もしも空がなかったら
鳥のつばさも役立たず
夏のさかりにパタパタと
うちわの代わりができるだけ
だって空がなかったから
むかしの鳥はトコトコと
歩いてエサをさがしては
もぐらの穴に落っこちた
いつか空の生まれた日
鳥ははじめて顔を上げ
ときめく胸にたえきれず
つばさを広げ飛び立った
いつも空がかがやけば
鳥のつばさは金色の
勇気と愛にいろどられ
定めのかべをも飛びこえる
ずっと空があるように
すべての鳥がいそいそと
祈りをこめて集い合う
今日が空の生まれた日
心しか泊まれないホテルへようこそ