Twitterでお話しました
みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。
今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「カブトガニ〜フレー! フレー! 青組」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。
先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。
応援合戦は実在するのか?
いきなりですが、先週のぐっちーさんのエッセイに、「(運動会で)応援合戦をする方が多数派」と書いてあったのがどうもピンとこないというか、「本当なの?」とやや疑念を抱いている私です。
応援合戦をするとしたら、いきなり血の色を問うてくるレベルのエキセントリックなやつばかりなのか、もうちょっとおとなしいのか、いえいえむしろ血の色なんてまだ可愛い、ってなもんなのか。知りたい。なので聞いてみました。
ぐっちーさん @mousou_guccy にもみなさんにも聞きたいんですが、「応援合戦」って血の色を聞く以外はどんなものでしたか? 私の小学校は、みんなで応援歌を歌い、「フレー!**」の**部分を赤組は「赤」白組は「白」と同時に歌うという、合戦というか人の話聞かない系の応援でした😵
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 26, 2021
記憶に無いです
もともと運動会が嫌いだったので、小学校の1回は風邪で、1回は仮病で休んだ記憶はあります— ぐっちー (@mousou_guccy) October 26, 2021
え?
応援合戦はなかったというより「覚えてない」だけ?
応援合戦がない方がマイナーらしいと書いてありましたが、そもそもあったかなかったか覚えていないってことでしょうか!?🤣 まあ私も運動会に校庭に穴掘って遊んだりしてたから似たようなものかも……
みなさま、運動会の「応援合戦」情報お待ちしてます!!!— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 27, 2021
軽く衝撃を受けつつみなさんに聞いてみたところ、たくさんのご回答をいただきました。まずはトリフィドさんの応援合戦の思い出です。
応援合戦は、メインで前にでるヤンチャ系の人とその他大勢のマスゲーム形式でした。
背景に飾る大きい看板があって、絵が上手な人が描いていたような? 私は赤組だったのですが、当時でさえ元ネタを知ってる人が殆どいない「赤影」が描かれ、私の人生初赤影でした。— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) October 27, 2021
大掛かり&明確な役割分担&謎の懐かし漫画(先生の進言でしょうか?)と見所満載ですね。「赤影」聞いたことあるけれどビジュアルがわからず思わず検索しちゃいましたが、応援合戦映えしそう、と納得でした😆
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 28, 2021
「赤影」知らない方は画像検索してみてください。赤組応援のために生まれたようなルックスです。看板作りといいマスゲームといい、かなり手間も練習時間もかかっていますよね。運動会って当日何やったかもあまり覚えておらず、前日までの準備にそんなに時間をかけた覚えもない私(の母校のスタイル)はよほどの少数派なのか、はたまた私の記憶力がやばいだけなのか。
続いて、ポチ子さんの応援合戦もなかなかすごいことが判明。
私の高校は立体的なハリボテを作ってましたよ。何の形だったか記憶にありませんが、体育祭の後にそれを燃やして盛り上がり、なぜか毎年雨になり、泥まみれになり、近所の風呂屋に
なだれ込んでました。お風呂屋さんは迷惑だったと思います。私はそれを冷ややかに見てました。— ポチ子 (@mousou_pochiko) October 27, 2021
ハリボテってかなり手間がかかってますね😃作るの大変そうですが燃やしちゃうのもすごいし(毎年取っておいたらそれも大変ですけど) 燃やす→雨→泥んこ→お風呂やさん まで込みで恒例行事というところがすごい‼️
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 28, 2021
ハリボテって骨組みを作って、新聞紙などをノリで貼って乾かして、また貼って乾かして、色を塗って……みたいなアレですよね。1日じゃできそうにないしかなりの気合です。泥んこでお風呂屋さんという無邪気系青春エピソード、それを冷ややかに眺める大人なポチ子さんという対比にシビレる!
