昭和テイストなアナログプレゼントに心なごむ日
以前「ファイヘルスプレゼント」でスープをもらった記事を書いたが、今度は「はくばくポイントキャンペーン」でオリジナル QUOカードをゲットした。
白黒のバクのキャラがかわいい♪ 名前は書いていないが多分「バクちゃん」か「はくばくちゃん」であろうと推測する。はくばくは穀物の会社だから「ばく」は本当は「麦」なんだろうけれどキャラは動物のバク(笑)。
このプレゼントをもらうのはけっこう長い道のりだった。
はくばくのお米に混ぜて炊く雑穀のシリーズを好んで買っているが、6回分入りの袋に「はくばくポイント1点」がついていて、25点貯めると「もれなく」このバクちゃんのクオカード(500円分)が1枚もらえる。
毎日雑穀入りご飯を炊いたとして150日かかる計算だ。うちは毎日はごはんを炊かないし、雑穀ごはんにしないこともあるから、25点貯まるには明らかに1年以上かかった。2年近くかかったかもしれない。それだけに達成感がある。バクちゃん、来てくれてありがとう。
応募は昔ながらというかなんというか、パッケージから切り取った小さなはくばくポイントを公式サイトでダウンロードした応募用台紙(ここは昔ながらでない)に、25枚ちまちま貼りつけて、折って糊付けして封筒を作り、切手をぺたりと貼って投函する。
こういう昭和テイストなプレゼントはずいぶん少なくなったし、きっと今になくなってしまうんだろう。
はくばくも公式サイトを見ると実施しているプレゼントキャンペーンの多くは、Twitterのフォロー&リツイートとか、LINEでお友達になってアンケートに答えるとかに移行している。まあその方が応募する方も募集する方も楽には違いない。
郵送する切手代だってバカにならない。定形郵便料金84円がかかる。このコストは日本郵便の利益になるだけで応募者にとってもはくばくにとってももったいない出費である。
出費といえば、ええっ!と思ったのはこれ。
「※事故防止のため、簡易書留などのご利用をおすすめしております」
いやあ、普通郵便料金84円に簡易書留料金320円を足すと404円ですよ? 500円のクオカードプレゼントに応募郵送代404円はどうかと思う。クオカードを使用するつもりなどない、バクちゃんの大ファンなのだ、という人以外は簡易書留は使わないのではないか。
はくばくのお米に混ぜて炊く雑穀は手軽に使えてとても美味しい。「雑穀のある暮らし:赤いブレンド」「雑穀のある暮らし:黄色いブレンド」が気に入っていたが、近所のスーパーからなくなってしまったので、その後はもっぱら「おいしさ味わう十六穀ごはん」を食べている。これは大きな豆がごろっと入っているのが魅力だ。
なぜだろう、ぼくのお気に入り商品がなくなってしまうことはよくある。この種類の商品の中ではいちばん、と思って食べていたのに、類似商品は残って、それだけなくなったりする。「雑穀のある暮らしシリーズ」は近所の店からなくなっただけだが、この世からなくなってしまったお気に入り商品も思い出せばきりがないほどある。じつに嘆かわしい。ぼくの好みは世間の多くの人の好みとズレているのだろうか?
(by 風木一人)