アジア系アメリカ人監督の映画「ミナリ」「ノマドランド」
まずは「ミナリ」。ミナリとは韓国語で植物のセリのことである。1980年代、田舎の州アーカンソーで農業を行おうと苦闘する韓国系アメリカ人家族の物語。30代の若い夫婦と、二人の小さな子供の家族は古いトレーラーハウスに住み、広い土地で水源を探し、農業を始めていく。
まずは「ミナリ」。ミナリとは韓国語で植物のセリのことである。1980年代、田舎の州アーカンソーで農業を行おうと苦闘する韓国系アメリカ人家族の物語。30代の若い夫婦と、二人の小さな子供の家族は古いトレーラーハウスに住み、広い土地で水源を探し、農業を始めていく。
まだ38歳で、監督作品も少ない岨手由貴子(そでゆきこ)監督の新作「あのこは貴族」がとても面白く、後味もいい秀作だ。 共に大学生...
ポーランドとイランの激しくヘビーな映画を3本紹介したい。映画館で見たからこそ、より強い迫力を感じたのかもしれない。 まず、ポー...
静かで深い感銘を受けたのが昨年の「風の電話」だ。津波で両親と弟を亡くして、広島の叔母の下に引き取られて8年経った高3の女の子がヒッチハイクをしながら、故郷岩手県大槌町に帰り着く話だ。劇映画とドキュメントが一緒になったような作品で、
これまでずいぶん日本のヤクザ映画を見て来たが、特に現実のヤクザに関心があったわけではない。しかし、現在公開中の2本の映画「ヤクザと家族」「す...
昨年春の緊急事態宣言の際、映画館通い、飲み会、旅行等それまでの楽しみが突然停止され、やむに已まれず新しく始めたことはネット配信映画を観る事、...
「チャンシルさんには福が多いね」昨年の大阪アジア映画祭で上映され、いち早く見た映画仲間から、いいですよと聞いていた。「韓国のロメール」と呼ばれるホン・サンス監督のプロデューサーを務めてきた女性キム・チョヒがシナリオを書き初監督した作品である。
ヒッチコックは英国人だが40歳の時アメリカに渡っている。英国時代の諸作の中で見ていないものがあったのでこの自粛期間に見てみたらとても面白く驚いた。映画として古びておらず、むしろ派手な演出の多い現代の映画と比べて純粋に映画として輝いている。
彼は、何とウルグアイの軍事政権に反対して武力闘争(拳銃での打ち合いなど)を行い、刑務所に12年、奥さんと共に投獄されていた筋金入りの政治人だったのだ! 過酷な囚人生活に耐え、思索の日々を送ったことからだろう、彼の話す言葉は「哲学者」のようだ。
ハッピー・ニュー・イヤー! 今年も自由に面白い映画を紹介して行きたい。 今回は、コロナを心配しながら年末に映画館で見たお勧め映画3本を紹介...