老化と介護と神経科学7 私の「認知症」体験(1)松屋の券売機の前で凍りついたこと
身近な人の、例えば自分の親の認知機能が落ちてきて、生活に支障が出るようになると、何かといらいらすることが多いものである。 「さっき言っ...
身近な人の、例えば自分の親の認知機能が落ちてきて、生活に支障が出るようになると、何かといらいらすることが多いものである。 「さっき言っ...
前にも書いたが、私は「認知症」という言葉があまり好きではない。もちろん、医学的に診断し、原因がわかるものについて治療をすることは大切だ。しか...
物忘れが多くなり、無気力になってきた父を私は首尾よく説得し、医者に連れて行った。 抗認知症薬アリセプトの内服が始まり、父は快活さを取り戻し...
父の物忘れが目立ち出したのは、十数年前のことだ。 物をなくしたり、色々な支払いを忘れたり、母と二人暮らしのため、少しずつ生活に支障が出始め...
前々回私は、「神経科学の視点から見ると、老化というのはなかなか面白いものである」と書いた。こういう、深刻な問題を突き放して見る視点は、科学者...
父の物忘れが目立ち始めたのは10年くらい前だったか。その時の話はまたいずれ書こうと思うが、5年ほど前に、母が手術を受けなければならなくなった...
老人ホームの母の居室を出たのは、日が暮れ始めた時刻だった。 雨が降っているから見送らなくていいと私は言ったのだが、母は「玄関まで送る」と言...
数年前にどこかの県知事が「女子高校生にサイン・コサインを教えて何になる」と言う意味の発言をして顰蹙を買ったことがある。 この知事は男性だか...
定公(魯の国王)が質問された。「君主が臣下を使い、臣下が主君に仕えるとき、どのようにすべきか」。 孔子はこうお答えした。「君主は臣下に対し礼を尽くし、臣下は君主に対して忠実であることです。」
斉の王様、景公が、政治のあり方について孔子に質問された。孔子はこう答えた。「主君は主君であり、家臣は家臣であります。それは、父が父であり、子が子であるのと同様です。」