、広い土地で水源を探し、農業を始めていく。

心ほぐれる韓国映画「チャンシルさんには福が多いね」とユーゴ映画「ジプシーのとき」

心ほぐれる韓国映画「チャンシルさんには福が多いね」とユーゴ映画「ジプシーのとき」

「チャンシルさんには福が多いね」昨年の大阪アジア映画祭で上映され、いち早く見た映画仲間から、いいですよと聞いていた。「韓国のロメール」と呼ばれるホン・サンス監督のプロデューサーを務めてきた女性キム・チョヒがシナリオを書き初監督した作品である。

「ステイホーム」に実によく合うヒッチコックの映画「三十九夜」等

「ステイホーム」に実によく合うヒッチコックの映画「三十九夜」等

ヒッチコックは英国人だが40歳の時アメリカに渡っている。英国時代の諸作の中で見ていないものがあったのでこの自粛期間に見てみたらとても面白く驚いた。映画として古びておらず、むしろ派手な演出の多い現代の映画と比べて純粋に映画として輝いている。

見てビックリのムヒカさん!「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」

見てビックリのムヒカさん!「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」

彼は、何とウルグアイの軍事政権に反対して武力闘争(拳銃での打ち合いなど)を行い、刑務所に12年、奥さんと共に投獄されていた筋金入りの政治人だったのだ! 過酷な囚人生活に耐え、思索の日々を送ったことからだろう、彼の話す言葉は「哲学者」のようだ。