レバノン人とパレスチナ人の対立を描く映画「判決、ふたつの希望」
レバノン映画の秀作「判決、ふたつの希望」を見た。 この作品はレバノン人とパレスチナ人との対立とその微かな希望をテーマとして、ハリウッド的エ...
スケール大きなカンニングを描くタイ映画の快作「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」
期待を上回る、高校生のカンニングを描くタイ映画の登場だ。カンニングと言っても古典的なちゃちなものではない。スケールが大きく、「集団カンニング...
胸熱くなる韓国映画の傑作「1987、ある闘いの真実」
韓国の民主化を描いた素晴らしい韓国映画を見た。映画としてよく出来ているなあと感嘆の念を覚えながら見続け、最後に至るや、その圧倒的なラストシー...
新鋭松居大悟監督の「君が君で君だ」と「アイスと雨音」
８月下旬開催の第43回湯布院映画祭で上映され、観客から絶賛と否定の大きな声が上がり、監督を交えてのシンポジウムが一番盛り上がったのは新鋭松居...
認知症高齢者を描く映画「愛、アムール」「八重子のハミング」「ロング、ロングバケーション」
ここ数年いろいろな国で認知症高齢者を描く映画が製作されている。 現実にこういう高齢の方が増え、様々な問題が生まれているのだから、当然映画も...
酷暑の夏のお勧め映画「ミッション：インポッシブル/フォールアウト」と「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」
酷暑の夏である。暑さを克服できる映画がないかと考えたが、どうも思いつかない。この暑さだと映画館へ出向いていくのも一苦労だ。 しかし、キンキ...
被爆者の声をうけつぐ映画祭2018での吉永小百合トークと「愛と死の記録」など
去る７月、東京都練馬区にある武蔵大学で「被爆者の声をうけつぐ映画祭2018」が開催され、吉永小百合さんのトークを聞くことが出来た。この映画祭...
ネタバレあり注意★邦画の大快作２本！「パンク侍、切られて候」と「カメラを止めるな！」
今年は日本映画になかなか面白い作品が相次いで登場する。今回は最近見て心底ぶっ飛んだ邦画の２本の大快作を紹介したい。 一本はベテラン監督が大...
傑作舞台の映画化「焼肉ドラゴン」
「焼肉ドラゴン」という傑作舞台をご存じだろうか。 2008年に鄭義信（チョン・ウイシン）が戯曲を書き演出して高い評価を受けた作品だ。私自身...
リチャード・リンクレーターの秀作「３０年後の同窓会」
今年も半分経過したが、邦画洋画共に素敵な新作が次々に上映され、映画ファンには真に嬉しい限りだ。最近、また、マイベスト級のアメリカ映画に出逢っ...