文京区立図書館で岡田千晶さん原画展

ホテル暴風雨にはBFUギャラリーがある。
これはたいへん素晴らしいことだ。
巨大なホテルの中で、ギャラリーは物理的には小さな空間に過ぎない。
しかしまさに画竜点睛、一つの小さな輝きが石を伝い空気を伝いホテル全体へと沁みわたってゆくのを、すべてのゲストが誰に言われずとも感じていることだろう。

今月の展覧会は岡田千晶さん個展である。
わたしはもう何度も立ち寄った。
そのたび心の底から喜びが湧き上がってくる。
絵を見るというのは、絵を通して画家の魂を感じることだ。

いいニュースを聞いた。
岡田千晶さんの絵が東京都文京区の図書館でも見られるらしい。

4月23日(土)から5月5日(木)まで、文京区立の小石川図書館、本駒込図書館、目白台図書館、湯島図書館、大塚公園みどりの図書室の5か所で、絵本『ぬいぐるみおとまりかい』の原画が数枚ずつ展示される。
「文京区立4館1室子ども読書の日記念合同イベント」

全部回れば絵本1冊分すべての原画が見られるという珍しい試みだ。
これを見逃す手はあるまい。

おまけのようなものだが、5月7日(土)にはホテル暴風雨のオーナー風木一人氏も講演などやるらしい。
ホテルの名誉のため、恥ずかしくないふるまいを祈るばかりである。

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