運動会に限りませんが、やらされる事が嫌いだったので高校では体育祭実行委員長としてやらせる方にまわりました
体育祭を楽しんでいる人々を見て楽しんでいました— ぐっちー (@mousou_guccy) October 27, 2021
運動会が嫌いな人への驚きのソリューションですね。その手があったか。でも私は……大変そうだし校庭に穴掘ってる方がいいや。
運動会へのテンションがみなさん絶妙……校庭に穴掘って楽しんでた私としては癒されます♨️
応援歌の「赤」「白」の部分だけ大声で怒鳴りあうという小学校の思い出しかないのは何故かと考えて重大事を思い出しました。そういえば中学以降は運動会がほぼなかった!(理由:学校にグラウンドがない)— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 28, 2021
これ、どうでもいい話ですが個人的には大発見です。
どうしてこんなに記憶が薄いのかと訝っていたところ、運動会そのものがなかった! よくぞそこまで忘れられるものだと、記憶の儚さに気が遠くなりそうです。
グラウンドがない狭い学校だったため、体育館で行う「球技大会」というのはあったのですが、全校生徒は入れないので応援合戦なんかありません。たまに遠くのグラウンドを借りて運動会をやってたはずなのですが、そういう日はすごい早起きだったのでたぶん寝ぼけてたのでしょう。ろくに覚えてません。歌歌って踊ったりして応援した記憶がうっすらあります。競技なんか見もせず眠気からくるトランス状態で踊り狂っていたような。でもどんな踊りだったのやら……昔から夜型です。
私の健忘症が酷い件はさておき、次は、ふわゆさんの応援合戦エピソードです。
応援合戦やりました!
高校時代の それは、その頃流行りの「なめ猫」のコスプレに、三三七拍子の応援団。時代よね〜(〃▽〃)— ふわゆ (@100kero1) October 28, 2021
おお、コスプレ応援団! ハリボテ・マスゲームって、どんな? と度肝を抜かれっぱなしでしたが、これなら私の想像可能な範囲の運動会らしさ。ちょっと安心。
時代ですね
— ぐっちー (@mousou_guccy) October 28, 2021
なめ猫、懐かしアイテムとして定期的に話題になってますから、若い方もご存知なのでは。猫好きとしては、なめ猫の衣装と猫要素とどっち重視で再現してるのか、気になります。
なめ猫のコスプレは服装のみか、猫耳とか猫のお面とかの猫要素が入るのかが超重要となって参りますが(^^; どっちだったんですか?🐱😆
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 28, 2021
うろ覚えですが、制服に猫耳とシッポだったかな?
結局ヤンキー仕様ですがw— ふわゆ (@100kero1) October 28, 2021
猫耳シッポあり。それなら私のような運動できない生徒でも猫耳の造形に徹夜したりして楽しめそうですニャ!
猫耳とシッポを合法的に(?)つけられる応援合戦、いいじゃないですか〜😊🐱
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 29, 2021
お次は坂の餅さんの応援合戦の思い出です。
私は大阪府の小学校でしたが、応援合戦はなかったですねぇ。皆が座ってる前に音頭をとる人が立ってて、定期的に応援する感じでした。三三七拍子とか。
運動会の定番の言いぐさに「赤はあかん、白にしろ」というのがありましたが私は6年間ずっと赤組でした。
— 坂の餅 (@korogaru40) October 28, 2021
笑いの洗練度がないと生き残れないとかで何かと話題に上る「大阪の小学校」ですが、案外クールな感じです。
そういえば私の母校の小学校も、誰かが三三七拍子やってたかも……あ、健忘症が酷い件はもうそろそろいいですね。すみません。
ええっ、赤組が言い返すパターンの定番の「言いぐさ」はないんですか〜!?
あ、でも新種の虫発見みたいなもので、ないってことは、いいの思いついたらずっと語り継がれそうでいいですね(思いつかないけど)— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 29, 2021
残念ながらないんですよ。
今思いつくのは「白は白玉、赤は赤福」くらいですかね。
赤福餅の方があんこでくるまれている分豪華ですから。— 坂の餅 (@korogaru40) October 29, 2021
「白は白玉、赤は赤福」いいなぁ〜
豪華で美味しい赤福への愛を感じます。
別に白組をディスってるわけではないという優しさが染みますね。白玉だって美味しいですからね。白玉にはつぶあんですよね! などと書いてますが、つぶあんVSこしあん という別の戦いに火をつけようという意図ではありません、決して。つぶあん派だけど。
そうこうするうちに、思いついちゃったんです。
赤福愛が伝わってきます😁
白けてないでアカるく! とかどうですかね〜
ちょっと語呂が悪いし「しろ」じゃなくて「しら」になっちゃうし理屈っぽい感じかなあ🤔— SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 1, 2021
思いついたものの、我ながら今ひとつか、と不完全燃焼感に浸っていたところ、
いいですねぇ。
「やーい、白はしらいんじゃー!
