Twitterでお話しました
みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。
今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「ヘビ〜神様に睨まれたヘビ」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。
先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。
ヘビ好き。ヘビありがたい。でも怖い。なぜ?
ふわゆさんからコメントいただきました。
私も、グッチーさんと同じく、見るのも触るのも大丈夫ですが。
突然ガサガサっと出てこられると、ビックリします😳
🐱猫の後ろに、そっとキュウリを置くと、気付いた時に物凄いジャンプでびっくりする😁動画が流行りましたが。
生き物にとって、長いものは恐怖心があるのでしょうか?— ふわゆ (@100kero1) November 10, 2022
あ、見たことあります! うちの宇宙一の美女(注:猫)はキュウリには無反応でしたが、そういう性格なのか、すでに恒例だったので何事にも不動の境地だったのかはわかりませんが。
それは置いといて。
霊長類だけではなく鳥類も怖がるのである程度の大きさの生き物にとって共通の敵なのかも?
— ぐっちー (@mousou_guccy) November 10, 2022
ヘビ、人間を丸呑みするくらいですから、かなりのサイズまでの生物が丸呑みされてます。
私もヘビ好きですが実物が出現するとものすごく驚きます。前に博物館の展示の説明で、ネコ科生物はヘビ平気で(ヘビ毒にもおおむね強いという話でした)、霊長類全般がヘビを怖がると知りました。霊長類はよっぽどひどい目に遭ってきたのか!? (丸呑みされるとか😱)
— SAITO Ukyo@文フリ東京【え‐40】11/20 (@ukyo_an) November 10, 2022
「猫がキュウリに驚くのはヘビみたいだからかそうじゃないのか問題」再び。
不思議だなあ……霊長類は実際、相当にひどい目に合ってるんでしょう。
木の上で寝ていたら急に襲われた仲間を見てきたから?
— ぐっちー (@mousou_guccy) November 10, 2022
それはトラウマですね。
霊長類・鳥類など、地上の敵から逃れる為に樹上に上がったものの、どこへでも登れるヘビが襲ってきたのでしょうか。🌳
田舎の親戚の家の屋根裏や、エアコンの中に白蛇が居た事がありました。家人は、神様の使いと喜んでましたが…手足が無いのにどこにでも入り込める、どんな構造?— ふわゆ (@100kero1) November 11, 2022
ヘビの歩き方(進み方というべきか)、面白いですよね。人間でいうと匍匐前進みたいな感じでしょうか。皮膚が痛くならないのかなあと心配になります。
神出鬼没ですね
— ぐっちー (@mousou_guccy) November 11, 2022
神や鬼は匍匐前進しなさそうなのにね。神性を帯びて感じられるのはなぜなんでしょう。
えっ白蛇いたんですか? (ここでうらやましい、と思ってしまうあたりがヘビに対して油断しているのかも😅)
鳥類は、ヘビに丸呑みされたり卵取られたりけっこう恨みがありそうです。一方で「ヘビクイワシ」というツワモノもいますね❗️— SAITO Ukyo@文フリ東京【え‐40】11/20 (@ukyo_an) November 11, 2022
うちに白蛇がいたら張り切ってヘビのお家とか作っちゃいそうです。いないかなあ。とか言ってるとひどい目にあわされるんだろうか。
ふわゆさん、どうもありがとうございます!
チンアナゴとミミズはどうだ?
