
十身調御の仏 3/4話(第九十九則「粛宗十身調御」)
達磨大師が少林寺で壁に向かって座禅を続けていた時のことです。 大師は雪の中に立つ青年僧の神光さん(後の二祖慧可和尚)が自分を振り向かせ...
東西の古典を、きわめて平易な現代語に訳出する試みです。 意によって大幅に構成を改編し、読みやすくするために潤色を施しています。
達磨大師が少林寺で壁に向かって座禅を続けていた時のことです。 大師は雪の中に立つ青年僧の神光さん(後の二祖慧可和尚)が自分を振り向かせ...
ある時、孚(ふ)上座が揚州の光孝寺で涅槃経の講義をしていると、雪に降りこめられた行脚中の僧が一人、講義を聴きにやってきました。 孚上座...
※タイトル変更のお知らせ ページ開設以来「超訳文庫」のタイトルを使用して参りましたが、今般、「好雪文庫」に名称変更させていただきます。...
保福和尚は長慶和尚がつまらぬ問答を仕掛けてきたので「それじゃあ、仏さまはいったいどういう説法をしたんだい?」とツッコミました。 長慶和...
「仏」のいる世界に長居してはいけません。 長く居すぎると頭に角が生えてしまうからです。 「仏」のいない世界からは一刻も早く脱出してく...
ある僧が大光和尚に尋ねました。 僧:「金牛和尚は食事時になると飯桶を抱えて弟子たちが集まっている部屋に行き、大声で笑って舞い踊りながら...
弦がわずかに動くのを見ただけで曲名を言い当てる。 そんな真のスーパーイントロクイズマスターには、千年に一人出会えるかどうか。 ウサギ...
今回のエピソードに対して、雪竇和尚は次のようなポエムを詠みました。 きらりと光る透明な結晶は、言葉で表現できるものではない。 神や人間は...
ある僧が智門和尚に尋ねました。 僧:「智慧、つまり般若(はんにゃ)の本体というのはいったいどのようなものなのでしょうか?」 智門:「...
今回のエピソードに対して雪竇和尚は次のようなポエムを詠みました。 目が見えない。耳が聞こえない。口がきけない。 三病人の対応は実に難しい...