赤はあかるいねんぞー!」いい煽り文句です😊
— 坂の餅 (@korogaru40) November 1, 2021
丁寧なご指導により本格的な大阪仕様に生まれ変わり、採用。やった〜。
白はしらい、赤はあかるい。なんかいい感じじゃないでしょうか。どうでしょう、大阪の小学生のみなさん。
いろいろな応援合戦のお話聞けて最高でした。トリフィドさん、ポチ子さん、ふわゆさん、坂の餅さん、どうもありがとうございます!
応援合戦は都市伝説ではないという調査結果
ぐっちーさんが「応援合戦をする方がメジャー、しない方がマイナーなのか?」に関してアンケート調査をした結果もここに。
私が本当にマイノリティなのか、より多くのサンプル採取のためTwitterアンケートをします
自分が子供の頃、運動会で応援合戦をしましたか?— ぐっちー (@mousou_guccy) October 27, 2021
私はうっかりしていたらアンケートの期限が過ぎてしまって参加しそびれたのですが、仮に私の一票を「していない」に入れても、圧倒的に「した」が多数派という結果でした。
応援合戦なんて都市伝説では? くらいに思ってましたがそんなわけはなかった😅 学生当時はあったとしてもやる気ゼロだったと思いますが、今となってはどんなものか好奇心が湧きます。
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 28, 2021
近くの小学校にこっそりと覗いてみてはどうでしょう
— ぐっちー (@mousou_guccy) October 28, 2021
不審者として通報されないか心配です
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 28, 2021
都市伝説の調査はけっこうハイリスク。
大玉 or eスポーツ、現代にぴったりの全員参加競技はどっち?
さて、応援合戦ではありませんがホテル暴風雨風オーナーも運動会の思い出を語ってくれました。
運動会で思い出すのは大玉送りです。低学年は転がし、高学年は持ち上げることによって全校生徒が参加できる、よくできた競技でした。あれは今でも全国の小学校で行われているのでしょうか?
— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) October 28, 2021
思い出語りというより運動会評論が始まったもようです。
「よくできた」競技かどうかはさておいても、大玉って非日常感が尋常でないので、出てくるだけで面白かったことが思い出されます。大人でもちょっとテンション上がるでしょうし、子供ならばもちろん、学年なんぞ問わないのでは。
うちの子供はやってなかったですね
大玉は保管スペースをくうので小さな学校では維持が難しいかもしれないです— ぐっちー (@mousou_guccy) October 28, 2021
あー。
全国の行事ではなかったか。一年にたった一日のためにあの巨大な玉を保管するのは、場所が余ってない限り確かにちょっとね……。
少子化で全校生徒の数が少なくなったので大玉送りやっても盛り上がらないかもしれませんね。
— 風木一人@ホテル暴風雨オーナー (@Kazeki_Kazuhito) October 30, 2021
元はといえば、生徒が大勢いるので一人一人にそんなに出番を与えられないため「いかにして効率よく全員を参加させられるか?」という思想の元に生まれた競技という感じです。人数少なければ不要なのかもしれません。
団塊ジュニア世代のベットタウンと今の北海道の田舎では人数が桁違いですよね
— ぐっちー (@mousou_guccy) October 31, 2021
「団塊ジュニア世代のベッドタウン」要素のまあまあ強い街に昔から住んでますが、地元の母校(小学校)も私の入学時より生徒が6割くらい減っているみたいで、大玉が今でもあるのかどうかわかりません。運動会に潜入するべきか🧐
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 1, 2021
これも忘れてたんですが、母校の生徒数は私の在学時よりかなり少ないらしいです。このご時世に人口が微増しているエリアですが、それでも。大玉は健在なのか否か。
やはり覗くしかないですね
— ぐっちー (@mousou_guccy) November 1, 2021
そうなりますね。
小学校の運動会って、児童や保護者以外が入れるものなのか、そこからして知りませんが、今どきダメな気がします。何かで入れたとしても結局校庭に穴掘って怒られそうですし。
ところで、大玉の保管維持が大変という問題の解決方法を思いつきました。
もよりの別の小学校まで転がすというルールにして使い回せば(共有すれば)場所も取らずエコではないかと今思いついたんですが、学校密度の低い地域だとプロアスリート並みの超過酷な競技になってしまいますね
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 28, 2021
もしかしたらフルマラソン級かも
— ぐっちー (@mousou_guccy) October 28, 2021
ですよね。しかも「大玉」って。聖火ランナーより過酷。ダメだ。
そこへ きゅうせいしゅが あらわれた !