ヘビ好き発言を繰り返す私ですが、リアルヘビと遭遇した経験はかなり少ないので、実際出てきたら怖いと思います。ヘビにはどこか特別な存在感がありますし。ぐっちーさんはどうなんでしょう、聞いてみました。
ぐっちーさん @mousou_guccy は首に巻くのもやぶさかでないくらいヘビと親しいですが、ヘビの存在に他にない「特別さ」って感じますか? 私はヘビ好きですが、「大きい」とか「攻撃力強そう」とか以前の根源的恐怖はやっぱり感じます。色んな宗教・文化で嫌われたり、逆に信仰されるのもわかります。
— SAITO Ukyo@文フリ東京【え‐40】11/20 (@ukyo_an) November 9, 2022
ヘビは頭さえ押さえればなんとかなるという知識あるいは理性で恐怖心を抑えていますが、本能的には恐ろしいと感じている気がします
足がないだけなら大きなミミズと一緒かもしれませんが、牙には注意が必要です
ヘビの写真を見せる実験で、ヘビの代わりにミミズだったらどんな反応か気になります— ぐっちー (@mousou_guccy) November 9, 2022
「頭さえ押さえれば」って知識があっても、実際にヘビの頭を押さえられる自信がないです……。
やはり咄嗟に異様なものとして察知するような。ヘビが悪者なのは聖書だけでなく、「ギルガメッシュ叙事詩」でも、せっかく手に入れた不老不死の薬草をヘビに取られるというくだりがあると知った時にはちょとと面白かったです。草を取られるって……😁ヤマタノオロチもヘビですかね🐍
— SAITO Ukyo@文フリ東京【え‐40】11/20 (@ukyo_an) November 10, 2022
そうそう、ギルガメッシュの長い旅の成果がいきなり盗まれてギルガメッシュしょんぼり、というくだりがあって、笑うところじゃないんですが、神話的なおおらかな諦念という感じで面白いです。日本の神話もたいがいおおらかというかでたらめというか、とにかく面白いですが、ヘビは悪者です。
双頭のヘビはたまにニュースになってますね。3以上もあるうるのか…
長モノでもチンアナゴだと可愛いと思ってしまうのは
・全長が見えない
・赤ちゃん顔
のどちらの要素が強く働いているのか、調べてみたいです明日、チンアナゴの日ですね_1111_
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) November 10, 2022
おお、チンアナゴの日!
リアルにヤマタノオロチいるかもしれない!?(考えてもみなかったです!)
ほんとうだ、明日チンアナゴの日ですね😆
チンアナゴの全長このあいだ初めて見ました(画像参照。中央のが全身出てる子)。正直、随分印象変わるよなあと思いました😲顔はよく見えませんね。長い=怖い なんですかね?? pic.twitter.com/Mn8lcfSVNH— SAITO Ukyo@文フリ東京【え‐40】11/20 (@ukyo_an) November 10, 2022
この写真、私が大阪海遊館で撮影したものなんですが、すごくないでしょうか? 大人気の水族館のアイドル「チンアナゴ」の知られざる姿。
長っ! 期待の2倍くらい長いですね
スケールダウン(ミミズやセンチュウ)すると恐怖は消えても生理的な嫌悪感は残るので、この縦横比の生物に反応するモジュールがあるんだと思います
←チンアナゴ ニシキアナゴ→ pic.twitter.com/sKo908jeBx
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) November 10, 2022
長いですよねえ〜。ミミズやセンチュウの長さもそうですが、ヘビと類似点のあるくねくねにょろにょろした動きにも、人は反応していそうです。
ヘビの中からチンアナゴの写真を探す実験をやってみたいですね
— ぐっちー (@mousou_guccy) November 10, 2022
意外と難しいのかすぐわかるのか? チンアナゴ全身だったら、縮尺次第で意外と難しいのではないでしょうか。
やってみたいです
生まれてから一度もヘビを見たことのないカエルに、ヘビの静止画や動画をみせた、高校生の実験レポートがあり、面白かったです
写真見せただけで呼吸が乱れる…🐸💨https://t.co/QalT9hrYg7— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) November 10, 2022
これ、面白いです! 改めてリンクを掲載しますが、
