
別訳【夢中問答集】第五十問 心身を用いた修行は意味なし?
足利直義:しかし和尚、お経に書かれている修行方法はといえば、程度の差こそあれ心身を用いたものばかりです。 和尚はそれらを否定しようとおっし...
足利直義:しかし和尚、お経に書かれている修行方法はといえば、程度の差こそあれ心身を用いたものばかりです。 和尚はそれらを否定しようとおっし...
足利直義:いやいや和尚さま、「禅宗の修行は身体や口でやるものではない」というのはわからないではないですが、「頭も使わない」ということになって...
座禅修行は禅宗の専売特許ではない。 浄土宗でも密教でも座禅がある。外道たちにもある。 いずれもじっと動かずに座り余計なことを考えない...
足利直義:「昔のエライ人が『集中力のないヤツは座禅をしたって仕方ない』と言っている。だからそこら辺のアホウを壁に向かって座らせたところで何の...
足利直義:「もう長いこと修行しているんだけど、全然それっぽい成果がでないんだよなぁ・・・」とグチっている人がいます。 また、「死ぬ間際...
百丈和尚は大勢を相手に講義をした際、しばしば終了後に会場を後にしようとする弟子たちに向かって「オイ、オマエら!!」と声をかけることがあったそ...
他人の批判と自他の区別をやめてしまったとしても、それだけではまだ足りない。 両親が生まれる前まで遡って「自分」を見つけられるのでなければ、...
足利直義:昔の偉い人は「本当にものごとのわかった人は他人の批判などしないものだ」と言ったそうです。 確かにそれはそうなんだろうとは思う...
足利直義:なるほど・・・ それでは仏教だとかなんだとかを含めた一切を放っておくのが究極の境地なのですね? 夢窓国師:達磨大師は「外部の...
足利直義:その理屈はわからなくもないですが、実際にムカつくヤツを見ればムカつくし、色っぽいネエちゃんを見かけたら声をかけてみたくなるのが人情...