高円寺のギャラリーたまごの工房で『もういちわ とんでいく』絵本原画展

ずっとやりたかった絵本原画展をついに開催!

絵本『もういちわ とんでいく』の原画展を高円寺で開催します。
文学フリマなどのイベントには積極的に参加していますが、自分で企画するのは「ホテル暴風雨展3」以来4年ぶりです。

『もういちわ とんでいく』絵本原画展
開催期間:2024年12月18日(水)~22日(日)
開廊時間:12:00~19:00(最終日17:00まで)
「ギャラリーたまごの工房」
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-60-6
JR高円寺駅南口から徒歩4分

『もういちわ とんでいく』は、ぼくのデビュー作『とんでいく』(絵・岡崎立 福音館書店こどものとも2000年11月号)の絵描きさんが交代してのリメイクです。
ただのリメイクではなく、同じアイデアを用いて違うストーリーを書きました。

2020年の初めから高橋祐次さんと制作をすすめ、7月に完成しました。ちょうどコロナ禍とぶつかってしまったため、対面しての打ち合わせは初回のみ、あとは文のやりとりも絵のやりとりもリモートで行いました。
だからぼくもこの絵本の原画を見ていないのです(ホテル暴風雨展3で展示された2枚を除く)。
高橋さんと「いつかやりたいですね」と話していた原画展がようやく実現しました!

高橋祐次さんの原画全点を展示します。高橋さんの浮遊感ただよう絵で、どこまでも続く空の旅をお楽しみいただければとても嬉しいです。

もういちわとんでいく絵本原画展 高円寺たまごの工房

最初の緊急事態宣言のころ、ステイホームでも心はどこまでも自由なのだと思いながら作った絵本

ミュージシャン黒沢秀樹さんとのコラボレーション

『もういちわ とんでいく』は限定500部を制作しました。刊行から4年たち在庫は少なくなっています。この度の原画展がお求めいただける最後の機会になると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

高橋さんの新作小品も展示販売いたします。
高橋さん、ぼく、それぞれが手がけた絵本も販売いたします。
ぼくは絵本作家24年目となり、初期の作品の中には絶版や品切れ状態のものが増えてきたので、そのような入手困難な絵本も数点販売しようと思っています。

ご存じの方はご存じのとおり、『もういちわ とんでいく』はミュージシャン黒沢秀樹さん(L⇔R)とのコラボ作品でもあります。

黒沢秀樹さんには2020年から2023年にホテル暴風雨で育児エッセイ「だいじょうぶ、父さんも生まれたて」を連載していただきました(現在『できれば楽しく育てたい』シリーズとして刊行中)。

「同じタイトルで黒沢さんが曲を、ぼくが絵本を作り、イベントで同時に発表する」という楽しすぎる計画が『もういちわ とんでいく』を作り始めたきっかけだったのです。

実際にはこれもコロナの大波を受け、スケジュールが大幅に狂ってしまったのですが、黒沢さんは2020年11月にシングル「とんでいく」をみごと完成されています。
「とんでいく」黒沢秀樹

お待ちしております!

高橋祐次さんもぼくもだいたい在廊しています。どちらかがいない日時はSNSでご報告するので、いらっしゃる前にご確認いただければ幸いです。
高橋祐次:X(Twitter)
風木一人:X(Twitter)

おまけで、ぼくが最初に作ったダミー(絵本の試作品)も会場に置きます。ぼくは文章の作家ですが、画家や編集者にイメージを伝えるために、ラフやダミーを作ることもあります。
つたないものですが、絵本の制作がこんなところから始まるのかと感じていただければ嬉しいです。

あ……。

とおくへ とんでいく

わきめもふらず とんでいく

どうぞよろしくお願いいたします!

(by 風木一人)


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