「カエルの見る世界を知る」平成30年 静岡県立静岡農業高等学校 2年(発表時) 宮崎結衣さん の論文です
カエルに、ヘビに似た「鍵爪」という道具と、ヘビのおもちゃをそれぞれ静止させたり動かしたり近づけたり、あとはヘビの静止画や動画を見せたりする実験をしています。カエルには災難ですが、おかげでカエルの見る世界に一歩近づいています。
ヘビに睨まれたカエル
— ぐっちー (@mousou_guccy) November 11, 2022
ヘビの写真に睨まれても怖いのですね。
動かないヘビのおもちゃより鍵爪を近くで動かす方が反応する、というのも面白い❗️ 本で読んだ鍵爪とヘビのおもちゃを比較しようという着想がなんかいいですね。使用したヘビのおもちゃの写真も見てみたいですがかわいくデフォルメされたやつなのか? ヘビらしさがどこに宿るかに迫る実験ですね
— SAITO Ukyo@文フリ東京【え‐40】11/20 (@ukyo_an) November 11, 2022
イモムシや蛾(翅の模様)で、ヘビの擬態っぽいのは、ヘビの頭部とその少し先までで機能してるから、長さよりも、かま首までの「らしさ」が大事なのかなと思います
— トリフィド【いさましいちびの博物愛好家】 (@tri_triffid) November 11, 2022
チンアナゴは首だけだと「かわいい」ですが、ヘビは首だけでも怖さがありそうです。
ヘビのデフォルメされたキャラクターをデザインするとき、他人にヘビと認識してもらうために必要な要素を考えると頭部と舌でしょうか
ヘビをヘビたらしめている要素の一つが擬態に繋がっているのでしょうね— ぐっちー (@mousou_guccy) November 11, 2022
人間の子供用のヘビのおもちゃはさすがにあえてかわいくしてますが、擬態はそれでは意味がないですから、対生物「ヘビらしさ」の抽出もそうとう精密なはず。
擬態は自然界のデフォルメですね。ヨナグニサンの羽の模様なんか超ヘビですが、カラーリングとあの曲線でしょうか。さらに舌があったらかなりすごいことになりそう……
— SAITO Ukyo@文フリ東京【え‐40】11/20 (@ukyo_an) November 12, 2022
ちなみにヨナグニサンは世界最大級の蛾(写真参照)。このアメイジングな羽の模様にさらにヘビの細い舌が再現されたらと想像すると……
photo by Svdmolen
いや本当にヘビにしか見えない。ヨナグニサンすごい。
結論:長いと怖いしちょっと不気味。でもヘビの怖さを一段とグレードアップしているのは、頭部、かま首、舌などの形と動き。
トリフィドさん、ありがとうございます!
でもやっぱりヘビは長さが大事?
ホテル暴風雨風オーナーからのコメントです。
ぼくももちろんへびは好きです。
こんな長いへびもいますよ。
「頭を見た男の子が、しっぽを見るときはおじいさん」
長過ぎて全身を描くことは不可能です。https://t.co/InBmheAWmw pic.twitter.com/B4ramR8O8i— 風木一人@文フリ東京【え‐40】11/20 (@Kazeki_Kazuhito) November 11, 2022
自著のアピールはじまった!
大きくなると離れてしまう存在は確かにありますね
でも、もっともっと大きくなって地球を一周すればまた会えますね— ぐっちー (@mousou_guccy) November 11, 2022
世界最大のヘビは全長10メートル近いらしいですが、しっぽの先のことまでちゃんと把握できるんでしょうか。
なかなかかわいいやつなのでよろしければご一読を。
こっちのへびもなかなかのもの!うさぎがいるけれどへびに食べられたりはしないのでご安心ください。
今回の絵ですが、デジタル絵の勉強を始めた頃の、けっこう前に描いたものです。当時日本スネークセンターというところに遊びに行き、「白蛇観音」の像を見た思い出から生まれた絵で、白蛇の精というか化身というかをイメージしています。スネークセンター行ってみたり、さてデジタルで描くぞって時にヘビ描いてみたり、やはり相当ヘビが好きなようです。
では今回はこれにて。
次回のテーマは「モグラ」です。妄想旅ラジオ第63回「モグラ」は、多摩動物公園の人気者「モグラ先輩」が妄想旅ラジオにゲスト出演!? というレア回です。必聴。
さてエッセイの方にはどんなモグラが出てくるのか、次回もどうぞお楽しみに。
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