メタルディテクティングで歴史を感じ、蛍の光でアイロンを回想 ぐっちーさんと話そう<66>

思い出のモノポリー illustration by Ukyo SAITO ©斎藤雨梟

Twitterでお話しました

こんにちは。今週もよろしくお願いします!

みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。

今回も、ポッドキャスター・ぐっちーさんのエッセイ「ぐっちー家族旅2〜埋蔵金と夫婦喧嘩のイギリス湖水地方」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、お伝えいたします。

先週のぐっちーさんのエッセイをお読みいただくとより楽しめる内容です。

ぐっちーさん、よろしくお願いします

ダウンジングではなくダウジング

ホテル暴風雨風オーナーから質問です。

とても気になるメタルディテクティング、やってみたいメタルディテクティング。どんな道具を使うんでしょう?

何これ便利。欲しい。

あ、それそれ! その怪しい道具も使ってみたいんですよ。

あの怪しい棒、「あっちの方角だ」と、けっこう遠くの方を探知できそうなイメージです。

棒もL字型の棒を2本使うタイプとY字型の棒を使うタイプがあります。

そして、重要情報。これまでずっと「ダウンジング」だと思っていたのですが、どうも正しくは「ダウジング」のようです。英語でのスペルはdowsing.

どうしてそう思っていたのかわからないのですが、もしはっきり理由があるならば、同じように「ダウンジング」と思っている人がたくさんいるのではないでしょうか? いませんか〜そういう人。

何十人も棒持った人が出てきたら面白いけれどちょっと怖い。

風オーナー、ありがとうございます!

ポッターではなくポター

シャルル大熊さんからも質問です。

湖水地方でウサギを見たらテンション上がること請け合いです。

小規模な町だけれど羊がいるところが素敵です。

発音って微妙なものですよね。私もぐっちーさんと同じで、むしろハリーも「ポター」が近いように思います。「ポ」の後に「ッ」が入って聞こえるかどうかは、「ター」をどれくらい伸ばすかにも依存しますよね。

脱線しますが、教師を意味する”teacher” の発音は、敢えてカタカナにするなら「ティーチャー」だと思っていたのですが、イギリスの方はけっこう「ティーーチャ」って言ってる気がします。最近の発見。

シャルル大熊さん、ありがとうございます!

別れではなく再会

続いて、ゆこぽんさんからの質問です。

えっ、あれから5年? と思ったそばから、「だから2017年末から2018年始の旅行って言ってるじゃん」と自分で突っ込んでしまいました。5年。

各国の言語で大合唱という場面って感動的です。日本以外の国でも歌われているんでしょう。それより元々どんな歌なんでしょうか。

どうしても別れの歌のイメージが離れません。

飲もう〜って歌!? そうだったのか!

とはいえ、飲み会お開きソングにはあまり使わないですし、やはり元歌とは共通項が少ない?

日本では「蛍の光や窓の雪で文を読んだ」という勉強ソングでもあるわけですが、そういうイメージはあまりないような。

よくよく味わってみると「蛍の光」、別れの歌のイメージとはいえ「寂しい」というより「懐かしい」曲調ではないでしょうか。懐かしさやノスタルジーに別れの匂いを感じるのが日本的なセンスなのでしょうか。

ゆこぽんさん、どうもありがとうございます!

アイロンではなく猫

さて、マイクさん流「モノポリー」に鍛えられて帰ってきたぐっちーさんのお子さんたち。その後、モノポリーとの距離感はどんなふうに落ち着いたのか、気になっていました。

皆さんもこれ、知りたいことでしょう。代表して聞いてみました。

おお、モノポリーとのご縁が続いた様子。

マイクさんの流儀がここに息づいています。

さて、モノポリー最近全然やってないなあ、と何気なく検索したところ、ものすごい情報を得てしまいました。

モノポリーといえば金属製のチャームみたいな駒がひとつの特徴です。ああいう双六的ゲームの駒は「同型色違い」が多いですが、モノポリーの場合駒は全部同色同素材ながらデザインが違うのです。そのデザインが、かなり頻繁に入れ替わっているという情報をネットで入手。

ぐっちーさんご一家の遊んでいるモノポリーはどんな駒なんでしょう。

そうなのです。「アイロン」だとか「帽子」だとか「船」だとかの駒があるのです。

「アイロン」「指貫」「大砲」などがなくなって、「猫」「あひる」「ティラノサウルス」「ペンギン」などが仲間入りしたとか。日本のユーザにおもね過ぎでは? と思いきや、世界中のモノポリー愛好家の投票で入れ替える駒が決まったそうです。

猫とアイロンとどっちが好きかと問われたら言うまでもなく猫なんですが、なぜアイロン? というセンス込みでのモノポリーと認識していたため、けっこう違和感があります。でもこの猫もアメリカンクラシックな雰囲気のデザインですし、やっぱり可愛いです。遊ぶ時に猫の取り合いになるのでは。

指貫というのも渋いですよね。引退してしまったみたいですが。世界のトレンドを反映して今後どんなデザインが仲間入りするのか、要注目です。

これが現代のモノポリー。日本の地名が出てきます。

さて今回のページトップの絵は「アイロン」です。昔のモノポリーには、こんな感じのアイロン型の駒があったのです。「蛍の光」でも歌ってノスタルジーに浸りながら、アイロンで遊んだモノポリーを思い出したいです。

では今回はこれにて。

次回のテーマは「サーバルキャット」。サーバルキャットといえば「けものフレンズ」のサーバルちゃん。妄想旅ラジオ第67回「サーバルキャット」 のオープニングでは、「けものフレンズ」を見たことのないぐっちーさんが、やはり見たことのないポチ子さんとたまさんに「けものフレンズ」について解説します。実は私、それを聞いてそれまで興味のなかった「けものフレンズ」(アニメ版一作目)を見てみたところ、面白くて好きになりました。思い出の回です。エッセイの予習がてらぜひ。次回のエッセイもどうぞお楽しみに!

ご意見・ご感想・ぐっちーさんへのメッセージは、こちらのコンタクトフォームからお待ちしております。

ホテル暴風雨にはたくさんの連載があります。小説・エッセイ・詩・映画評など。ぜひ一度ご覧ください。<連載のご案内>