義務教育の運動会にも、eスポーツ種目の登場が待たれます。
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) October 28, 2021
eスポーツいいですね! それなら保護者のふりして潜入する甲斐があります。「父兄参加によるeパン食い競争」とか出たい。大玉送りに代わる全員参加競技もまた違うテイストのものが登場しそうです。
そんなに難しくなくて低学年の子も高学年の子も無理なく参加できて大勢の協力プレイで盛り上がるゲームがあるといいですよね。既存のゲームとはちょっと設計思想が違うのか、どんなのがいいかすぐには思いつきません。e大玉転がし?(ダメだ、そのまま移植すればいいってもんじゃない😅)
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 29, 2021
雨天順延から、雨天e運動会へ
ご家族もe参加障害物レースは、マイクラでコースを作るとこから(コース設営も点数のうち)
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) October 29, 2021
コース設営楽しそうです😍
なんじゃこりゃあ〜!! みたいなコース作りたがる子がクラスにきっと一人はいますね(私か)— SAITO Ukyo (@ukyo_an) November 1, 2021
eスポーツがあったら運動会が楽しみで眠れないかも。というか単に寝る間を惜しんで練習に熱中するかも。
あ、でも私が好きなのはただ歩き回るとか放置する系のゲームばかりだった……(運動会にそういう種目も入れて欲しいものです)
風オーナー、トリフィドさん、どうもありがとうございます!
意外と身近にいるカブトガニ!(※注 今回の本題はカブトガニです)
すっかりカブトガニをほったらかして応援合戦と運動会で盛り上がってしまいましたが、
運動会で盛り上がっていますが、本題の「カブトガニ」ネタです(^^)
私は水族館でしか見た事ありませんが。なんと故郷の西海市で昨年の夏、海水浴場でカブトガニの産卵があったようです。そんな近くに存在していたとは…https://t.co/MG3cOG1x08— ふわゆ (@100kero1) October 28, 2021
海水浴場でカブトガニの産卵ですと!?
カブトガニさん、そんなに人が多い場所にふらっと来て卵産むようなお方でしたか?
すごいですね!「 50年眺めてきたけどカブトガニの産卵は初めて」というコメントがありましたが、カブトガニが来るだけならば珍しくはないんでしょうか? どっちにしても生きた化石の産卵はすごい😃
そうでしたカブトガニが本題でした。カブトエビと間違いがち、ってのは世代でしょうか😁— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 28, 2021
学研の付録でカブトエビ育てた世代です。
カブトガニ、産卵を見ることは稀にしても、海に行けば偶然出会っちゃったり、できるものなのか?
昔からカブトガニが居たのか、母に聞いてみましたら。「おったとやろけど、アレは食べるもんじゃなかけん、気にした事なか〜」食物でなければ市場にも出回りませんし、興味が無ければ、浜に居ても気づかなかったのかも知れません。
— ふわゆ (@100kero1) October 28, 2021
ほほーう!
