力作ドキュメント2本「行き止まりの世界に生まれて」「なぜ君は総理大臣になれないのか」

力作ドキュメント2本「行き止まりの世界に生まれて」「なぜ君は総理大臣になれないのか」

見る前は、不景気にあえぐアメリカ中西部の「ラストベルト(錆びた帯状工業地帯)」と呼ばれる場所が舞台というから、この地帯が衰退した歴史的・経済的背景を描くのだろう、トランプ支持の理由が深く理解できるかと思って見始めたが、かなり違っていた。

歌に陶酔、人間性に魅了される「パヴァロッティ 太陽のテノール」

歌に陶酔、人間性に魅了される「パヴァロッティ 太陽のテノール」

若い頃からの活動と人生を、写真や映像や、様々な関係者のインタヴューで紹介していく、テンポと流れがとても良く、楽しんで見て行けるが、その中で、テノールとは何かという解説や、どうやってすごい声を出すかという秘訣のようなものもさらりと触れられ興味深い。

大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」と「HOUSE ハウス」

大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」と「HOUSE ハウス」

大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」を見た。当初、4月公開の予定であったが、コロナの緊急事態宣言のため、公開が延期されて7月末となった。末期ガンと闘いながら制作したとは思えないほど、映画は華麗な映像による大林ワールドが全開で、