第95話 ギリギリ

先日、吉ちゃんの都立高校受験料の振り込み用紙が配られました。

ギリギリは良くないと思い、郵便局に用事があったついでに余裕を持って支払いました。

その翌朝、吉ちゃんからこんなことを言われ…

早めに中学校に提出して確認してもらうシステムだったようです。

結局ギリギリでした。

私立高校の願書はその週末、レターパックで送れば間に合うと思いつつ、ギリギリは良くないと思い木曜日の夜に準備をしました。

すると…

郵便局の空いている平日は、翌日の金曜日しか残されておらず、金曜日はバイトがあるので朝早く起きて郵便局に行かなければなりません。

翌朝、職場近くの郵便局で手続きを済ませました。

結局ギリギリでした。

少し時間が余ったので散歩しました。

吉ちゃんもギリギリセーフだと良いな…と思いながら歩きました。


*編集後記*

津川聡子作「やっとこ!サトコ なう」「第95話 ギリギリ」いかがでしたでしょうか。

受験は学生人生の一大事、受験生も大変、家族も大変……なものの、何でも余裕を持って準備できるわけもなく、案外いろんなことをギリギリで回しています。私も受験用の写真を提出前日に撮りに行ったら、「現像に2日かかる」と言われて1日でできるところを探したっけ……スマホはもちろん、デジカメも普及しておらず写真といえばフィルム、しかも街角の写真ボックスで撮れるポラロイド的なのは禁止、という変なルールのある時代でした。吉ちゃん、サトコさん、そして受験生と家族の皆さん、あと少し頑張れ〜!!

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