気にした事なか〜、に滲み出るカジュアルな距離感にちょっと興奮します。
以前グッチーさんが、同じ情報でも興味がある前と後とでは印象が全然違うと、仰ってましたが。
今ではカブトガニに興味深々です
(Ŏ艸Ŏ)— ふわゆ (@100kero1) October 28, 2021
東シナ海沿いにもいるんですね
壱岐市にもいるそうなので不思議では無いか— ぐっちー (@mousou_guccy) October 28, 2021
お母様が「食べられない」ことを認識されていたということは、やっぱり注意はしていないけれど何となく知っていたり目にしていたのでは!? と思えてきます。興味がないときは目に入っても見ず、興味がわくと急に出現する現象、本当に面白いですよね✨😀
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 29, 2021
私で言えば「その辺に生えている草」みたいな現象です。草なんかよく見てやしないのに、ある日特定の種類の草が気になって、名前が知りたくて調べてようやくわかったりすると、どこを歩いていてもその草が目につくようになるのです。
カブトガニ、地域は限定されるし数が少ない事実に変わりはないにせよ、何しろあのインパクト大な見た目です。そんな雑草のようにじわりと日常に溶け込める生物だったのか、ということに単に驚きます。
同じ「長崎新聞」のサイトに、スーパーの鮮魚パックから見つかったカブトガニが水族館で飼育されているというニュースが! スーパーでお魚買うのも気が抜けないですね https://t.co/tsTCnoXzJE
— SAITO Ukyo (@ukyo_an) October 28, 2021
スーパーで買ったしらす干しのパックの中に時々混入している超ミニサイズのイカ・タコ・エビなどを探すのを密かな趣味としていますが、しらす干しの中にカブトガニ入ってたらどうしよう。生の魚のパックへの混入ならまだ救出して飼育してみることも可能でしょうが、しらす干しではなあ。
ところで、カブトガニ、飼育することも可能だそうです。日本国内のカブトガニは天然記念物に指定され、勝手に取って飼ったりしてはいけませんが、外国産のカブトガニが流通しているとのこと。
和歌山県の「すさみ町立エビとカニの水族館」では、コロナ禍でもできる企画として、県内の小学生〜高校生を対象に、水族館で誕生したカブトガニの赤ちゃんをおうちで育てて観察する「おうち研究員」3名を募集していたことがあったもようです(2021年3月)。もう募集は締め切られていますが、今も県内の子供たちの家で順調に育っているのでしょうか。
参考リンク:【急募!】エビとカニの水族館こども研究員!(すさみ町立エビとカニの水族館)
「家でカブトガニを飼育している」という人のブログを読んでいたところ、カブトガニは砂に潜るのが大好きなので水槽の底に厚めに砂を敷く必要があり、近くにいてもめったに姿が見られないと書いてありました。へえ〜!
見えないけれどそこにいる、というロマンを解する人、というのがカブトガニを家に迎えて同居する条件の一つのようです。やはり神秘的な生き物です。
というわけで今回はこれにて。
最後にページトップの絵についてですが、カブトガニの血はオキシ型とでオキシ型で色が違い、体内では乳白色、体外に出ると青色になるという話を読んで描いてみました。
ぐっちーさんのエッセイのほか、こちらの記事を参考にしました。
カブトガニの血、青色じゃない? (笠岡市立カブトガニ博物館)
体内の血液の色はオキシ型とデオキシ型の比率で決まり、「空気中の酸素に触れた」時、「空気中にしばらく放置された」時にも変化するとあります。空気中の酸素に触れて色が変わるのは「デオキシ型がオキシ型になる」からと思われますが、「空気中に放置」による変色がちょっとわかりませんでした。採血の血が黒っぽいのはデオキシ型でなおかつまだ空気に触れていないから? シリンジから出して空気に触れると赤くなるのでしょうか? では鼻血は空気に触れたはずが黒っぽい場合、空気中に長く置かれていたせい? 2価の鉄と3価の鉄との間の変化が色の違いに関わっているようにも思えるのですが……どなたかわかる方いらっしゃったら教えてください。
次回のエッセイは、対応する「妄想旅ラジオ」の回が「お便り紹介」のため、妄想生き物紀行での独自テーマになる予定です。どうぞお楽しみに。
そしてエッセイを読んだ後はまた、 Twitter でもお会いしましょう!
ご意見・ご感想・ぐっちーさんへのメッセージは、こちらのコンタクトフォームからお待ちしております。
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