Twitterでお話しました
みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「妄想生き物紀行 第19回 シャチ〜シャチの個体識別と民間伝承の関係にワクワクします」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。
先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただき、そしてポッドキャスト「妄想旅ラジオ」第19回「シャチ」もお聴きになるとより楽しめる内容です。
ぐっちーさん、シャチを怖れず
ダイビングライセンスを取った時のエピソードをラジオで披露していたぐっちーさんに、トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】さんからこんな質問が寄せられました。
陸ならば、まだ遮蔽物利用とかできそうですが、水中は相手の土俵過ぎて、シャチ筆頭で海棲哺乳類と同じ水に入れる気がしません。
ぐっちーさんは、ドライスーツ?のお話を妄想旅ラジオでされてた記憶。恐くないですか?(怖さはどうやって克服できますか?)
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) March 18, 2021
自然の海を潜るのですから当然、海の生き物がいます。いなきゃつまらない気もします。何がいるかわからないぶん、確かに怖いような。どうでしょうか、ぐっちーさん?
大型の生物に遭遇した事がないので実感はありませんが、ダイビングでジンベエザメを見てみたいですね
水中では実物より大きく見えるので、更に大きく感じるのでしょう
楽しみです— ぐっちー (@mousou_guccy) March 18, 2021
すごい余裕だ。カモン、シャチ!くらいの。そうは言ってないけど。
ジンベエザメに会えたら感動ですね。ジンベエザメなら……ラジオではサメ(ホオジロザメなどの怖いやつ)と遭遇した時の戦い方指南もあったような。ぐっちーさん、全然怖くないんですね?❗️
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) March 18, 2021
ジンベエザメはプランクトンなどを食べる、性質のおとなしいサメ。大きくて、背中の模様が美しいです。ダイバー憧れのサメだそうですが、ダイバーでなくても憧れます。一方の遭遇したくない怖いサメの撃退法は、確か、鼻や目をパンチするんだったか。
ガイドさんと一緒に行くので安心しています
また行きたいですね— ぐっちー (@mousou_guccy) March 18, 2021
うん、やっぱり余裕ですね。
やっぱり怖れる
続いて、ホテル暴風雨風木オーナーからの質問です。
ぐっちーさんに質問です。シャチに触れたことはありますか? ぼくはあります。鴨川シーワールドでシャチにキスしてもらったのです。喰われそうでした。
— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) March 18, 2021
好き好みシャチに喰われに鴨川へ。
一句詠んじゃったよ。
鴨川シーワールドには行ったことがありますがそんなサービスあったっけ? 昔、シャチのぬいぐるみならば連れて帰って「大次郎」と命名したけど……と私の思い出話はさておき。
みんなの前で行われるアトラクションですよね
私は触ったことはないです
シャチとの交流アトラクションはなぜ可能なのでしょう?
100%安全じゃないとできないと思うのですが、それほどシャチは信頼に足る動物なのだろうか— ぐっちー (@mousou_guccy) March 18, 2021
公衆で本当に喰われちゃ大変だ。
また一句浮かんだ。
ぐっちーさん、シャチへの信頼感に疑問を呈す!
はい。お金を払ってキスしてもらったのはあのときだけです。シャチキス証明書をもらいました。
たぶん事故は一度も起こっていないのだろうと思いますがどうなのでしょう。— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) March 19, 2021
特別に慣れて訓練されたシャチだからできることなのは間違いないですね。(※注:調べたところ、現在は行われていないサービスらしいです)
シャチの潜在的な殺傷能力は大型ネコ科動物同等かそれ以上と思われ、いくら慣れた個体でも動物園で「ライオンにキスしてもらう」なんてサービスは聞いたことがないところから鑑みるに、やはりシャチというのは特別な動物のようです。
信頼というより信仰なのかもしれません
— ぐっちー (@mousou_guccy) March 19, 2021
シャチは神様ですからね!
— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) March 19, 2021
喰ったりしないよ神様だもの。
というほど神様を信頼できない気がするけれどそれはそれ。ネイティブアメリカンの人々の信仰も、敬いつつ怖れる、という感じのものではと推察されます。
さて特別なシャチが陸に上がってオオカミになるというネイティブアメリカン・ヌチャヌルス族の伝承についてシャルル大熊さんからコメントが。
シャチが陸に上がるとオオカミに変身する。すごい想像力です。どんなふうに変身するのでしょう? ぼんっ!って煙が出たりするのでしょうか?
— シャルル大熊 (@charles_okuma) March 19, 2021
だんだん足が生えてしっぽが生えて毛が生えて……とかじゃなさそうです。
煙が上がって変身するのはキツネのイメージですが、シャチなので水しぶきかもしれません
— ぐっちー (@mousou_guccy) March 19, 2021
変身というか、化ける話? シャチに化かされて泥団子食べて裸で踊ったりしちゃうアレですか?
盛大な水しぶきで姿が見えなくなり、収まるとオオカミがいる。それで行きましょう!
— シャルル大熊 (@charles_okuma) March 19, 2021
それで行くのかい。化かされないようご注意を。
さてシャチ恐るるに足らず、なのか定かでないぐっちーさんに私も質問しました。
触れたことはなくても、野生のシャチは見たことありますか?(友達が知床でシャチを見たと言ってた→北海道の海では見られる という超短絡思考ですが(^^; )
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) March 20, 2021
そう。知床では見られるんだそうです。いいないいな。ぐっちーさんはどうでしょうか。
遠くにいるのを見たことあります
野生のシャチは怖いです— ぐっちー (@mousou_guccy) March 21, 2021
怖いのか。
ダイビングで遭遇しないといいですね〜。 ガイドさんがいれば大丈夫か?
