ぐっちーさんと話そう<12>富山のクリオネ、お姫様弁当でビジネスチャンス!?

「クリオネ型たれびん」商品化イメージ画像 illustration by Ukyo SAITO ©斎藤雨梟

Twitterでお話しました

こんにちは。今週もよろしくお願いします!

みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。

ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「妄想生き物紀行 第12回 クリオネ〜流氷の天使と裸の王様」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、今回もお伝えいたします。

先週のぐっちーさんのエッセイ、そしてポッドキャスト「妄想旅ラジオ」第12回「クリオネ」もお聴きになるとよりお楽しみいただける内容です。

ぐっちーさん、よろしくお願いします

天使の条件

先週の「クリオネ」エッセイではいきなり「天使」を謳ったいくつかのキャッチフレーズに異を唱えたぐっちーさん。

シャルル大熊さんから、この件に関しいきなり厳しい(?)質問が。

体育館裏に呼び出されたぐっちーさんの回答やいかに?

1. さわやかではないが天使である
2. さわやかであるが天使ではない
3. さわやかではなく、かつ天使でない
のうち2であったということですね。

温かみのあるご回答、いただきました。「さわやか天使」が昭和的キャッチフレーズであるならば、「さわやかだけど天使じゃない」は平成的キャッチフレーズでこれもなかなか悪くないんじゃないかというのが私の個人的見解です。シャルル大熊さん、ありがとうございます!

太平洋と大西洋では大違い。流氷の小悪魔について考える

「タイヘイヨウ」と「タイセイヨウ」ってすごく似ていて見分けがつかないと子供の頃などは思いがちで、長じるに連れ、よく見ると「タイ」の漢字が違うことに驚き、英語でいうと「Pacific」と「Atlantic」で全然違うことにまた驚き……というドラマがありませんでしたか? ありましたよね!?

というのはさておき、トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】さんからこんなご指摘が。

同種と思われていたクリオネが環境の違いにより種が分かれたものだったなら、クリオネが食べるミジンウキマイマイもまた同様の環境で種が分かれていてもおかしくはない! う〜ん、思いつきもしませんでしたが鋭いご指摘。

しかもこんな資料まで!

リンク先は研究の内容の概要をわかりやすく説明したものですが、さらに大胆にかいつまんでいうと、「北大西洋のミジンウキマイマイと北太平洋のミジンウキマイマイのDNAを調べたところ結構違う。別種とまでは言えないが、亜種くらいは違う」ということのようです。その原因について言及はされていませんが、そもそもこの研究は主に、人間活動による「海洋酸性化」が海洋生物の骨格(貝類の貝殻など)を海に溶出させてしまう可能性について考察したもの。酸性化した環境の中で、ミジンウキマイマイの貝殻がどうなるか? さらに、貝殻が溶けるかどうか、という見た目の変化のみならず遺伝子に与える影響はどうか? を調査しています。その結果生息域による違いが明らかになるのですから、世界中の海がひとつにつながっているのと同様、あらゆる生物の変化は他の要素とつながっているのですね……

長くなりました、失礼。

ところで、クリオネもさることながら、ミジンウキマイマイもかなりの謎生物です。

だってこれですよ。流氷の小悪魔か。

新種の富山ちゃんとランチャーム

さて、脱線しましたがその後、富山湾で発見された新種のクリオネにどう命名するかに話題は移り、

トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】さんからはこんな、もうこれで決定でいいのではという素敵な案が。富山らしさもあり風情があり、チューリップの花弁がクリオネのバッカルコーン似という隠し技まで。完璧です。

しかし先週の編集後記にも書いたように、新種のクリオネがお弁当に入っている魚の形の醤油入れに似ている件から頭が離れない私は再びみなさんに意見を募る!

似てる。すごく似てる。そっくりだ、醤油入れに。

としつこく念じたところ、たまさんから賛同を得られました!

はい、嬉しかったです。そして「お弁当に入っている魚の形の醤油入れ」の名称を教えていただきました!

たれびん……はあんまりなそのままさですが「ランチャーム」という商品名はどこかクリオネ的なかわいらしさではありますまいか。醤油入れにそっくりなクリオネにそっくりな醤油入れというのがあったらとても素敵なのでは。

と、思ったのは私だけではなかった!

全国の水族館グッズ担当の方々、グッズを作っている方々、いかがでしょうか?

お弁当の醤油入れに似ている件にはまた賛同者(ですよね?)坂の餅さんが現れ……

お弁当の大王ときたか、そりゃ愉快! と私は早とちりしてエキサイトしたのですが

……勘違いでした。しかも「ダイオウベントウショウユサシカメガイ」と書いたつもりがベントウも抜けていたわい、やれやれ困ったものよのう、と急激に老化しかけましたが、頭が六つに割れて若返りました。「大お弁当」いいですね。別に「姫」と両立させてもいいですね。お姫様のお弁当に入っている大きな醤油入れみたいですもんね。

トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】さん、たまさん、坂の餅さん、どうもありがとうございます!

今回は全部のコメントをご紹介しきれないほど「新種の命名」やら「お弁当」やらで盛り上がって楽しかったです。ご参加くださった皆様、ありがとうございました! 新種の命名こんなのどう? やお弁当の醤油入れにソックリだね! に関しては、無期限でコメントお待ちしております(個人的に)。

↑ひっそりとご返信をお待ちしつつ↑ 今回はこれにて。次回のエッセイは「アルマジロ」です。いつもの妄想路線でアルマジロ界のアンチエイジングなどなどが語られます。どうぞお楽しみに。妄想旅ラジオ第13回「アルマジロ」は、アルマジロミュージカルが突然始まる驚きの回です。エッセイの「予習」としてお聴きになるとより楽しめること請け合いです。

ご意見・ご感想・ぐっちーさんへのメッセージは、こちらのコンタクトフォームからお待ちしております。

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