怖いけど大好き! なヘビの話、チンアナゴの意外な素顔 ぐっちーさんと話そう<62>

白蛇 illustration by Ukyo SAITO ©斎藤雨梟

Twitterでお話しました

こんにちは。今週もよろしくお願いします!

みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。

今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「ヘビ〜神様に睨まれたヘビ」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。

先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。

ぐっちーさん、よろしくお願いします

ヘビ好き。ヘビありがたい。でも怖い。なぜ?

ふわゆさんからコメントいただきました。

あ、見たことあります! うちの宇宙一の美女(注:猫)はキュウリには無反応でしたが、そういう性格なのか、すでに恒例だったので何事にも不動の境地だったのかはわかりませんが。

それは置いといて。

ヘビ、人間を丸呑みするくらいですから、かなりのサイズまでの生物が丸呑みされてます。

「猫がキュウリに驚くのはヘビみたいだからかそうじゃないのか問題」再び。
不思議だなあ……霊長類は実際、相当にひどい目に合ってるんでしょう。

それはトラウマですね。

ヘビの歩き方(進み方というべきか)、面白いですよね。人間でいうと匍匐前進みたいな感じでしょうか。皮膚が痛くならないのかなあと心配になります。

神や鬼は匍匐前進しなさそうなのにね。神性を帯びて感じられるのはなぜなんでしょう。

うちに白蛇がいたら張り切ってヘビのお家とか作っちゃいそうです。いないかなあ。とか言ってるとひどい目にあわされるんだろうか。

ふわゆさん、どうもありがとうございます!

チンアナゴとミミズはどうだ?

ヘビ好き発言を繰り返す私ですが、リアルヘビと遭遇した経験はかなり少ないので、実際出てきたら怖いと思います。ヘビにはどこか特別な存在感がありますし。ぐっちーさんはどうなんでしょう、聞いてみました。

「頭さえ押さえれば」って知識があっても、実際にヘビの頭を押さえられる自信がないです……。

そうそう、ギルガメッシュの長い旅の成果がいきなり盗まれてギルガメッシュしょんぼり、というくだりがあって、笑うところじゃないんですが、神話的なおおらかな諦念という感じで面白いです。日本の神話もたいがいおおらかというかでたらめというか、とにかく面白いですが、ヘビは悪者です。

おお、チンアナゴの日!

この写真、私が大阪海遊館で撮影したものなんですが、すごくないでしょうか? 大人気の水族館のアイドル「チンアナゴ」の知られざる姿。

長いですよねえ〜。ミミズやセンチュウの長さもそうですが、ヘビと類似点のあるくねくねにょろにょろした動きにも、人は反応していそうです。

意外と難しいのかすぐわかるのか? チンアナゴ全身だったら、縮尺次第で意外と難しいのではないでしょうか。

これ、面白いです! 改めてリンクを掲載しますが、

「カエルの見る世界を知る」平成30年 静岡県立静岡農業高等学校 2年(発表時) 宮崎結衣さん の論文です

カエルに、ヘビに似た「鍵爪」という道具と、ヘビのおもちゃをそれぞれ静止させたり動かしたり近づけたり、あとはヘビの静止画や動画を見せたりする実験をしています。カエルには災難ですが、おかげでカエルの見る世界に一歩近づいています。

ヘビの写真に睨まれても怖いのですね。

チンアナゴは首だけだと「かわいい」ですが、ヘビは首だけでも怖さがありそうです。

人間の子供用のヘビのおもちゃはさすがにあえてかわいくしてますが、擬態はそれでは意味がないですから、対生物「ヘビらしさ」の抽出もそうとう精密なはず。

ちなみにヨナグニサンは世界最大級の蛾(写真参照)。このアメイジングな羽の模様にさらにヘビの細い舌が再現されたらと想像すると……

photo by Svdmolen

いや本当にヘビにしか見えない。ヨナグニサンすごい。

結論:長いと怖いしちょっと不気味。でもヘビの怖さを一段とグレードアップしているのは、頭部、かま首、舌などの形と動き。

トリフィドさん、ありがとうございます!

でもやっぱりヘビは長さが大事?

ホテル暴風雨風オーナーからのコメントです。

自著のアピールはじまった!

世界最大のヘビは全長10メートル近いらしいですが、しっぽの先のことまでちゃんと把握できるんでしょうか。

でもこのへび、もっともっと長いんですよ。

なかなかかわいいやつなのでよろしければご一読を。

こっちのへびもなかなかのもの!うさぎがいるけれどへびに食べられたりはしないのでご安心ください。

今回の絵ですが、デジタル絵の勉強を始めた頃の、けっこう前に描いたものです。当時日本スネークセンターというところに遊びに行き、「白蛇観音」の像を見た思い出から生まれた絵で、白蛇の精というか化身というかをイメージしています。スネークセンター行ってみたり、さてデジタルで描くぞって時にヘビ描いてみたり、やはり相当ヘビが好きなようです。

では今回はこれにて。

次回のテーマは「モグラ」です。妄想旅ラジオ第63回「モグラ」は、多摩動物公園の人気者「モグラ先輩」が妄想旅ラジオにゲスト出演!? というレア回です。必聴。

さてエッセイの方にはどんなモグラが出てくるのか、次回もどうぞお楽しみに。

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