馬大師の四句百非 1/5話 (出典:碧巌録第七十三則「馬大師四句百非」)
「「法」とは説いたり説かれたりするものではなく、示されたり得たりするものでもない」、と維摩経には書かれています。 だったらそんなもの、...
東西の古典を、きわめて平易な現代語に訳出する試みです。 意によって大幅に構成を改編し、読みやすくするために潤色を施しています。
「「法」とは説いたり説かれたりするものではなく、示されたり得たりするものでもない」、と維摩経には書かれています。 だったらそんなもの、...
このエピソードに関し、雪竇和尚は次のようなポエムを詠みました。 「気ままなジイサンには申し訳ないが、ここはひとつドーンとやってみようじ...
ここまでこれたならば、あらゆる制約や束縛から離れて神のごとき力を揮うことができるようになり、しかも本人はそれを凄いことだとか全く思わないとい...
風穴和尚は臨済和尚の弟子筋ですので、まわりくどいことは一切言わずに真実をズバリと指摘します。 で、さらにこう仰るのです。 「たと...
寺院を建立して一宗をうち立てるのは、「教祖」のお仕事です。 龍と蛇を区別するように物事にキッパリと白黒つけてまわるのは、「禅の達人」の...
雪竇和尚がポエムの引き合いに出した寒山子ですが、彼自身もポエマーであって、次のようなポエムを残しています。 おだやかに日々を送りたいという...
この話を受けて雪竇和尚は次のようなポエムをよみました。 飛び降りる? 飛び上がる? 本当のことを誰が知る? 曇っているからといっても太...
仰山和尚が師匠の潙山和尚と交わした会話です。 潙:「なあ、もし新参の僧がノコノコやってきたら、オマエならどうやって実力を測るかな?」 ...
新参の僧侶と仰山和尚との会話です。 仰:「オマエさん、どこから来たんじゃな?」 僧:「名山の誉れも高き廬山から来ました!」 ...
雪竇和尚は先に引用したポエムの「仮病など使って何やってんの!」と言っていますが、これは維摩のオッサンが主役を務める「維摩経」の冒頭部分で「世...