第215話 ボタンの話

最近、ボタンの整理をしました。

母も私も、服を捨てるときにボタンだけ取って箱に入れていたのですが、その箱にぎっしり詰まったボタンを、色別に分類したのです。

容器は製氷皿です。

ボタンひとつひとつを手にとってみると、色々な事を思い出しました。

友達が閉店するボタン屋さんからもらってきてくれた、たくさんのボタン……

二十代の頃、タコシェでバイトする時によく着ていたカーディガンのボタン……

貧乏暇ありの大学生だった頃、自分で適当に縫ってほとんど着なかった服のボタン……

中学の家庭科の授業で作った開襟シャツのボタン……

私が子供の頃、母がよく着ていたジャケットのボタンなどなど。

思い出せそうで思い出せなかったり、全く何も思わなかったりするボタンがほとんどでしたが、たまにこんな風に、ふわっと記憶が蘇るボタンがありました。

分類が済んだら、何か作りたくなり、先日、根本敬小売店(SUZURI店)で買ったTシャツに付けることにしました。

ちなみにこのTシャツのタイトルは『太陽に抱かれたい』で、私は同タイトルの曲がとても好きなのです。

このように、音符みたいにボタンを散りばめてみました。

普段着には気を使いそうな、勝負Tシャツになりました。

今度、根本敬さんのDJイベントに着て行こうと思います。

~おまけ画像~

はじめに注文した1枚は、サイズが大きくプリントが背中側なのも想定外だったので、吉ちゃんにあげたらとても気に入っているご様子です(^^)♪

(津川聡子 作)


*編集後記*   by ホテル暴風雨オーナー雨こと 斎藤雨梟

津川聡子作「やっとこ!サトコ なう」「第215話 ボタンの話」いかがでしたでしょうか。分類されたボタンの、多種多様なのに虹色のグラデーションとして調和しているさまにうっとり。美しいですね。そしてボタンを散りばめたTシャツ、いいなぁ。Tシャツというのは部屋着にも作業着にもなる着心地と機能性が良い一方、シンプルなだけにセンスを問われ、お気に入りはとっておきのよそ行き、愛着もひとしおです。こんなにボタンがついていたらなおさら! ボタンなしの吉ちゃんの背中プリントシャツもかっこいいね♪

真似してみたいけれど積もる時間はなかなか真似できないボタンコレクション、大人の嗜みですね。あなたにもそういうひそかなコレクション、ありますか?(私は、考えてみたけれどそんなに良いコレクションはないような……)

「やっとこ! サトコ なう」へのご感想・作者へのメッセージは、こちらからどしどしお待ちしております。次回もどうぞお楽しみに♪

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