なにわぶし論語論 第76回「仕えざれば義無し」
子路が孔子に随行していて一人遅れたことがあった。歩いているうちに一人の老人が杖をついてかごを背負っているのに出会った。子路がその老人に「先生をご覧になりましたか」と尋ねた。老人は答えた。「体を動かして労働もせず、種まきもしないような奴を誰が「先生」などと呼ぶのじゃ」。そして杖をつきながら草取りを続けた。
子路が孔子に随行していて一人遅れたことがあった。歩いているうちに一人の老人が杖をついてかごを背負っているのに出会った。子路がその老人に「先生をご覧になりましたか」と尋ねた。老人は答えた。「体を動かして労働もせず、種まきもしないような奴を誰が「先生」などと呼ぶのじゃ」。そして杖をつきながら草取りを続けた。
子曰く、唯(ただ)女子と小人とは養い難しと為(な)す。これを近づくれば則(すなわ)ち不遜なり。これを遠ざくれば則ち怨む。 (陽貨 ...
ご存知の方もいらっしゃるだろうが、この「電車 居眠り 夢うつつ」は月イチ連載。残りの3週は、「なにわぶし論語論」と題して、論語の中の気に入っ...
子貢曰く、君子も亦(また)悪(にく)むこと有るか、と。子曰く、悪むこと有り。人の悪を称するものを悪む。下流に居りて、上を訕(そし)る者を悪む...
孔子が言った。「由よ、君は六つの(徳を表す)言葉と、その六つの弊害について聞いたことがあるか」。 (子路は)答えて言った。「まだでございます」。 「座りなさい。君に教えてあげよう。仁(仁愛)を好むだけでそれを適用する方法を学ばないと、その弊害は愚(愚かさ)。
仏肸召す。子 往かんと欲す。子路曰く、昔者、由也諸を夫子に聞けり。曰く、親から其の身に於いて不善を為す者には君子は入らず、と。仏肸、...
私は20代の頃、自分を社交的な人間だと思っていた。この話を家人にしたら、「どうしてそんなことを思ったの?」と呆れられるのだが、当時の...
子曰く、與に言うべくして與に言わざれば、人を失う。與に言うべからずして與に言えば、言を失う。知者は人を失わず、亦言を失わず。 (衛...
公伯寮 子路を季孫に愬(うった)う。子服景伯以って告ぐ。曰く、夫子固より惑志有り。公伯寮に於けるや、吾が力、猶よく諸を市朝に肆(さら...
子曰く、我を知る莫きか、と。子貢曰く、何為れぞ其れ子を知る莫し、と。子曰く、天を 怨みず、人を尤めず、下学して上達す。我を知る者は、其れ天...