意外と難しい、マイナスイオン癒され滝行 ぐっちーさんと話そう<48>

滝大好き盆栽フクロウ illustration by Ukyo SAITO ©斎藤雨梟

Twitterでお話しました

こんにちは。今週もよろしくお願いします!

みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。

今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「滝〜東洋のナイアガラにおけるマイナスイオンの効果について」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。

先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。

ぐっちーさん、よろしくお願いします

マイナスイオンはほどほどに

今回のお題「滝」は、「妄想旅ラジオ」パーソナリティのお一人であるポチ子さんのリクエスト。滝愛にあふれたコメントくるかな〜と楽しみに待っていたら、ポチ子さん登場!

マイナスイオンは多すぎると怖い? ダムの中に砂糖をひとかけ入れたくらいのマイナスイオンではあってもなくても同じでは、とぐっちーさんは書かれてましたが、砂糖の適正量とマイナスイオンの適正量が桁で違うということもあり得ますからね。

ポチ子 VS. ぐっちー バトル勃発か!?

ポチ子さんの勝ちか!?

いえいえバトルじゃないですよ。ポチ子さんのマイナスイオントークで平和、平和。

細かい水の粒は涼しくて気持ちが良いですが、それも量の問題、限度があるんでしょうか。ゴゴゴゴ〜 と轟くような滝では不快なの?

大きい滝は水の粒も大きい説!

あまり大きい滝は

  • 水の粒が多すぎてマイナスイオンが多すぎるので癒されない
  • 水の粒が大きいのでプラスイオンが多いため癒されない

というふたつの説が浮上しました。

そもそもマイナスイオンで癒されるのかも謎なので砂上の楼閣の上の砂場で砂遊び、みたいですが……砂遊び楽しいのでもうちょっとやりたい!

癒しは水滴の大きさか、それとも気温か

水の粒の大きさが何で決まるのか、気になってしまいました。
水の粒が他のものと繰り返しぶつかることで細かくなるイメージ、ありませんか?
それが正しいならば、障害物のあるエリアでのある程度の距離(滞空時間)がないと十分細かくならず、滝の横幅よりは高低差が大切そうに思えるのですが、真相はいかに。細かい粒といえば、霧ってどうやって発生するんだっけな……あと、「ミストサウナ」ってどうやって細かい粒出してるんだろ?

やっぱり大きい滝は粒も大きい?

季節は納得です。真冬の滝は、水の粒がきめ細かくても寒いだけでしょう。修行向けです。と、思っていると、何と!

したんですか滝行! じゃなくて、行ったんですか、真冬の滝に。凍っていてはマイナスイオン感度がいかに高くても感じ取るのは難しいというもの。氷の粒はマイナスに帯電するのかプラスに帯電するのかはわかりませんが、とにかく「癒し」と「気温」に非常に強い相関があるのは間違いない(結論)。

トリフィドさんからも面白い考察が寄せられました。

なるほど。水質の違う水滴が二種あっておかしくなさそうですし、上から来るか下から来るかでも感じ方が違いそう。私のイメージしていた「小さな粒」が「吹き流されて霧化」した水だということも判明。

フムフム、滝は跳ね返りの水が多いのですね。

私はマイナスイオンというと、もっと細かい「霧化」したやつが負に帯電するかと思ってましたが、帯電の元はモノ同士がこすれ合って電子をやり取りすることだと思うと、跳ね返りの小さな粒はマイナスイオン化してそうですね。

そうですよね。もはやマイナスイオンはさておくとして、滝の涼しさ、心地よさの主因はどっちの水分なのでしょうか。考えていたら、どんどんリアル滝を見たくなってきました。

大きい滝は粒が大きいのか、大きいとしたら落下粒が大きいのか、跳ね返り粒が大きいのか、これは大きい滝と小さい滝、両方行って調べねばなりますまい。両方一度に行くのは難しいので、よく覚えておいて検証したいものです。私が行ってみたい滝は、葛飾北斎の「諸国滝廻りり」に描かれている「木曽路ノ奥阿弥陀ヶ滝」これです。

うーん、「大きい滝」の部類なのかどうなのか、マイナスイオン出てるのか、はわかりませんが、かっこいいですね。

ポチ子さん、トリフィドさん、どうもありがとうございます!

もうひとつ、私のおすすめ滝として誰でも見学できるホテル椿山荘の庭園の滝を挙げたのですが、ホテルの公式サイトにこんな文言が。↓

当面の間、安全のため、庭園を含む施設ご入館は、営業施設ご利用のお客様に限らせていただきます。あらかじめご了承くださいませ。

ホテルに宿泊したりレストランやティーラウンジを利用するのであれば庭園も見られるようですが、それでも混雑時には制限するように書いてありました。庭園を散策にお出かけ予定の方はお気をつけください。

ゴールデンウィークといえば、JR山手線の何十年ぶりかの新駅、駅名をめぐって大炎上した「高輪ゲートウェイ」駅ってもう稼働しているんですよね。GWがゲートウェイを意味することになってゴールデンウィークのイメージが下がるのがいちばんの影響では、などと思ってましたが、イメージじたいが薄いままひっそりと馴染んできているのでしょうか。

高輪ゲートウェイ計画については、こんなに真剣に考えた外野のヤジウマがかつていただろうか、というくらい真剣な与太話を書いているのでよかったら読んでください。

東京で今、話題沸騰(悪い意味で)の山手線新駅「高輪ゲートウェイ」。早くも黒歴史の色合いを帯びたこの駅名が浮かばれる方法を考えてみました。

ゴールデンウィーク、ゲートウェイに行こうかな(嘘)。

さて最後に今回の絵について。今週は滝行ならぬ滝を描く修行(練習)をしました。滝壺に宝石のような美しい石。バブル期のシティホテルのロビーみたい(偏見)ですがそれはさておき、滝壺の石に止まっているのは、私がここしばらく取り憑かれて描いている「盆栽フクロウ」というものです。以後お見知りおきを。盆栽フクロウは頭に盆栽を乗せた謎のフクロウ。こちらのフクロウはメンフクロウというフクロウで、頭に乗っているのは睡蓮木の盆栽です。「睡蓮木」なんて和風の名前がついていますが日本には比較的新しく入ってきた半耐寒性の南アフリカ原産の木。睡蓮に似た花が美しい木です。

こんなトートバッグも作ってみました(クリックするとアートグッズ販売サイト「society6」の販売ページに飛びます)。

持ち手長めがチャームポイント。肩かけできて動きやすく、滝行にもピッタリです(こちらの写真もクリックするとお店のページに行きます。膨大な数のデザインがあり、トートバッグ以外にもスマホケースなどたくさんグッズがあるのでよければのぞいてみてください)。

では今回はこれにて。

次回のエッセイのテーマは「ブンチョウ」です。妄想旅ラジオ第49回「ブンチョウ」も、まだの人も何度も聴いたよという人もぜひ、エッセイの予習がてら聴いてみてください! 次回もどうぞお楽しみに。

独自テーマ回のお題について、まだまだリクエスト募集しております。ぐっちーさんや斎藤雨梟のTwitter、ホテル暴風雨のコンタクトフォームなどから、ぜひお寄せください。

ご意見・ご感想・ぐっちーさんへのメッセージは、こちらのコンタクトフォームからお待ちしております。

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