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) March 21, 2021
そこへ坂の餅さんが現れた!
是非これにチャレンジしてほしいですね!https://t.co/zaArjRAoyX
— 坂の餅 (@korogaru40) March 21, 2021
鴨川シーワールドのシャチショーの写真なのですが(環境によってはこのページから見た方が大きな写真が見られるようです)、これがすごい。人間のトレーナーの人(でしょうか?たぶん)をシャチが鼻先で持ち上げるようにして高くジャンプしている写真です。これをしながらエクストリーム・ポッドキャスティング、どうですかね。
これは高いですね
プールの外に落ちたら大変
シャチをよく信頼できますね— ぐっちー (@mousou_guccy) March 21, 2021
やはりシャチは怖い。あと「信頼」がポイントなのですねぐっちーさん。そういう観点で言いますと、
これは……私ならシャチというより自分が信頼できない? というかそれ以前にあらゆる意味で無理? すごいですね。どうやって練習するんでしょう
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) March 22, 2021
はい、私は自分の身体能力をまったく信頼できません。そしてゆこぽんさんから新たなシャチ情報が!
鴨シーのシャチショーは素晴らしいのですが、一度、シャチの機嫌が悪いからと開始が30分遅れ、演技も控えめだった回に遭遇したことがあります。観てるこっちはヒヤヒヤものでした
— ゆこぽん (@yukopong) March 21, 2021
シャチの機嫌……さらっとすごく怖いことを言われているような凄味があります。
それはスリルとサスペンスなショーでしたね!! 「シャチの機嫌」かなりの重要事項かと思いますが、一応でも毎日定時にショーができてしまうことが、よく考えるとすごいです?
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) March 22, 2021
本当にすごいと思います。だって相手は動物です。猫の爪とぎショー 12:30より とか無理じゃないですか。相手が人間だって遅刻したりするというのに。
ゆこぽんさんからはこんなコメントもいただきました。
ヌチャヌルス族とクワクワカワク族の語感に意識が持ってかれてなかなか中身が入ってきませんでした。どんな意味なんでしょう
— ゆこぽん (@yukopong) March 22, 2021
それ!
ヌチャヌルス族とクワクワカワク族。ヌルヌルしたヌンチャクとワクワクさせる乾いたクワガタのことで頭がいっぱいになるというものです。
検索してみると「ヌチャヌルス」は「山沿いに住む民」と書いてありました(wikipedia調べ) クワクワカワク族は不明です。ヌチャヌルスの語感は沼とか池とか湖とかを思わせますが(「ヌ」に引きずられてるだけ?)山というのが意外でした
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) March 22, 2021
はい、私も気になっていたので検索しまくってみましたが、「クワクワカワク族」に関してはわかりませんでした。
ありがとうございます!ヌルヌルとワクワクというイメージでした。山沿い、全然違いますね。ヌルヌルした山なのか…?
— ゆこぽん (@yukopong) March 22, 2021
相当ヌルヌルしてますよね〜
ワクワクカワクも何か意表をついた意味なのではとワクワクします?— SAITO Ukyo (@ukyo_an) March 22, 2021
ヌルヌルした山。どんな山なんだとワクワク。あと、「クワクワカワク族」「ヌチャヌルス族」で検索すると先週のぐっちーさんのエッセイがかなり上位に来ることにもワクワクカワク……
トリフィドさん、風木オーナー、シャルル大熊さん、坂の餅さん、ゆこぽんさん、ありがとうございます!
問題は著作権
最後に生物学的(っぽい)質問を。
シャチは定住型・回遊型などグループが違うとほとんど交流・交配もないと前に見たシャチの生態DVDで言っていて、しかも生物の分類が日々変化しているところです。ぐっちーさん @mousou_guccy は、一種と思われていたシャチが実はもう別種と言えるほど遠くなっている可能性はあると思いますか?
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) March 20, 2021
そうなんです。面白いDVDだったんですがレンタルして見たのでもうタイトルなどを忘れてしまったのが残念。
体のサイズも違っているようなので、今まさに別れている最中なのではないでしょうか
今のうちに名前を考えておかなくては— ぐっちー (@mousou_guccy) March 21, 2021
シャチにも新種ブームが来るかもしれないですからね。
それです! どんな名前がいいでしょう? 殺し屋クジラの名にふさわしいのは海獣を食べる方ですかね。レジデント型は太公望シャチ? 魚群探知機のある漁船を追いかけて魚を獲ってしまうという話がとても面白かったです(漁船にとっては大打撃でしょうけれど)
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) March 21, 2021
シャチの名前は考えがいがありそうです。大きいし(?)
ゴルゴシャチ
— ぐっちー (@mousou_guccy) March 21, 2021
えーと、殺し屋だから?
とりあえず必要なのはさいとう・たかを先生の許可でしょうか。
というわけで今回はこれにて。
来週はぐっちーさんのエッセイの回、妄想生き物紀行初の架空の生き物「バーバパパ」がテーマです。妄想旅ラジオ第20回「バーバパパ」も新機軸な面白さです。妄想旅ラジオ20回記念のシャッフル企画で、いつもとは違い、生き物の話をポチ子さん、旅の話をぐっちーさん、食の話をたまさんが担当します。予習がてらぜひ。エッセイもどうぞお楽しみに!
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